遊戯王ＯＣＧカード考察：《龍馬躓図（りゅうめつまづきのず）》ＥＸデッキ限定のスキルドレインみたいな奴！

今回紹介するのはWORLD PREMIERE PACK 2020よりこのカードです。

カード説明

wiki

汎用の永続魔法です。

薙刀を構えた武士が馬に乗って東洋龍に立ち向かう構図を描いたイラストです。

武士や東洋龍もそうですが海の表現やすやり霞など

海外出身のカードでありながらこれでもかと和風なイラストになっています。

カード名の由来は「竜馬の躓き」からでしょう。

優れた人物でも時には失敗するという意味の諺であり

「猿も木から落ちる」や「河童の川流れ」と似たような意味の諺です。

カード名から考えるとこの後この武士は馬と一緒に転んでしまうのかもしれません。

英語名は「Hollow Giants」となっており訳すなら「窪みの巨人」といった所でしょうか

巨人は偉大な人を意味する言葉でもある事から偉人が窪みに躓くと言いたいのでしょう。

ＥＸデッキから特殊召喚されたモンスターは効果無効

まず発動条件としてお互いの場にＥＸデッキから特殊召喚されたモンスターが存在する場合に

発動が可能です。

儀式召喚やアドバンス召喚が中心の相手でもない限りは条件を満たすのは難しくないでしょう。

①の効果はこのカードが存在している間、

ＥＸデッキから特殊召喚されたモンスター効果を無効にするというものです。

ＥＸデッキから特殊召喚されたカード限定のスキル・ドレインといった感じの効果であり

スターダスト・ドラゴンのようにフィールド以外で発動する効果以外は

多くのＥＸデッキのモンスター効果を封じる事が可能です。

発動条件的に自分のモンスターが無効にされる場合も多いですが

自分がスターダスト・ドラゴンのようなカードを用いる事でロックを回避する事ができます。

この手のＥＸデッキから特殊召喚されたモンスターに対する効果全般に言える事ですが

蘇生されたモンスターなどには通用しません。

②の効果はＥＸデッキから特殊召喚されたモンスター同士の戦闘で戦闘破壊が発生した場合に

このカードを墓地へ送りつつ破壊されたモンスターのコントローラーに１０００ダメージを与えます。

基本的には自壊デメリットと言うべき効果となっていますが

相手のライフが残り少ない場合にはこのバーンダメージが決定打になる場面もあるでしょう。

どうやってどかそうか

スキルドレインに比べるとＥＸデッキのモンスター効果しか封じる事ができませんが

逆に言えば自分もＥＸデッキ以外のモンスター効果は普通に使える為、

スキルドレインだと動き辛いというカードにも採用する選択肢が生まれます。

ＥＸデッキに依存するデッキにとっては充分にいやらしいロックとして機能するでしょう。

このカードが除去されてしまう危険性は常にありますが

除去手段をＥＸデッキのカードに依存している相手だとそれも辛くなるでしょう。

あとの問題は発動条件を満たした上でいかに②の自壊デメリットを回避するかです。

手っ取り早いのはなんらかの手段で自分のＥＸデッキのモンスターをどかしてしまう事です。

リンクリボーであればレベル１モンスター１体で場に出す事ができますし

攻撃宣言にチェーンして自身をリリースできるので戦闘破壊される心配がありません。

出すのは難しいですがコズミック・ブレイザー・ドラゴンを出す事が出来れば

このカードを守るのにも活用できるでしょう。