今回紹介するのは20th ANNIVERSARY DUELIST BOXよりこのカードです。
儀式・効果モンスター
星7/闇属性/魔法使い族/攻2500/守2100
「カオス・フォーム」により降臨。
①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り
「ブラック・マジシャン」として扱う。
②:1ターンに1度、魔法・罠カードの効果が発動した時、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
③:儀式召喚したこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
手札から「マジシャン・オブ・カオス」以外の
「カオス」儀式モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
闇属性魔法使い族のレベル7儀式モンスターです。
「マジシャン・オブ・ブラックカオスの恰好をしたブラック・マジシャン」
というのが一番しっくりくるだろう見た目をしています。
とはいってもブラックカオスに似ているのは服装の色合いで
帽子や前掛けのデザインなどはブラック・マジシャンよりです。
レベルや攻撃力守備力などはブラック・マジシャンと同等であり
まさにブラック・マジシャンが儀式モンスターになった形態と言えます。
対応する儀式魔法はカオス・フォームです。
このカードのレベルは7であり墓地にブラック・マジシャンがいれば
それを除外する事でこのカードを儀式召喚可能です。
カオスと名の付く儀式モンスターでは初のレベル7であり
このカードの登場でようやくブラック・マジシャンを
カオス・フォームのコストとして使いやすくなったと言えます。
とはいえブラック・マジシャンを儀式の生贄とするのであれば
高等儀式術という手もあるので上手く使い分けていきましょう。
「ブラック・マジシャン」として扱う。
①の効果はフィールドと墓地に存在する間
ブラック・マジシャンとして扱う名称変更効果です。
各種ブラック・マジシャン用のサポートカードに対応可能であり
黒の魔導陣があれば特殊召喚時に相手のカードを除外できますし
一度儀式召喚すれば墓地から永遠の魂で蘇生して耐性付与もできます。
イリュージョン・マジックで墓地から手札に回収する事も可能です。
またこのカード自身をカオス・フォームによって
墓地から除外する事も可能です。
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
②の効果は1ターンに1度、魔法罠が発動した時に
フィールドのカード1枚を破壊できるというものです。
発動条件が非常に緩く、フリーチェーンで発動できる魔法罠を使えば
相手ターンの好きなタイミングでモンスターを破壊して展開の妨害ができます。
特に永遠の魂は毎ターンフリーチェーンで効果発動可能な永続罠であり
この効果による除去を存分に活かす事が可能です。
手札から「マジシャン・オブ・カオス」以外の
「カオス」儀式モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
③の効果は儀式召喚している状態でこのカードが戦闘破壊か効果破壊された場合に
同名カード以外のカオスと名の付く儀式モンスターを
召喚条件を無視して特殊召喚できるというものです。
本来儀式モンスターを出すのに必要な生贄と儀式魔法を無視する事ができ
ディスアドバンテージを抑えつつ後続に繋げる事が可能です。
このカードで出す儀式モンスターとしては
ブルーアイズ・カオス!MAX!ドラゴンが大本命として
対抗が超戦士カオス・ソルジャーといった所でしょうか。
このカードを活用する場合
「ブラック・マジシャン主体のデッキ」で使うかそれとも
「儀式召喚主体のデッキ」で使うかの二択になってくるでしょうか。
ブラック・マジシャン主体のデッキの場合、
特に①の効果による恩恵を思う存分に受けられますが
儀式用のサポートカードをどれだけ採用するかが悩ましくなります。
特にエクシーズや融合カードも活用しようと考えた場合
デビリチャルは採用し辛いです。
とりあえずブラック・マジシャンの墓地肥やしにもなる
高等儀式術は入れて置いて損はないでしょう。
儀式召喚を主体とする場合③の効果を存分に活かせまし
エクストラデッキをあまり活用しないのであればデビリチャルも採用できます。
特にブルーアイズ・カオス!MAX!ドラゴンは
ブラック・マジシャンと一緒に青眼の白龍をデッキに採用しておく事で
高等儀式術もカオス・フォームも共有可能です。
暗黒騎士ガイア系列1体を生贄に儀式召喚が可能なので
【カオス・ソルジャー】にこのカードを採用する手もあります。
ただこっちは逆にブラック・マジシャン用のカードを
どれだけ採用するかが悩ましくなってくるでしょう。
それでも②の効果と相性がよく蘇生に繋げられる永遠の魂は
最低限採用してもいいと思います。
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