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SW2.0:エイジ・オブ・グリモワール登場 新種族「ノーブルエルフ」「マナフレア」に新技能「グリモワール」「アーティサン」「アリストクラシー」

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2017年9月20日、ソードワールド2.0の新しいサプリメント、

エイジ・オブ・グリモワールが発売です。

3000年前の魔法文明時代を舞台にした冒険を主軸にしたサプリメントで

その時代でのセッションをするのに必要なデータが掲載されています。

昔の時代という事でマギテックやアルケミストなど存在していない技術がありますが

それとは逆に魔法文明時代だからこそ存在していた種族や技能が存在しています。

いつもと違った世界観を楽しみたいという人にオススメです。

ちなみにこの時代、ガンはもとよりクロスボウも存在していません。

 

表紙絵には新種族であるノーブルエルフとマナフレアが描かれています。

どちらも魔法文明時代固有の種族であり通常の時代では既に絶滅している種族です。

同様に追加技能や追加アイテムも「現代では存在しないもの」となっていますが

同時に生き残りなどが存在していたなどの理由付けをしてもいいと書かれています。

魔法文明時代でのセッションをやらない場合でも買って損はない本と言えるでしょう。

 

 

新種族「ノーブルエルフ」「マナフレア」

魔法文明時代に生きていた種族としてノーブルエルフとマナフレアが

追加PC種族として掲載されています。

ノーブルエルフはエルフの上位種と言われる存在で

通常のエルフと違い寿命が存在しません。

種族特徴として通常のエルフが持つ特徴に加えてさらに水上移動が可能となり

加えて精神力を基準とした行動判定に+2のボーナスを得る事が可能です。

種族特徴が強化されると毒病気属性に対しての抵抗が強化されたり

地上でも長い間呼吸なしで活動できるなどの恩恵がさらに加わります。

ただし大きな弱点として自分が食らう物理ダメージが常に+2される為

エルフの完全な上位互換というわけではありません。

この打たれ弱さとノーブルエルフそのものの希少性に加えて

┌(┌ ^o^)┐が多い為に少子化問題が深刻化して滅んだと言われています。

エルフよりもさらに後衛に特化した種族と言えるでしょう。

 

マナフレアはカルディアが砕け散った影響で誕生した種族だと言われており

生まれつき強大なマナをその身に宿す種族です。

一切の魔法が取得できない代わりに第三の手とも言うべきマナの手を持ち

これにより二刀流や2H武器を持ちながら盾を持つ事が可能になっています。

さらにはマナフレア専用の3H武器も存在していました。

また冒険者レベルの3倍分最大MPが上昇する為、

魔法技能を取得できずとも高いMPを確保する事が可能になっています。

そしてこのMPを他人に譲渡する事も可能です。

種族特徴が強化されるとマナの手を10メートルまで伸ばしたり

補助動作でMP譲渡が可能になったりします。

能力値としては筋力が高めであり魔法が使えない事も含めて前衛やシューター向きです。

魔法が使えない故に魔法文明時代では迫害が酷くそれ故に絶滅したと言われています。

 

 

新技能:「グリモワール」「アーティサン」「アリストクラシー」

現代では失われた技能として3つの技能が紹介されています。

グリモワールは貴族のみに伝えられたと言われる

「秘奥魔法」と呼ばれる魔法を扱う魔法使い系技能です。

本来長大な詠唱が必要な魔法を魔術書の補助を用いる事で

最低限必要な一説のみの詠唱で行使可能にするものです。

この為グリモワールの専用武器とも言える魔導書が使用の大前提となります。

魔導書は武器カテゴリの一種であり武器習熟でより上位の魔導書を装備できます。

スタッフ同様に様々な特殊能力を持った魔導書が複数存在しており

中には盾や鈍器として使える魔導書もあります。

そしてもう1つの特徴として通常の魔法使い系技能のように

レベルごとに複数の魔法を同時に習得せずエンハンサー技能やバード技能のように

1レベル上げるごとに秘奥魔法リストから1つずつ選んで習得します。

習得できる魔法は1、4、7、10,13レベルごとに増えていきます。

この為他の魔法使い系技能に比べて使える魔法がどうしても少なくなりますが

その代わりに取得できる魔法は全体的に強力になっており

同じレベルでも他の魔法使い系技能に比べて1ランク上のものが取得可能です。

例として1レベルの時点で威力20の攻撃魔法や回復魔法を行使可能となり

7レベルにもなれば威力40の範囲魔法や

気絶回復とHP回復を同時にこなせる魔法を取得できます。

魔法は戦闘関連のものが中心であり、汎用性を犠牲にした代わりに

とにかく戦闘に特化した魔法使い系技能と言えるでしょう。

 

アリストクラシーは魔法文明時代に存在していた「貴族」としての技能であり

貴族らしい立ち振る舞いをするための「印象判定」をしたり

平民や動物、ゴーレムなどをレギオンとして使役する為の技能です。

レギオンはライダー技能における騎獣のようにPCとは別の駒として存在し

これを操作して戦闘を行う事が可能になっています。

またライダー技能における騎芸のように1レベル上昇するごとに

「貴格」をリストから1つ選んで習得する事が可能です。

貴格は印象判定で有利になる儀礼系とレギオン使役に関わるレギオン系に大別され

儀礼系は高レベルのものとなると印象判定で有利になるだけでなく

先制判定や精神抵抗にボーナスを与えられるようになったりします。

 

最後にアーティサン技能です。

これは魔器と呼ばれる武器や防具、装飾品を扱う技能であり

この魔器に呪印を書き込み補助動作でMPを消費して様々な効果を発揮させられます。

自身の体でなく道具を強化するエンハンサーとも言うべき技能であり

呪印はエンハンサー技能と同様に1レベル上がるごとに1つ取得できます。

呪印を発動するのに必要な消費MPは5点とエンハンサーの錬技より割高ですが

魔器そのものに呪印を使用する為のMPがいくらか込められている上に

効果時間は一律で18ラウンドあるなど錬技よりお得な部分も多いです。

またこの魔器は通常の武器や防具と同じようにランクごとに分かれており

戦闘特技として《魔器習熟》を取得する事でより高ランクの魔器を装備できます。

魔器はランクが上がると威力や防護点が強化されるだけでなく

魔器に書き込める呪印の数も上昇していきます。

で、ぶっちゃけこの技能かなりやばそうです

取得できる呪印にとにかく強力なものが多く1レベルから取得できる時点でも

《精密射撃》や《魔法誘導》を一時的に取得できるようになったり

C値を減少、投げた武器が自動で戻ってくる、魔物知識判定+2など

強力な効果を持つ呪印のオンパレードです。

5レベルにもなれば追加で《鷹の目》も取得できるようになったり

手で持たずに盾を装備する事が可能になったりC値をさらに1下げたり

魔法のクリティカル値も下げるといった芸当も可能になります。

10レベルになったら最大でC値-3とかもう笑うしかありませんね。

ああ、武器威力を+30したり命中を+3したりもできます。

これに加えて例えば戦闘特技で《魔器習熟S》を取得した場合

魔器による武器、鎧、盾を全てSランクで装備可能となる為、

少ない戦闘特技枠で攻防共に隙の無い装備を整える事が可能となります。

MPの工面さえできるなら非常に強力な技能だと言えるでしょう。

特に投擲フェンサーあたりならその恩恵をフルに発揮できるでしょう。

・・・いやほんとこれやばいくらい強くない?

 

 

追加アイテム

魔法文明時代には現代には伝わっていない様々なアイテムもありました。

使い捨てになった代わりにリーズナブルな価格になった竜牙の矢な<虎走の矢>や

セージ技能の判定に常に+1できる<学者の眼鏡>に

精神抵抗力判定に常に+2できる<正しき信念のリング>、

価格が倍になった代わりに手以外の部位にも装備出来るようになった

能力増強の指輪、腕輪の代替とも言える<能力増強の魔紋>が注目所でしょうか。

また魔法文明時代では魔法の武器や防具を+2に加工する値段が現代よりも安くなっています。

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