遊戯王VRAINS114話の感想です。
ちょっと母方の実家に赴いていたので今回投稿が遅くなりました。
目次
あなた(宇宙)と合体したい
大幅に有利な状態になったロボッピは全能感に酔いしれます。
自分はまだまだすごくなり宇宙と融合すると主張するロボッピ。
もはやソウルバーナーにはロボッピが何言ってるのか理解できません。
まあ突然宇宙と融合すると言い出されたらソウルバーナーでなくとも同じ反応となるでしょう。
そもそも自分はピンチでありそんな事気にする場合ではないと頭を切り替え
ソウルバーナーのターン、ドロー。
ファルコを召喚しつつ墓地のスピニーを蘇生しサンライトウルフを再びリンク召喚。
さらにファルコの効果でサラマングレイト・クローを再び場にセットしつつ
Jジャガーを墓地から蘇生、
ベイルリンクス→ヒートライオと繋げ
転生炎獣の聖域でヒートライオを再び転生リンク召喚させます。
これによりロボッピの伏せカード2枚を除去しつつ
サラマングレイト・クローで3回攻撃を付与します。
ピンチから一転の形勢逆転にAiもソウルバーナーに感嘆するばかりです。
そしてソウルバーナーでランドリードラゴンを攻撃しますが
ここでフィールド魔法「エレクトリリカルワールド」の更なる効果が発動、
メインモンスターゾーンのリンク1機塊の位置を入れ替えるというもので
これによりセルトパスとランドリードラゴンが相互リンク状態となります。
そしてランドリードラゴンが相互リンク状態となった事で
戦闘を行った相手モンスター、ヒートライオを除外します。
見事ヒートライオを返り討ちにしたロボッピですが
ソウルバーナーにはまだ秘策がありました。
ヒートライオが相手の効果でフィールドから離れた事で
墓地の転生炎獣ゼブロイドXの効果が発動、
自身とレベル4のサラマングレイト、Jジャガーを墓地から蘇生し
その2体ですぐさまエクシーズ召喚を行います。
空と海の狭間を焼き尽くす灼熱の超龍!
希望の炎となり現世うつしよに姿を現せ!
エクシーズ召喚!現れろランク4!
転生炎獣ブレイズ・ドラゴン!!
ランク4、転生炎獣ブレイズ・ドラゴンをエクシーズ召喚です。
この時ゼブロイドXの効果でさらに攻撃力が+600され2900になります。
さらに手札から速攻魔法「転生炎獣の火翼(サラマングレイト・テイル)」を発動、
ブレイズ・ドラゴンの守備力分ライフを回復し攻撃力に上乗せするというもので
ブレイズ・ドラゴンの攻撃力が4100に到達します。
そしてブレイズ・ドラゴンで再びランドリードラゴンに攻撃、
このまま攻撃が通ればロボッピのライフが0になりますが
ロボッピは墓地の機塊リデュースを除外する事でダメージを半分に抑えます。
これでライフをギリギリ200残して持ちこたえました。
ソウルバーナーはカードを1枚伏せてターンエンドです。
ツキノヨルイグニスノチニクルフロボッピ
残りライフ200と追い詰められたロボッピ。
しかし何やら様子がおかしく口調が荒々しいものへと変貌しています。
今のデュエルでさらに成長し、すべての限界を超えたと上機嫌なロボッピ、
しかしその目は明らかに異常なものでした。
万能感に支配されてしまったような、そんな狂気の表情をしています。
はしゃぎまわりながら声援を送っていたAiも
このロボッピの豹変に愕然とし、思わず扇子を落としています。
Aiとしてもロボッピのこの様子は完全に予想外のものだったのでしょう。
ロボッピのターン、ドロー。
まず通常魔法「機塊テスト」を発動、
墓地からバキューネシアとプロペライオンを
セルトパスと相互リンク状態となるように攻撃力0で蘇生します。
そしてバキューネシアの効果でブレイズドラゴンを破壊しようとしますが
オーバーレイユニットを1つ身代わりにする事でこの破壊を無効にします。
しかしそれによりブレイズドラゴンの攻撃力が300低下、
畳みかけるようにランドリードラゴンをリンク召喚します。
この時「現れろ!サーキット」と他の誰よりも簡潔な口上を口にしています。
このどことなく無機質な口上にうすら寒さを覚えました。
そしてさらにサーキットコンバイン、
LINK-1、乾燥機塊ドライドレイクをリンク召喚です。
今度はドライヤー型のドラゴンですね。
攻撃力3500となったランドリードラゴンでブレイズ・ドラゴンを攻撃、
これに対してソウルバーナーは永続罠「サラマングレイト・ヘイロー」を発動、
手札のサラマングレイト魔法罠を墓地へ送る事で
サラマングレイトにモンスター効果に対する耐性を付与しつつ
攻撃力を500アップさせます。
それでもランドリードラゴンの攻撃力には届きませんが
ダメージを抑えつつオーバーレイユニットを身代わりにして破壊を持ちこたえます。
そして畳みかけるようにドライドレイクで攻撃しますが
オーバーレイユニットが無い状態で攻撃を受けた事で
ブレイズ・ドラゴンの更なる効果が発動、
自身の上に同名カードを重ねてエクシーズチェンジします。
ブレイズ・ドラゴンを素材にブレイズ・ドラゴンをエクシーズ召喚、
即ち転生エクシーズ召喚です。
翼の炎も青いものへと変貌しています。
そして転生エクシーズ召喚したブレイズ・ドラゴンの効果で
ランドリードラゴンを破壊、
これによりドライドレイクの攻撃力を下げて返り討ちにするのが狙いですが
ロボッピは墓地の機塊コーティングの効果でランドリードラゴンを蘇生、
ドライドレイクの攻撃力を元に戻しベイルリンクスを除外します。
オーバーレイユニットを身代わりに破壊を免れますが
蘇生したランドリードラゴンで再びブレイズ・ドラゴンを攻撃、
今度こそ戦闘破壊されてしまいます。
もうこの時のロボッピの表情とか最高にやばいですね。
すっかりスペクターと並ぶVRAINSの顔芸枠ですロボッピ。
ロボッピに花束を
そしてさらにロボッピの攻撃は終わりませんでした。
ドライドレイクの効果、それはバトルフェイズの間に
自身とメインモンスターゾーンの機塊リンク1と位置を入れ替え
入れ替えたその機塊リンク1に再度攻撃をさせるというものです。
防御手段もなくいよいよ万事休すとなったソウルバーナー、
その様子を感じ取ったロボッピは
今の俺様ならアニキと戦っても楽勝だと高笑いします。
もはやアニキを慕うという善性すらも失ったロボッピの様子に
Aiの表情がより悲痛なものへと変わります。
そして明確に・・・ロボッピは狂いだしました。
支離滅裂な言動を繰り返し、人間体になった時の口調と
掃除ロボだった時の口調が混ざり合った喋り方をしています。
「壊れた」というのが如実に伝わってくる非常に怖いシーンであり
同時に声優の高橋未奈美さんの演技が凄まじいシーンです。
一語一語ごとに喋り方が入れ替わるの本当にすごいです。
そして壊れたロボッピは・・・攻撃する事なくターンエンドを迎えます。
さらに支離滅裂な言動を繰り返しロボッピはとうとう倒れ・・・
元のお掃除ロボの姿へとなり果てます。
元々ただの家事用ロボのAIはAiが与えたシステムに耐える事が出来なかったのです。
そしてロボッピは全ての記憶を失ったかのように
お掃除をしなければと繰り返します。まるで一番最初に戻ったかのように。
もはや今デュエルをしているという事すら把握していません。
それこそが自分にとって一番の幸せだったと主張するロボッピ、
このシーン、よく見ると机の上にロボッピ作成キットが置いてあります。
つまりロボッピは遊作が一から組み立てて作り上げたロボットなわけで
そんなロボッピを遊作が頭を撫でて可愛がるシーンも同時に映っています。
この時の遊作はまだ幼い様子で、
それはつまりロスト事件の傷が思いっきり残ってる頃の状態です。
まだ草薙とも出会っていないそんな遊作にとって
ロボッピはまさに唯一の友人とも言える存在だったのでしょう。
そしてプレイメーカーは・・・ソウルバーナーに「頼む」と告げます。
それは今の変わり果てたロボッピを楽にして欲しいという介錯の懇願でした。
ソウルバーナーのターン、ドロー。
ここまで覇気のない、悲しいドローシーンは中々ありません。
装備魔法「ライジング・オブ・ファイア」でヒートライオを蘇生し
ドライドレイクを攻撃します。
悲しそうに「馬鹿だぜ・・・お前は」とロボッピに呟くソウルバーナーに
いつものように馬鹿は禁止用語ですと告げるロボッピ。
そして自分に向けて放たれるヒートライオの攻撃を見て
ロボッピは綺麗な光だと感動しそんなものを見れる自分は幸せだと言います。
恐らくはそれが自分を殺す為の光だとは思ってもみなかったでしょう。
これによりロボッピのライフは0となり・・・消滅しました。
ソウルバーナーの勝利です。
Aiはそんなロボッピの最期に
巻き込んでしまって悪かったと謝罪し涙を流して別れを告げます。
Aiとしてもロボッピには自分の元を離れて
家電の国で幸せに生きて欲しかったのでしょう。
しかし結果として自分が与えた影響でロボッピの精神は崩壊、
それにどれだけAiが自責の念を感じているかは想像もつきません。
そして消滅したロボッピからあるデータがソウルバーナーに託されます。
それはAiからの招待状でした。
恐らくはこれがAiがロボッピに渡していたものであり
ロボッピに勝てたら自分の元へ案内するつもりだったのでしょう。
ロボッピが消滅しました、それも相当に救いのない形で。
今回はもう本当に容赦なく鬱展開を前面に押し出してきています。
例えば2部のラスボスのボーマンもまた消滅していますが、
それは正々堂々とした勝負に敗れ、ハルに導かれて消えてゆくという
それはどこか幸せでもある最期だったと自分は思っています。
不霊夢やアクアにしても死ぬという覚悟を持って消えていったものだと思います。
これはちょっと救いがないです
だってこの時のロボッピ、まず間違いなく自分が死ぬなんて微塵も思ってません。
精神が崩壊した末での幸せという発言は
なんというか個人的にはパワポケの「し あ わ せ」に近いものを感じました。
「本来ならロボッピが勝っていた」というのも救いの無さに拍車をかけています。
これはロボッピが一瞬でも本当にAiをも超えていたという演出であると同時に
「もしロボッピが勝っていたら」・・・という可能性を完全に消しに来ています。
そもそも勝っている状態でこうなっているのですから。
実際に勝っていてもロボッピが知能を取り戻す事はなかったでしょう。
それでも命が助かる可能性があるとすれば
「ソウルバーナーがサレンダーしていた」場合でしょうか。
実際この状態のロボッピではAiの場所が聞けるわけもなく
ソウルバーナーとしてもデュエルを続ける意味がないので可能性がありました。
ただそれでロボッピが助かったとしてもそれがロボッピにとっての幸せかは疑問であり
だからこそプレイメーカーはソウルバーナーに介錯を頼んだのでしょう。
それこそ楽にしてあげる事がせめてもの救いとばかりに。
次回予告 115話『始まりの場所』
闇のイグニスは私が始末する!
突如として介入してきたリボルバーに
ソウルバーナーが食って掛かる
過去の因縁にケリをつける為
果たせなかったデュエルが
再び行われようとしていた!
というわけで次回はリボルバーVSソウルバーナーのようです
2部では中断されたこの組み合わせですが
今回はしっかりとした形で行われる様子ですね。
それもかつてロスト事件が行われていた施設でデュエルするようです。
それはリボルバー側にとっての罪そのものといってよく
リボルバーとしても何らかのケジメの意味があるのでしょう。
コメント
管理人さん、お気づきでしょうか?。
今回のデュエル構成にとんでもないミスがありました
それは、バキューネシアがメインモンスターゾーンにいるモンスターしか破壊効果の対象にできないのにエクストラモンスターゾーンにいるブレイズ・ドラゴンを破壊しようとして普通にその効果が処理されてデュエルが続けられたことに・・・。
あ、本当ですね、気づいていませんでした。
しかもロボッピ自身が「メインモンスターゾーンのモンスター1体を~」みたいな事言ってますね。
バキューネシア、上記の効果とは別に手札コストで任意のカードを破壊する効果をあるみたいなので
本来はそちらを使うつもりだったのかもしれません。
コピーボックル手札に回収してましたし。