今回紹介するのはEXTRA PACK 2019よりこのカードです。
目次
カード説明
効果モンスター
星9/光属性/機械族/攻2200/守2100
このカード名の④の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
①:お互いのメインフェイズにこのカードを手札から捨てて発動できる。
元々の持ち主が相手となる自分フィールドの
「壊獣」モンスター1体を選んで除外する。
その後、自分の墓地からモンスター1体を選んで特殊召喚できる。
②:「壊獣」モンスターは自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
③:フィールドのこのカードは他の「壊獣」カードの効果を受けず、
「壊獣」モンスターとの戦闘では破壊されない。
④:自分エンドフェイズに発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
壊獣の新規となる光属性機械族のレベル9モンスターです。
スーパーメカドゴランに続く2体目の対壊獣用決戦兵器です。
雷撃壊獣サンダー・ザ・キングの全身を機械化させたような姿です。
背中に装着されたレールガンらしきパーツが印象的です。
モチーフはズバリゴジラシリーズの「メカキングギドラ」でしょう。
ゴジラとの戦いで敗れたキングギドラを未来にて回収、サイボーグ化した存在で
首の1つや翼、胴体部分などが機械化され
過去にタイムワープしてゴジラを撃破すべく送り込まれました。
死にかけていたキングギドラを無理やり復活させている為に
元のキングギドラよりも戦闘力では劣るものの
対ゴジラ用の武装や人が搭乗する事による戦術サポートで相打ちにまで持ち込んでいます。
設定的にはスーパーメカドゴランをベースにさらに改良を加えたものらしいです。
モチーフとなるメカキングギドラはキングギドラをサイボーグ化したものですが
こちらは1から作り上げた純粋のロボットなのかもしれません。
「対壊獣用決戦兵器」の名に偽りなし
元々の持ち主が相手となる自分フィールドの
「壊獣」モンスター1体を選んで除外する。
その後、自分の墓地からモンスター1体を選んで特殊召喚できる。
①の効果はお互いのメインフェイズ時に手札から捨てる事で
相手が自分の場に特殊召喚した壊獣1体を除外し
墓地からモンスターを特殊召喚するというものです。
相手が出した壊獣にのみ作用出来るという完全なる壊獣メタとなる効果であり
蘇生制限を満たしているモンスターであれば
相手の壊獣によってリリースされたモンスターをすぐさま蘇生できます。
②の効果は壊獣と名の付くモンスターは自分の場に1体しか存在できない制約です。
壊獣が共通で持っている制約であり本来であればデメリットですが
このカードが対壊獣用のカードである事を考えれば
むしろ相手の壊獣によってリリースされるのを防ぐメリットとして機能します。
「壊獣」モンスターとの戦闘では破壊されない。
③の効果は他の壊獣と名の付くカードの効果を受けず
さらに壊獣との戦闘ではは秋されないという耐性です。
これにより攻撃力は2200と壊獣の中では低いながらも
壊獣による攻撃で戦闘破壊されるのを防ぎます。
また妨げられた壊獣の眠りも防げるのもポイントです。
まさに対壊獣用の効果ですが多次元壊獣ラディアンが相手だと
ラディアントークンによる攻撃で撃破されてしまう危険性があったりします。
④:自分エンドフェイズに発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
④の効果はデュエル中に1度、
自分ターンのエンドフェイズ時に墓地から特殊召喚する蘇生効果です。
蘇生タイミングの関係上、次の自分ターンまで生存させるのは中々難しいので
各種素材として活かすのであれば
ワンダー・エクシーズなどを使い相手ターンに素材に出来るカードを活用するといいでしょう。
星遺物の胎導の発動トリガーにするという手もあります。
壊獣を見かけたらサイドデッキから
①、②、③の効果がどれも壊獣を相手にする事で真価を発揮するものであり
壊獣の新規ですが「壊獣用の新規」ではなく「対壊獣用の新規」です。
今時のカードでここまで明確に特定のテーマをメタっているというのも珍しいです。
当然相手が壊獣を使ってくる事が前提となりますが
壊獣そのもは除去カードとして優秀であり結構色んなデッキで見かけます。
特にBF-フルアーマード・ウィングなどのように
強力な耐性を持っているが故に壊獣による除去が怖いデッキを使うのであれば
サイドデッキに忍ばせておく価値はあるでしょう。
それにしても元のサンダー・ザ・キングよりも弱体化されたステータスで
多くの壊獣に地力では敵わないながらも効果によりなんとか肉薄し
1度は倒れるもなんとか立ち上がり復活するなど
妙に原作再現度の高いカードとなっています。
ある意味では非常に愛のこもったカードだと言えるでしょう。
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