遊戯王カード考察：≪クロノダイバー・レトログラード≫無効にした上でエクシーズ素材にもする

今回紹介するのはIGNITION ASSAULT（イグニッション・アサルト）よりこのカードです。

カード説明

クロノダイバーのサポートとなるカウンター罠です。

クロノダイバー・ベゼルシップに乗り込んだリダンとリューズの２人を

パーペチュア博士が見守っています。

２人ともサムズアップをしており準備万端といった感じですね。

レトログラードとは腕時計の機構の１つで

通常の時計のように円運動で針を動かすのではなく

扇状に動かし、針が端まで到達したらまたスタート地点に戻す動きをする機構で

腕時計の複雑機構の１つとして数えられています。

この時計の文字盤の四方にあるのがそれですね。

曜日を表記するのによく使われていたりします。

フランス語で「逆行」を刺す言葉であり

イラストから考えるとベゼルシップで過去へタイムワープしようとしているのでしょう。

無効にした上でさらにエクシーズ素材にしてしまう

その効果は１ターンに１度、相手が魔法罠を発動した時に

その発動を無効にしつつ無効にしたカードを

クロノダイバーエクシーズのオーバーレイユニットにしてしまうというものです。

発動にはクロノダイバーのエクシーズがいればいいので

条件を満たすのは難しくないでしょう。

特にコストの要らないカウンター罠というだけでも十分に優秀ですが

オーバーレイユニットにできるというのもポイントで

モンスターだけでエクシーズ召喚したクロノダイバー・リダンにも

このカードによって魔法罠をオーバーレイユニットに加える事が可能です。

クロノダイバー・リダンは魔法罠をオーバーレイユニットにしてこそ真価を発揮できるので

その方法が単純に１つ増えた事になります。

モンスター効果に対しては無力ですが

そちらはリダンの効果で除去するなどして上手くフォローしていきましょう。

デッキに搭載できる罠カードが増えました

効果も優秀ながら【クロノダイバー】にとっては

クロノダイバー・フライバックに続く待望の２枚目の罠カードでもあります。

クロノダイバー・パーペチュアやクロノダイバー・フライバックなどで

積極的にデッキから魔法罠をオーバーレイユニットにする機会の多いテーマですが

「そもそも魔法罠が足りない」という問題点を抱えるテーマでもあり

デッキから引っ張ってくる魔法罠が足りないという問題を抱えていました。

罠カードはリダンのオーバーレイユニットとしての価値が特に高く、

それ故に枯渇もしやすかったのですがこのカードの登場により

罠カード６枚体制でデッキを組めるようになったのは非常に美味しいです。

またクロノダイバー・リダンは汎用エクシーズでもある為

ランク４エクシーズが狙えるデッキであればこのカードを使う事も可能です。

クロノダイバーを軸としないデッキであっても

魔法罠用のカウンター罠が欲しいのであれば選択肢としてありかもしれません。

それにしてもクロノダイバーの弱点だった部分が着実に解消されていきます。

未界域の影に隠れがちなクロノダイバーですが元々のポテンシャルは高く、

これらの新カードによって彼らの時代がやってきそうですね。