今回紹介するのはコレクターズパック2018よりこのカードです。
No.75 惑乱のゴシップ・シャドー
エクシーズ・効果モンスター
ランク3/風属性/魔法使い族/攻1000/守2600
レベル3モンスター×2体以上
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:1ターンに1度、相手モンスターの効果が発動した時、
このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。
その効果は「お互いのプレイヤーは、
それぞれのデッキから1枚ドローする。」となる。
②:このカード以外の自分フィールドの
「No.」Xモンスター1体を対象として発動できる。
このカードをそのモンスターの下に重ねてX素材とする
(このカードがX素材を持っている場合、それらも全て重ねてX素材とする)。
新たなるナンバーズとなる風属性魔法使い族の汎用ランク3です。
風属性のナンバーズは他の属性に比べて非常に数が少なく
他にはNo.42 スターシップ・ギャラクシー・トマホークぐらいです。
無数のカードが集まり武器な笑みを浮かべた黒い人影を形成しています。
また背後には同じくカードの集まりから
No.64 古狸三太夫、No.48 シャドー・リッチ、
No.46 神影龍ドラッグルーオンの姿が形作られています。
この3体はどれも影に纏わるナンバーズという共通点があります。
カード名を直訳すると「噂話の影」であり
これは人の噂をすればその当人が現れるという意味の諺である
「噂をすれば影がさす」から来ているのでしょう。
「噂」があればその影や実体を作り出せるナンバーズなのかもしれません。
また非常に闇属性っぽい見た目をしていますが風属性です。
これは噂の事を風の便りと読んだりする事から来ているのでしょう。
ナンバーズの特徴である番号は左胸に75の数字が刻まれています。
この75と言う数字はどんな噂も日にちが過ぎれば自然と消えていくという意味の
「人の噂も七十五日」諺から来ているのでしょう。
このようにとにかく「噂」に関する要素を目いっぱい詰め込んだナンバーズです。
レベル3モンスター×2体以上
リンク素材はレベル3のモンスター2枚以上です。
2枚以上であれば3枚でも4枚でもエクシーズ素材にする事が可能であり
このカードの場合特に②の効果を使う場合に素材の数が活きてきます。
レベル3は展開手段の豊富なモンスターが数多くいる為、
3体、4体を素材にしたエクシーズ召喚もそこまで難しくないでしょう。
①:1ターンに1度、相手モンスターの効果が発動した時、
このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。
その効果は「お互いのプレイヤーは、
それぞれのデッキから1枚ドローする。」となる。
①の効果は1ターンに相手モンスターの効果が発動した時に
オーバーレイユニットを2つ消費する事でその効果を
お互いのプレイヤーがそれぞれ1枚ドローする効果に書き換えるというものです。
ゴシップ記者がモンスター効果という真実を
まったく別のものに捻じ曲げている様をイメージしているのかもしれません。
単純に相手モンスター効果に対する妨害手段として優秀で
展開手段や除去をモンスター効果に頼っているデッキに対して効果的です。
またいくつかある書き換え効果の中でもディスアドバンテージのない効果であり
デッキや状況を選ばずに書き換えられる効果となっています。
コンボを考える場合は便乗や相乗りなんかと組み合わせる手もあります。
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
②:このカード以外の自分フィールドの
「No.」Xモンスター1体を対象として発動できる。
このカードをそのモンスターの下に重ねてX素材とする
(このカードがX素材を持っている場合、それらも全て重ねてX素材とする)。
②の効果は1ターンに1度、このカード以外の自分のナンバーズ1体に
このカードをそのオーバーレイユニットごとエクシーズ素材になるというものです。
発動には場に2体エクシーズが存在する状況が必要であり
彼岸の黒天使 ケルビーニ等のリンクモンスターを用意するか
もしくは素材を渡したい方のナンバーズを蘇生で出すなどが必要です。
単純に2体素材で出したこのカードを渡すだけでも3枚分の素材を譲渡可能であり
譲渡したナンバーズには多くのオーバーレイユニットを確保させる事が可能です。
レベル3のモンスターが全体的に展開手段に優れている事もあり
4体、5体の素材を一度に明け渡すのも難しくはないでしょう。
実際に②の効果で明け渡すナンバーズの候補としてはまず
素材が多いほど強力な効果を発揮スルNo.86 H-C ロンゴミアントがあります。
うまく2体を同時にエクシーズ召喚できる状況を作り出す事が出来れば
素材5体以上のロンゴミアントを用意する事が可能となります。
それ以外の候補としてはオーバーレイユニットが多いほど攻撃力の上がる
SNo.0 ホープ・ゼアルやNo.5 亡朧竜 デス・キマイラ・ドラゴン、
1ターンに何度でも効果を発動でき素材の数だけ相手の墓地を除外できる
No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサークなどもあります。
CNo.101 S・H・Dark Knightあたりに素材を明け渡し
CX 冀望皇バリアンに繋げるという手もあります。
素材2体で出せる汎用ランク3の中でも2600と高い守備力を持つのが特徴で
①の妨害効果と合わせて相手にとってかなりいやらしい存在です。
単純に妨害用の汎用ランク3の選択肢としてデッキに忍ばせておくのもよし、
便乗などのコンボを積極的に狙うもよし、
②の効果によるオーバーレイユニット譲渡を狙うもよしと
中々に色んな事が出来るナンバーズとなっています。