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遊戯王VRAINS(ヴレインズ)第85話『偽りなき涙』感想

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遊戯王ヴレインズ85話の感想です。

前回のあらすじ:すっかり中二になったウィンディさん

 

 

血の繋がらない兄妹、設定で作られた兄弟

ミラーリンクヴレインズにプレイメーカー達が侵入してしばらくたち

ここらへんでいいですかねとスペクター達が捕らえていたマスコミ2人を解放しました

リボルバーが言ったように自分の身は自分で守れって感じの好きにしろスタイルです。

まあこの手のキャラはしぶといと相場が決まっているので大丈夫でしょう。

そしてビットブート集団が行く手を遮ります。完全に一般兵扱いですねこいつら。

 

またミラーリンクヴレインズが出た影響で元のリンクヴレインズも不安定になっており

財前はリンクヴレインズで直接指揮を取る方向性のようです。

こちらはこちらで一波乱あるかもしれませんね。

 

さて一方のライトニング陣営、ハルがライトニングから足止めの指令を受けています。

足止めの相手はブルーメイデン、心を読めるアクアがとにかく厄介で

野放しにするとこちらの居場所を察知されやすいとの判断です。

ちなみにこの時財前葵としての素性や晃と義理の兄妹である事までバレバレです。

相変わらずプライバシーも何もあったもんじゃありません

自分が勝てる見込みがあるのかと尋ねるハルですが

ライトニングからの答えは足止めが出来ればそれでいいというもの。

それはつまりハルが勝つ事は最初からあてにしておらず捨て駒扱いというものでした。

負けたらどうなるのかを考えつつそんな事考えたってしょうがないと思うハル、

元々ボーマンの精神安定の役割を与えられていたハルですが

その目的が果たされた今自分の存在意義を見失っている状態なのでしょう。

そんなハルですが目的の前にボーマンに声をかけようと考えます。

 

ボーマンは顔を見に来ただけというハルがライトニングから出撃命令を受けたと理解、

実力の差は明らかだから行くなと兄と忠告をします。

しかしハルはそんなボーマンの忠告にやってみなきゃわからないと反発、

自分を弟扱いするボーマンがとにかく気に入らないって感じです。

そもそも先に生まれたのはハルの方であり

情緒不安定だったボーマンを落ち着かせる為に弟を演じてきただけというハル、

しかしボーマンにとってはただ演じたものであってもハルは大切な弟でした。

負ければ消えてしまうというボーマンの忠告もむなしく

むしろ消えれば清々するといって出撃していくハル。

ハルはボーマンとろくな思い出がないと不満を口にしていますが

主として仕えるはずのボーマンにここまで反抗的な態度をとっている時点で

兄に反発する弟のような非常に人間らしい感情を持っていると言えるでしょう。

 

 

アクアとの絆のデッキ

さてそんなブルーメイデンはビットブートを蹴散らしまくっていました。

そんな所にハルが足止めにやってきます。

ブルーメイデンもボーマンやライトニングの居場所が分かるかもと

デュエルを引き受ける事にしました。

ブルーメイデンVSハルのスピードデュエルが開始です。

 

先行はハル。

まずハイドライブブースターを特殊召喚、

それを素材にクーラントハイドライブをリンク召喚です。

ハルはボーマンと同じハイドライブデッキだと判断するブルーメイデンですが

ハルは同じじゃない、自分がボーマンにデュエルを教えたんだと主張します。

そもそも本来ハイドライブはボーマンではなくハルのデッキだったようです。

そして魔法カード「ハイドライブ・リビルド」を発動、

これはハイドライブ1体を破壊してその後墓地からハイドライブを蘇生するというもので

クーラントを破壊してその効果でトークンを生成した後に

改めてクーラントを蘇生します。

これはクーラントをメインモンスターゾーンに移動させるという意図も兼ねています。

そして魔法カード「ハイドライブ・ユーティリゼーション」を発動、

これは墓地のハイドライブを除外する事で同名カードをサーチするというもので

ハイドライブブースターをサーチします。

そしてここでスキル「マーカーズ・ポータル」を発動、

デッキからリンクマジック「裁きの矢」を発動します。

先ほどクーラントをメインモンスターゾーンに移動させたので

裁きの矢の発動条件を満たしているわけですね。

先ほどサーチしたハイドライブブースターを召喚して

フロー・ハイドライブをリンク召喚、そして2体のリンクを素材に

LINK-2、ツインハイドライブ・ナイトをリンク召喚します。

ハルはカードを1枚伏せてターンエンドです。

 

ブルーメイデンのターン、ドロー。

まず海晶乙女(マリンセス)シーホースを通常召喚。

トリックスターではありません、これにはハルも驚いています。

そしてこれを素材にLINK-1、マリンセス・ブルースラッグをリンク召喚、

しかしツインハイドライブナイトの効果で水属性の効果は無効にされてしまいます。

ですがリンク先に手札からもう1体のシーホースを特殊召喚、

2体のマリンセスを素材にLINK-2、海晶乙女コーラルアネモネをリンク召喚し

1枚セットした後に手札の海晶乙女シースターを墓地に送る事で効果発動、

コーラルアネモネの攻撃力を800上昇させます。

ツインハイドライブナイトは手札のモンスター効果までは無効にできないので

そこを上手く突いた戦術というわけです。

そしてコーラルアネモネでクーラントを攻撃して戦闘破壊、

クーラントは戦闘破壊された事でトークンを生成します。

ブルーメイデンはこれでターンエンドです。

 

お兄様の為にも負けないというブルーメイデンですが

ハルは血が繋がってないのに兄妹なんて馬鹿けているとブルーメイデンの感情を否定します。

あなたとボーマンも同じでしょうというブルーメイデンですが

ハルはもう兄弟じゃないと必死に否定するように叫びます。

それは自分の意志というよりはライトニングの指示で

これからは弟ではなく従者として仕えるようにと言われており

まるで自分に言い聞かせるように叫んでいる感じです。

感情的になる時点で納得しきれていないのは明らかでしょう。

それでもハルは兄弟なんてくだらないと必死にボーマンとの関係を否定します。

 

 

例え偽りであったとしても

ハルのターン、ドロー。

まずトークンでクーラントハイドライブをリンク召喚。

まあ相手水属性デッキですからそりゃクーラント出しますよ。

そして装備魔法「ハイドライブ・インパクト」をクーラントに装備します。

これは攻撃が強制になる代わりに直接攻撃時にダメージを倍にするというもので

直接攻撃効果を持つクーラントの効果は抜群です。

おまけに裁きの矢の効果でダメージがさらに倍になりなんと4000。

決まれば一撃ですがさすがにブルーメイデンもそれを通すわけにはいかず

罠カード「マリンセス・ウェーブ」を発動、

相手モンスターの効果を無効にするというもので

これでクーラントの効果を無効にして直接攻撃を封じます。

ハイドライブ・インパクトのデメリットで直接攻撃が出来ずとも攻撃しなければならず

仕方なくコーラルアネモネを攻撃しますが返り討ちにされますがトークンは生成、

改めてツインハイドライブナイトでコーラルアネモネを戦闘破壊します。

しかし破壊された事でコーラルアネモネの効果が発動、

マリンセス・ウェーブを手札に回収します。

そしてハルの攻撃はまだ続きます。

罠カード「ハイドライブ・ナイトメア」を発動、

墓地からクーラントを蘇生して改めて直接攻撃でブルーメイデンのライフを削り

残りライフは1200です。

ブルーメイデンはここでスキル「シェイプオブシー」を発動、

戦闘ダメージを受けた時そのダメージ以下の攻撃力を持つ水属性モンスター、

この場合コーラルアネモネを蘇生します。

ハルはこれでターンエンド、ナイトメアのデメリットでクーラントは自壊しますが

破壊された事でトークンは生成されます。

 

守るべきものが無い相手に負けるわけにはいかないというブルーメイデン、

ハルは守るべきものなんて・・・と言いかけて頭の中にボーマンの姿がよぎります。

 

ブルーメイデンのターン、ドロー。

3体目のマリンセス・シーホースを通常召喚、

コーラルアネモネと一緒にリンク素材となり

LINK-3、海晶乙女マーブルド・ロックをリンク召喚です。

さらにコーラルアネモネが墓地に送られた事で墓地からシースターを手札に加えます。

そしてマリンセス・ウェーブを発動し水属性の効果を無効にされないようにします。

マーブルド・ロックの効果も合わせて手札からシースターを2回墓地に送り

マーブルド・ロックの攻撃力を4100にまで上昇させます。

これで例え裁きの矢があってもツインハイドライブナイトの攻撃力を上回ります。

そしてツインハイドライブナイトを攻撃してハルのライフは残り1400、

トドメとばかりに手札から罠カード「マリンセス・カレッド」を発動、

これはLINK-3以上が相手モンスターを戦闘破壊した時手札から効果発動可能で

マーブルド・ロックのリンク数である3×400の1200ダメージを相手に与え、

さらに相手リンクを破壊した時そのリンク×500も追加で与えます。

合計2200というちくちくからうってかわった豪快バーンにより

ハルのライフは0となりました。ブルーメイデンの勝利です。

 

ハルは消えゆく中、走馬燈のようにボーマンとの思い出がよみがえります。

いずれAIが繁栄する時、私達はずっと一緒だと語り掛けてくれたボーマン、

そんなボーマンと過ごして思い出こそが兄弟の絆であり

とてもかけがえのない時間だったと自覚するハル、

もうこれで出来損ないの顔を見なくて済むと嫌味を言いながら、

今までつらく当たっていた事や兄を置いて先立つ事を悔いてか

兄さんごめんよと謝罪の言葉を口にし涙を流しながら消えていきました。

その様子を果たしてブルーメイデンはどんな気持ちで眺めていたのでしょう。

 

そして足止め自体は成功しボーマンの同期が完了します。

しかし彼はハルが消えた事を感じ取っていたのでしょう。

ただひたすら慟哭を続けていました。

お前の事は決して忘れない、私たちはずっと一緒だと口にしながら。

 

 

 

 

 

遊戯王では意外と珍しい「血の繋がらない兄弟姉妹」がテーマの回でした。

血の繋がらない兄妹とかいうと「だから大丈夫だよね!(はぁと)」とかいう

お前ちょっと妹でいる気ねーだろって奴をギャルゲーとかで割と見かけますが

こういう血の繋がらないからこそっていう兄弟、兄妹の絆っていうのは深いですね。

そしてハル君が退場してしまいました。

ラスボス候補だと思っていたのですが何とも切ない退場の仕方です。

果たして今後復活などはなされるのでしょうか。

 

そしてブルーエンジェル改めブルーガール改め目ブルーメイデンが

アクアとの絆を得て手に入れた新たなテーマ「海晶乙女(マリンセス)」

水属性サイバース族のテーマであり

タツノオトシゴ、ヒトデ、イソギンチャク、海洋生物モチーフのテーマです。

まだコンセプトなどは把握しきれていませんが

今出たカードから考えると手札から直接発動できる効果が多そうでしょうか。

 

 

次回予告 86話『持たざる者の知恵』

ライトニングのデッキ「天装騎兵」は

裁きの矢により支えられている

目の前の敵を スペクターはこのように分析し

また同時にこう考えた

私にもあのように素敵なカードがあれば と

どうやらスペクターVSライトニングのようですね。

かなり久々となるスペクターのデュエルです。

次回予告からすると裁きの矢を奪う感じでしょうか。

ラーの翼神竜を奪ったバクラや舞を彷彿とさせる戦術ですね。

しかもライトニングはエクストラリンクをするようなので

リンクマジックを奪ってリンク召喚先を確保する算段なのでしょう。

それにしても相変わらずの顔芸です。

どちらが味方サイドでしたっけ?

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