遊戯王ヴレインズ93話の感想です。
前回のあらすじ:一般通過ワイト&一般患者キモイルカ
・・・すごいオーラだ
どうしても草薙さんと戦う事が出来ない遊作。
ソウルバーナーもリボルバーもそんな遊作を心配そうに見守ります。
それでも草薙は容赦しません、次のターンでトドメを指してやると宣言します。
その迫力を見てマスコミも今戦っている相手が只者ではないと悟ります。
遊作は永続魔法「リンク・サテライト」を発動、
フィールドのリンク、今回の場合デコード・トーカーの数だけカウンターを置き、
毎ターンカウンターが減りカウンターが0になったら自身を破壊、
その間お互いが攻撃できないというロックカードです。
やはり草薙を攻撃する決心がつかないようで延命作戦に出ています。
その様子に草薙はがっかりだと遊作を煽ります。
そして自分は例えAIが勝って世界がどうなっても構わないと、
ただ弟である仁を救う事が出来れば満足だと主張します。
そう口で言いつつ心の中で仁に謝罪します。
「二度もお前を守ってやることができなかった」と。
恐らく最初の1回はロスト事件で攫われた時、
そして2回目は・・・今仁の為にデュエルをしているこの状況の事。
草薙のターン、ドロー。
3体目のコードブレイカー・ゼロデイを通常召喚して
コードブレイカー・ウイルスソードマンと共にサーキットコンバイン、
LINK-3、コードブレイカー・ウイルスバーサーカーを
やはりデコード・トーカーと相互リンク状態になるようにリンク召喚します。
そして相互リンク状態となるように特殊召喚した事で
墓地からゼロデイ2体をデコード・トーカーのリンク先に蘇生、
バックファイアの効果で600ダメージを与えつつ
デコード・トーカーの攻撃力800にまで下げます。
そしてウイルスバーサーカーの更なる効果、
相手フィールドのコードブレイカーの数だけ相手の魔法罠を破壊可能で
これによりリンク・サテライトを破壊します。これで攻撃が可能となりました。
大切なものは・・・
草薙は言います、大義と弟どちらが大切なのかと。それを忘れたのかと。
それを思い出さなければお前は負けると。
そんな中にボーマンとライトニングが現れ早く決着をつけろと草薙に催促します。
そしてウイルスバーサーカーでデコード・トーカーを攻撃しますが
遊作は罠カード「リンク・キャンセル」を発動、
これはリンクモンスターをエクストラデッキに戻して
リンク素材が墓地にあればフィールドに戻せるという
まさにリンク版融合解除やシンクロキャンセルとも言うべき効果です。
相手モンスターにも使えれば今の環境相当に便利そうなカードですね。
これによりデコードをエクストラデッキに戻し
素材であるリンク・スパイダーとプロトコル・ガードナーを特殊召喚、
改めてプロトコール・ガードナーに攻撃しますが
プロトコル・ガードナーには1ターンに1度戦闘では破壊されず
戦闘ダメージも0になるという効果があり見事攻撃を防ぎます。
しかし草薙は永続魔法「コードブレイク・バインド」を発動、
これはコードブレイカーとリンクしている相手モンスターの攻撃で
戦闘破壊されて墓地へ送られた場合に攻撃力分のダメージを与える効果で
残りライフ200の状態では即ち致命傷になってしまいます。
草薙はターンエンドです。
遊作は相当にボロボロな状態になっています。
それは肉体的なダメージだけでなく精神的なダメージも大きい為であり
それだけ遊作にとって草薙と戦う事はとても辛い事なのです。
無駄口を戦うなとライトニングは言いますが
草薙はもう勝ったも同然なのだから少しくらい楽しませろといい
遊作に対して「お前はこの場所で俺との約束を果たせず散っていくんだ」
と煽ります。
さて場面はその約束をするシーンに遡ります。
Aiも見ていない状態で遊作と2人だけで話がしたいという草薙、
それは遊作にはどんな時にでも大義を貫いてほしいというものでした。
草薙はライトニングが人質作戦を取ってくる事を予測していました。
もしそうなってしまえば草薙は仁の為に遊作と戦ってしまうだろうと、
しかしそんな時には迷わずに自分を倒してほしいと。
草薙自身はあくまで仁を救う事が最優先に動いてしまう、
でも遊作にはそうなってほしくないのでしょう。
プレイメーカーとは皆の道標であり、希望であり、大義を貫ける存在なのだと。
プレイメーカー(道標となる者)
そして草薙は最後に「プレイメーカー!」と心強く叫びます。
その叫びに応えるかのように・・・『プレイメーカー』はは震え、そして叫びます。
プレイメーカーのターン、ドロー。
2体のモンスターでサーキットコンバイン
LINK-3、デコード・トーカー・エクステンドをリンク召喚します。
前に覚悟を決めた証のようなデコード・トーカーの進化、
何気にストーム・アクセスに頼ってない形で新しいリンクを造っています。
このデコード・トーカー・エクステンドですが
最初にデコード・トーカーのいた位置、つまりは
3体のコードブレイカーとリンクする位置にリンク召喚されています。
エクステンドもまたリンク先×500の攻撃力を上げる効果を持ちますが
ゼロデイの効果で上昇が逆転し800にまで攻撃力が下がってしまいます。
しかしプレイメーカーは通常魔法「デコード・エンド」を発動、
エクステンドの攻撃力2300に戻します。
そしてウイルスバーサーカーを攻撃、この時点では相手の方が攻撃力が上ですが
手札から速攻魔法「サイバース・プライド」、
これはサイバース族を戦闘破壊から守ると同時に
戦闘する相手モンスターとの攻撃力の差額分ライフを支払う事で
その相手モンスターと攻撃力を同じにするというものです。
名前からもサイバース族版プライドの咆哮って感じの効果と言えるでしょう。
これによりライフ残り100という状態でウイルスバーサーカーを戦闘破壊、
さらにデコード・エンドの効果で戦闘破壊したモンスターは除外される為
コードブレイク・バインドの効果も発動しません。
そしてゼロデイは自身の効果で自壊し、低下していた攻撃力が元に戻ります。
そしてデコード・エンドの更なる効果によりエクステンドは再度攻撃可能となり
このダイレクトアタックにより草薙のライフは0となりました。
プレイメーカーの勝利です。
倒された草薙は決意を固めたプレイメーカーに安心したように、
そして救えなかった仁にすまないと言いながら消滅していきます。
草薙が消えていく時、プレイメーカーはあまりにも悲痛な表情をしていました。
プレイメーカーにとって草薙がどれだけ大切な存在だったかが分かります。
そしてデュエルの前に草薙がミラーリンクヴレインズのハッキングプログラムは
3騎士の手によってまもなく解析が終わるようです。
彼が残していったものは決して無駄ではありません。
悲しみにより崩れ落ちるプレイメーカー。
そこに追い打ちをかけるようにライトニングが追い込みをかけます。
最も親しい仲間を救う事が出来なかったと、失望して消えていったと。
愚かで弱い存在であり戦うまでもなくお前は負けたと。
しかしプレイメーカーは言います。
草薙さんはお前が人質を取る事をとっくに見抜いていたと、
それでいて大義の為に貫けと自分に言って誇りに思って消えていったと。
そしてライトニングに突きつけます。「お前は草薙に負けたんだ」と
それを聞いてライトニングは目に見えて苛立っていました。
自分が草薙の掌で踊っていた事が我慢ならなかったのでしょう。
このあたりライトニングのコンプレックスが見え隠れしています。
ですがプレイメーカーは精神が限界に達しており力尽きてしまいました。
そしてそれを見ていたソウルバーナーもまた泣き叫びます。
そしてライトニングとボーマンに対して怒りをぶつけます。
人の大事なものを踏みにじったお前たちを絶対に許さないと。
草薙さんが退場してしまいました。
1期の頃の財前部長が人質に取られた時もそうでしたが
プレイメーカーって本当に優しくて人質作戦に弱いんですよね。
それが長年の相棒である草薙ともなればその辛さは想像を絶するものでしょう。
そしてそれを乗り越えて草薙さんを撃つ事になってしまったわけですが
やはりプレイメーカーの精神的なダメージは凄まじかったようです。
しかしライトニングのゲス度がどんどん上がっていってますね。
はたしてボーマンはこのライトニングを見てどう思っているのかが気になりあm酢。
次回予告 94話『猛る魂』
仲間がまた1人散っていった
その代償はあまりにも大きい
想いはプレイメーカーに託されるが
壮絶な戦いを経た彼の精神は限界に達する
時を同じくしてソウルバーナーは
沸き立つ感情を抑えられずにいた
草薙さんお前何普通にナレーションしとんねん
例え本人が退場してもポエムは続投です、ある意味安心です。
さて次回はソウルバーナーVSボーマンのようです。
怒りに燃えるソウルバーナーに対してどこか嬉しそうなボーマン、
仲間の為に怒る事の出来るソウルバーナーに好感を感じているのかもしれませんね。
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