今回紹介するのはLINK VRAINS PACK(リンク・ヴレインズ・パック)よりこのカードです。
クリフォート・ゲニウス
リンク・効果モンスター
リンク2/地属性/機械族/攻1800/LINK-2
【リンクマーカー:左下 右下】
\ ↑ /
← →
/ ↓ \
機械族モンスター2体
①:リンク召喚したこのカードは魔法・罠カードの効果を受けず
このカード以外のリンクモンスターが発動した効果も受けない。
②:1ターンに1度、このカード以外の、
自分及び相手フィールドの表側表示のカードを1枚ずつ対象として発動できる。
そのカード2枚の効果をターン終了時まで無効にする。
③:このカードのリンク先にモンスター2体が同時に特殊召喚された時に発動できる。
デッキからレベル5以上の機械族モンスター1体を手札に加える。
クリフォートの新規となるLINK-2リンクモンスターです。
クリフォートの残骸から謎の黒い影が姿を現しています。
コナンの犯人かな?
ゲニウスとは擬人化された精霊の事であり
さしずめクリフォートの核が人の形となった存在だと思われます。
ゲニウスは善意の霊は守護霊として扱われますが
正直クリフォートの事考えると本当に良い存在かは怪しい所ですね。
というかもう見た目からして禍々しいですしね。
【リンクマーカー:左下 右下】
機械族モンスター2体
リンク素材には機械族モンスター2体を要求しています。
クリフォートを始め機械族デッキ全般でリンク召喚を狙う事が可能です。
幻獣機テザーウルフやクラスター・ペンデュラムなど
単体で素材を揃えられるカードも存在します。
リンクマーカーは左下 右下というEXデッキの枠確保に重宝する向きです。
リンクヴレインズパックのカードは大体このリンクマーカーの向きをしていますが
そもそも新マスタールールにおいてEXデッキの枠の確保で不憫な思いをしてきた
過去テーマの救済という名目があるのである意味妥当な結果とも言えるでしょう。
そもそも公式サイトからして露骨に左下と右下推しですしね
①:リンク召喚したこのカードは魔法・罠カードの効果を受けず
このカード以外のリンクモンスターが発動した効果も受けない。
①の効果はリンク召喚で出されている場合に
魔法罠とリンクモンスターの効果を受けない耐性効果です。
そもそもリンクマーカーからしてEXモンスターゾーンに出して真価を発揮するので
リンク召喚している場合という条件はさほど問題にはならないでしょう。
クリフォートの切り札であるアポクリフォート・キラーとアポクリフォート・カーネルは
自身のレベル未満のレベルとランクを持つモンスター効果に対する耐性を持っていましたが
レベルもランクも持たないリンクモンスターに対しては無力な側面がありました。
このカードは丁度その穴を埋める形の対リンク用の耐性を持っています。
また魔法罠に対する完全耐性もありがたく、魔法罠による除去を気にしなくてもいい他
クリフォートと相性のいいスキルドレインの発動下でも問題なく効果を発揮できます。
ただ攻撃力が1800とやや頼りなく魔法罠で強化する事も出来ない点には注意です。
クリフォート・ツールとクリフォート・アセンブラ以外のペンデュラム効果で
戦闘面はある程度補強できますのでそのあたりで補っていきましょう。
②:1ターンに1度、このカード以外の、
自分及び相手フィールドの表側表示のカードを1枚ずつ対象として発動できる。
そのカード2枚の効果をターン終了時まで無効にする。
②の効果は1ターンに1度、
自身以外の自分と相手それぞれの表側表示カードを1枚ずつ合計2枚選択、
選択した2枚のカードの効果をそのターンの間無効にするというものです。
無効化できるカードはモンスターでも魔法罠でもよく
破壊耐性を持つカードを一時的に無効化して破壊できるようにしたり
厄介な効果を持つ永続魔法や永続罠、フィールド魔法を抑えたりできます。
自分のカードも1枚無効化する必要がありますが
【クリフォート】にとってはこれはメリットに繋げやすく
自身の効果で攻撃力の下がったクリフォートを元の攻撃力に戻せます。
他にもスキルドレインのようなロックカードを一時的に無効化して
自分ターンだけモンスター効果を使えるようにするといった芸当も可能です。
むしろクリフォートにとっては自分のカードを無効化する方がメインと言えるでしょう。
③:このカードのリンク先にモンスター2体が同時に特殊召喚された時に発動できる。
デッキからレベル5以上の機械族モンスター1体を手札に加える。
③の効果はこのカードのリンク先にモンスター2体が同時に特殊召喚された時に
デッキからレベル5以上の機械族1体を手札に加えるサーチ効果です。
リンク先に特殊召喚する必要があるので
実質EXモンスターゾーンに出した時専用の効果となります。
クリフォートでは主にペンデュラム召喚から狙う事になるでしょう。
ブンボーグ001の特殊召喚条件に似ていますがあちらと違い「時の任意効果」であり
タイミングを逃す可能性がある点には注意が必要です。
その代わりに特殊召喚するモンスターは機械族以外でもよく
スケープ・ゴートやイービル・ソーンあたりでも効果の発動を狙えます。
また1ターンに一度の制約が存在しない為、2体同時に特殊召喚する手段が複数あり
なおかつその都度リンク先のモンスターをどける事が出来るならば
繰り返しサーチ効果を発動する事も可能です。
機械族2体で出せるEXデッキから出す枠を増やせるリンクモンスターとして
クリフォート以外でもペンデュラム召喚を活用したい機械族テーマ、
例えば【ダイナミスト】や【ブンボーグ】あたりでも重宝するカードです。
③の発動条件はペンデュラム召喚以外にも幻獣機ドラゴサックやレスキューラビット、
機械複製術やソウル・チャージ、など様々な手段で狙う事が可能です。
【サイバー】や【巨大戦艦】、【ギミックパペット】など
レベル5以上の機械族を主軸にしているデッキであれば
特殊召喚する手段と共に採用する価値のあるカードです。
また前述した通り②の効果を使えば
自分だけスキルドレインを始めとするロックカードをすり抜ける事が可能です。
こういったロック系のカードを活用したい機械族デッキでも採用する価値があるでしょう。
機械族2体で出せるリンクモンスターとして②や③の効果だけでも有用です。
このカードに限らず今回のパックに収録されているリンクモンスターは
そのテーマに限らず様々なデッキにおいて有用なカードが多いです。
出来るだけ色んなテーマを救済しようという考えがあるんでしょうね。
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