遊戯王ヴレインズ92話の感想です。
前回のあらすじ:慈悲(無慈悲)
卑劣なる作戦
ボーマンは倒されたアクアを吸収、背中にアクアの紋章が刻まれます。
同時にアースの紋章も刻まれている辺りクリスタルハートを通じて
アースのデータがアクアに受け継がれていたのかもしれません。
これを考えるとソウルバーナーが倒されてしまうと
ウィンディのデータのまとめてボーマンが吸収してしまうのでしょうね。
Aiはアクアが倒された事に悲しみと怒りに打ち震えています。
なんだかんだ言ってイグニスに対する仲間意識が非常に強いのがAiで
他のどのイグニスよりも仲間が消える事に感情を露わにします。
妹を失った財前晃もまた激昂し部下たちに最優先で救出を要請しますが
今はリンクヴレインズに取り残された人を救出するのが先と
ゴーストガールに指摘されます。
ゴーストガールもまた兄を失っている事もあり晃はその言葉を真摯に受け止め
冷静さを取り戻し、部下にも人々の救出を最優先するように指示を出します。
一方でライトニング陣営、スペクターとブルーメイデンを倒したものの、
ライトニング側にも被害が出ており未だに数的不利は覆せていません。
そこで自分たちに痛手の無い策をボーマンに打診します。
ボーマンはその作戦に同意こそしますが思うところもあるようで
プレイメーカーの元に現れ「大きな試練に直面する事になる」と
プレイメーカーに注意喚起をしにきました。
何故そんな事を教えるのかとボーマンに問うプレイメーカーですが
これはボーマン自身もはっきりとした理由が分からないように
「言い知れぬものがこみ上げてきた」と少々ぼかしたような説明をします。
まあ理屈ではない行動ってそんなものですよね。
アクアの仇を取らんと躍起になっているAiを尻目にボーマンは去っていきます。
いつか、こんな日が来ると思ってた
そしてプレイメーカーの周囲が変化し・・・現実世界の広場がそこにありました。
そこにいたのはまるでいつも通りのように屋台の作業をする草薙翔一、
この広場は遊作ともAiとも初めて出会った場所であり
始まりの場所であると懐かしむように言います。
そして・・・次にお前達と戦うのは俺であると宣言しました。
遊作は言いました、「ついにこの時が来たんだな」と
遊作もいつかこうなってしまう事を予測していたのかもしれません。
裏でサポートをしていた翔一に「助けて・・・」という仁の声が聞こえました
翔一は「後は頼んだぞ」と何者かにプログラムを託してイントゥザヴレインズ、
そこに待っていたのはライトニング、彼は翔一にプレイメーカーを倒せと命じました。
もし勝てなければ仁の意識データを消すと人質に取って・・・。
そうして翔一は遊作に言い放ちました、仁の為に消えてくれと
お前達が生き残るか俺と仁が生き残るかの真剣勝負だ、一切手加減するなと。
こうして遊作と翔一のあまりにも悲しいマスターデュエルが始まりました。
やはり例によってマスコミが中継をしこの2人が戦う事を皆が知ります。
ボーマンはライトニングに対して本当に仁の意識データを消すつもりかと問いますが
ライトニングはそれを肯定、翔一が勝てばプレイメーカーを消す事が出来ますし、
プレイメーカーが勝っても「自分の行動で仁が消えた」という事実を植え付ける事で
プレイメーカーに多大な精神的ダメージを負わせられるという算段です。
汚いなさすがライトニングきたない。
これ問題は翔一が勝った場合、ちゃんと約束を守るかどうかなんですよね。
ライトニングの事だからあっさり裏切りそうな感じもしますが
さすがにそれをやるとボーマン激おこ案件だと思うので案外約束守りそうな感じもします。
コードを破壊するもの
先行は草薙。
コードブレイカー・ゼロデイを召喚してカードを1枚伏せてターンエンドです。
どうやら草薙さんは【コードブレイカー】というテーマを使うようです。
さてこの段階で草薙と同じく裏方をしていたハノイ3騎士にデータが送られてきます。
ミラーリンクヴレインズをハッキングするプログラムのようで
草薙がイントゥザヴレインズする直前に3騎士に渡しておいたものなのでしょう。
まだ未完成のようですが後は3騎士達で短時間で完成させられるようです。
場面は再びプレイメーカーと草薙のデュエルへ。
遊作のターン、ドロー。
デジトロン→リンクスパイダー→ビットロン→バックアップ・セクレタリー
と展開していきまずLINK-2、プロトコル・ガードナーをリンク召喚、
すぐさまそれも素材にLINK-3、デコード・トーカーをリンク召喚です。
デコード・トーカーを見るのも久しぶりですね。
遊作にとってもデコード・トーカーは思い入れの強いカードのようで
「草薙さんと一緒に手に入れた自分達の戦う象徴」と評しています。
ですが今回の遊作のプレイングには明らかに迷いがありました。
先ほどの草薙のゼロデイは遊作から見て左から2列目、
つまりデコードのリンク先になれる位置に配置されていたのですが
あえてリンク状態にならないように逆側のEXモンスターゾーンに出しています。
これでは攻撃力が上がりません。
さらに攻撃も躊躇ってしまいそのままターンエンドしてしまいます。
遊作のその迷いにも草薙は容赦はしません、本気でお前を倒すと宣言します。
草薙のターン、ドロー。
もう1体のゼロデイを通常召喚し
永続罠「コードブレイク・バックファイア」を発動します。
そして2体のゼロデイでコンバイン、
リンク召喚の口上がプレイメーカーとまったく同じなあたり感慨深いです。
そしてLINK-2、コードブレイカー・ウイルスソードマンをリンク召喚しました。
・・・それもデコード・トーカーの真正面に。
当然これによりデコード・トーカーの攻撃力は500上昇します。
しかしそれは草薙の想定通りでした。
草薙はウイルスソードマンでデコードを攻撃します。
ここでウイルスソードマンの効果が発動、
相互リンク状態となるように特殊召喚した時に
墓地からレベル4以下のコードブレイカー、
今回の場合ゼロデイを守備表示で蘇生します・・・遊作の場に。
そしてここでゼロデイの効果も発動、ゼロデイとリンク状態にある
コードブレイカー以外のリンクは攻撃力アップが逆にダウンする効果になります。
これによりデコードは自身の効果で攻撃力を1300にまでダウン、
さらにバックファイアの効果で相手の場にコードブレイカーが特殊召喚した際に
相手に600のダメージを与えます。
さらにバックファイアがある限り相手のモンスターは戦闘では破壊されず、
デコードが生き残るものの遊作のライフが2400まで減らされます。
そしてウイルスソードマンの更なる効果により
デコードの攻撃力をさらに下げてダメージも与えようとしますが
遊作はデコードの効果で送り付けられたゼロデイをリリースする事で
ウイルスソードマンの効果を無効にして破壊します。
しかしウイルスソードマンは相手の効果で破壊された時に蘇生が可能であり
再びデコードの目の前に蘇生、同じように遊作の場にゼロデイを蘇生させ
バックファイアでバーンダメージを与えてきます。
以前デュエルは苦手だといっていた草薙はどこへやら
「お前のデッキの事は俺が一番よく分かっている」と
非常にテクニカルな戦術で遊作を押しています。
そんな中プレイメーカーは草薙さんと戦えない状態のままでした。
草薙翔一の使用するテーマは【コードブレイカー】。
暗号解読者という意味ですがこの場合
「コード・トーカーを破壊するもの」という意味が込められてるのでしょう。
もう名前からして対プレイメーカーといった感じのテーマです。
まだ登場しているカードは少ないですが
「相手に自分のモンスターを送り付けて悪さする」という
戦術的なコンセプトが既に見えていますね。
まさにウィルスを送り付けるかのようなテーマです。
また今回かなり重要な出来事がもう1つ発生しています。
「草薙さんがプレイメーカーの協力者である」という事に
晃やゴーストガールが気付きました、確定ではないですが2人なら察するでしょう。
ここからプレイメーカーの正体を推測する事もそう難しくはないので
今後プレイメーカーを取り巻く関係性は大きく変わりそうです。
次回予告 93話『交わした約束』
選択できる道は2つに1つ
生き残れるのはどちらか一方のみ
結末は最初から決まっていた
悪く思わないでくれ・・・遊作
俺の決意は揺るがない!
もうポエムっていうか完全に自分語りです。
完全に草薙さん視点での次回予告です。
草薙さんを攻撃できずにいるプレイメーカーに対して、
草薙さんは2人で交わした約束について語り掛けるようです。
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