今回紹介するのはプレミアムパック20よりこのカードです。
No.5 亡朧竜 デス・キマイラ・ドラゴン
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
レベル5モンスター×2体以上
①:このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×1000アップする。
②:X素材を持ったこのカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
③:このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。
●相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを相手のデッキの一番上に置く。
汎用ランク5エクシーズとなる闇属性ドラゴン族のナンバーズです。
CNo.5 亡朧龍 カオス・キマイラ・ドラゴンのランクアップ前として
元々名前だけ判明していたのですがアニメのナンバーズの中で唯一
カオスナンバーズが直接エクシーズ召喚によって出された為に
ランクアップ前のこのカードの存在は長らく不明のままでした、
それがこの度ついにOCG化されるという快挙を成し遂げました。
ワイバーン型のスカルドラゴンとも言うべき見た目をしています。
枝分かれした多数存在する赤紫の羽根が特徴的です。
これがランクアップしてCNo.5 亡朧龍 カオス・キマイラ・ドラゴンになると
骨になっていた部分に肉付きがされる他、
各所に赤い球体のついた鎧が装着される感じとなります。
レベル5モンスター×2体以上
エクシーズ素材にはレベル5モンスター2体以上を要求しています。
最低モンスター2体で出す事が可能ですが
このカードはオーバーレイユニットの数が多いほど都合がいい為、
余裕があれば3体素材、4体素材でのエクシーズ召喚を狙うといいでしょう。
地獄の暴走召喚あたりを使えばそれほど難しくはありません。
①:このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×1000アップする。
①の効果はオーバーレイユニットの数の千倍だけ
自身の攻撃力を強化させる自己強化効果です。
丁度カオス・キマイラ・ドラゴンの①の効果と同じものですね。
オーバーレイユニット2つでは攻撃力2000とアタッカーとしては心もとないですが
3体素材で攻撃力3000、4体素材で攻撃力4000と
素材の数が多ければ多いほど飛躍的に攻撃力が高まります。
②:X素材を持ったこのカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
②の効果はこのカードがオーバーレイユニットを1枚でも持っている場合
相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できるという複数攻撃効果です。
オーバーレイユニットを持っているという条件が一応つけられていますが
そもそもオーバーレイユニットが無ければこいつの攻撃力は0であり
自爆ダメージでも狙わない限り問題ない制約だと言えるでしょう。
こちらもカオス・キマイラ・ドラゴンの②の効果に近いものですが
同じモンスターに攻撃できない代わりに素材を減らす必要がなく
使いやすさが増しています。
昨今では連続リンクでモンスターが複数並ぶことも多く、
それらをまとめて攻撃できる意味は結構大きいです。
またこのカードを地獄の暴走召喚などからエクシーズ召喚した場合でも
相手が特殊召喚したモンスターを根こそぎ破壊するといった芸当も出来ます。
③:このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。
●相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを相手のデッキの一番上に置く。
③の効果はこのカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に
2つある効果のうちどちらか1つを発動できるというものです。
片方の効果は自分の墓地のモンスター1体を
このカードのエクシーズ素材にできるというものです。
戦闘終了後というやや遅いタイミングにはなりますが
このカードの攻撃力をさらに高める事が可能です。
もう片方の効果は相手の墓地のカード1枚を
相手のデッキの一番上に置くという墓地に対するデッキバウンスです。
こちらは単純に相手の墓地利用の妨害として活用可能です。
カオス・キマイラ・ドラゴンの③の効果を丁度半分に分けた効果であり
どちらか片方しか発動できない代わりにライフコストがなくなっており
状況を選ばずに使いやすい効果となっています。
どの効果もカオス・キマイラ・ドラゴンを意識したものとなっていますが
③の効果がやや弱体化した代わりに全体的なコストが不要となっており
総合的な使いやすさではこちらの方が優秀なものとなっています。
基本的にカオス・キマイラ・ドラゴンへランクアップさせる意義は薄いでしょう。
とはいえそれは「ランクアップする必要がない」というだけであり
そもそもあちらはレベル6モンスター3体で直接エクシーズ召喚すればいい話なので
ある意味ランク5とランク6という住み分けが出来ていると言えます。
汎用ランク5の中では全体攻撃のアタッカー及び
相手の墓地利用の妨害要員といった役割を持っています。
またレベル5モンスター3体以上で出せるエクシーズモンスターは
今までだと重機王ドボク・ザークやNo.53 偽骸神 Heart-eartH、
あとは外神アザトートぐらいしか候補がいなかった為、
レベル5を3体揃えられる時の選択肢としてもありがたい存在となります。
またレベル5モンスター2体で出せる闇属性ドラゴン族ランク5というのも特徴です。
このカードにRUM-アストラル・フォースを使えば
覇王烈竜オッドアイズ・レイジング・ドラゴンにランクアップが可能であり
しっかりとエクシーズモンスターを素材にした時の効果も発動可能です。
ランク5エクシーズをメインとするデッキに
アストラル・フォースを採用する大きな意義となってくれるでしょう。
このようにランク5のエクシーズ召喚を狙えるデッキにとって
レベル5×2体としての選択肢としてもレベル5×3体の選択肢としても
確かな役割を持っている戦術の幅を広げてくれる存在です。
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