今回紹介するのはDARK NEOSTORMよりこのカードです。
双穹の騎士アストラム
リンク・効果モンスター
光属性/サイバース族/攻3000/LINK-4
【リンクマーカー:左/右/左下/右下】
\ ↑ /
← →
/ ↓ \
EXデッキから特殊召喚されたモンスター2体以上
①:リンク召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカードは相手の効果の対象にならず、
相手は他のモンスターを攻撃対象に選択できない。
②:このカードが特殊召喚されたモンスターと
戦闘を行うダメージ計算時に1度、発動できる。
このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ、
その相手モンスターの攻撃力分アップする。
③:リンク召喚したこのカードが相手によって墓地へ送られた場合に発動できる。
フィールドのカード1枚を選んで持ち主のデッキに戻す。
ジャックナイツの新規にしてパラディオンの新規、
そしてアヴラムの新しい姿となる光属性サイバース族のLINK-4です。
”星明かりの勇者 掲げし剣に光を束ね 大いなる闇を討ち祓わん”
アヴラム君の髪が水色になり青白い光を放つ銀色の装備を身に着けています。
全体的に天穹のパラディオンをベースに
星杯を戴く巫女が持っていた杖を剣に変化させたような武器を右手に、
クローラー・パラディオンが変形したと思われる浮遊ユニットを左手に装着してます。
星杯に選ばれし者からはじまり星杯騎士アウラム、機界騎士アヴラム、
天穹のパラディオン、アークロード・パラディオンと進化していったアヴラム君ですが
ここにきてLINK-4といういかにも最終形態っぽい境地にたどり着きました。
まさに主人公って感じの貫禄出してますね。
「双穹の騎士」と書いてジャックナイツ・パラディオンと呼んでいますが
これは天穹のパラディオンと蒼穹の機界騎士の2つから取ったネーミングなのでしょう。
アストラムは「アストラル+アヴラム」から来ていると思われます。
【リンクマーカー:左/右/左下/右下】
EXデッキから特殊召喚されたモンスター2体以上
リンク素材はエクストラデッキから特殊召喚されたモンスター2体以上です。
一見難しい条件ではありますがEXデッキの枠の圧迫さえなんとかなるのであれば
実際にはそれほど困難な素材指定ではありません。
手っ取り早いのはリンクモンスターを2体用意してしまう事で
LINK-2を2体用意してもいいですし
LINK-3とLINK-1を用意してもいいでしょう。
例えばスケープ・ゴートを使えばトークン2体で
ミセス・レディエントを2体ずつリンク召喚する事で素材を揃えられます。
【パラディオン】ならレグレクスとヴェルスパーダを並べるなりしましょう。
リンクマーカーは左右と斜め下2つとヴァレルロード・ドラゴンと同じ配置です。
無難オブ無難なLINK-4としてのリンクマーカーであり
パラディオンのリンクモンスターとしては
ヴェルスパーダ・パラディオンに続くメインモンスターゾーンでも活用できる配置ですが
他のパラディオンと違いリンクマーカーリンク先のモンスターの攻撃力は得られません。
それでもリンク先にパラディオンを特殊召喚できるので無駄ではないでしょう。
①:リンク召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカードは相手の効果の対象にならず、
相手は他のモンスターを攻撃対象に選択できない。
①の効果はリンク召喚している場合
相手の効果の対象にならない対象耐性を得られつつ
相手に他のモンスターを攻撃できなくさせる攻撃制限も与えます。
②の効果によって戦闘においては非常に強いカードなので
他のモンスターを守る優秀な盾として機能してくれるでしょう。
神樹のパラディオンで疑似的な破壊耐性も得られればより盤石です。
②:このカードが特殊召喚されたモンスターと
戦闘を行うダメージ計算時に1度、発動できる。
このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ、
その相手モンスターの攻撃力分アップする。
②の効果は特殊召喚されたモンスターと戦闘を行う際にダメージ計算時の間だけ
相手モンスターの攻撃力分だけアップする自己強化効果です。
言うなれば一人オネストとも言うべき効果であり
相手が攻撃表示であればこのカードの攻撃力であり
3000分のダメージを与える事が可能です。
ホープ・ザ・ライトニングあたりが相手でもない限り
戦闘面において無類の強さを誇る効果ですが
より恐ろしいのはこいつがパラディオンである事で
天穹のパラディオンで戦闘ダメージを倍にしたり
百獣のパラディオンで貫通効果を付与したり
リユナイト・パラディオンで全体攻撃したりとやりたい放題できます。
③:リンク召喚したこのカードが相手によって墓地へ送られた場合に発動できる。
フィールドのカード1枚を選んで持ち主のデッキに戻す。
③の効果はリンク召喚している状態で相手によって墓地へ送られた場合に
フィールドのカード1枚を選んでデッキに戻すデッキバウンス効果です。
対象に取らないデッキバウンスという非常にえげつない除去であり
このカードが処理された時の最後っ屁としては十分な効果です。
ただこの効果、自分フィールドにいる時でないと効果を発揮しないので
ヴァレルロード・ドラゴンのようなコントロール奪取が天敵となります。
あと②の効果も合わせてホープ・ザ・ライトニングも天敵です。
総じて豪快なリンク素材指定に見合った
汎用LINK-4としてもパラディオンの切り札としても優秀なカードです。
特にテスタメント・パラディオンはこのカードの為にあるといってもよく
このカードで相手モンスターを戦闘破壊する事で4枚ドローが可能です。
ジャックナイツにも属している為
星遺物が刻む傷痕の③の効果の1体としてカウントする事が可能です。
ただジャックナイツだとこのカードのリンク召喚を狙うのは難しいので
スケープ・ゴートなり別途このカードを出す手段を用意しておくといいでしょう。
また見逃せないのがこいつがLINK-4のサイバース族であるという点です。
これは・X・で蘇生が出来る事を表しており
①と③の効果は発動できないものの②の自己強化は発動可能であり
ファイアウォール・ドラゴンに代わる蘇生対象として重宝するでしょう。
最終形態っぽい主人公もラスボスっぽい存在も出て来ましたし
いよいよ星遺物関連のストーリーも大詰めって感じですね。
それともアヴラムくんはまだ変身を残しているのでしょうか。