今回紹介するのはサーキット・ブレイクよりこのカードです。
天岩戸
岩石族・スピリット・効果モンスター
星4/地属性/岩石族/攻1900/守1200
このカードは特殊召喚できない。
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
お互いにスピリットモンスター以外のモンスターの効果を発動できない。
②:このカードが召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに発動する。
このカードを持ち主の手札に戻す。
地属性岩石族のレベル4スピリットモンスターです。
10期初のスピリットモンスターとなります。
やはり他のスピリット同様に特殊召喚できない制約と
召喚、リバースしたターンのエンドフェイズに手札に戻る効果を持ちます。
中に鳥居の置かれた洞窟のある大きな岩山がそびえたっています。
モンスターよりもフィールド魔法と言った方が信じてもらえそうなイラストです。
天岩戸(アマノイワト)とは日本神話に登場する洞窟で
天照大神(アマテラス)がなんやかんやあってこの洞窟に引きこもます。
その結果世界は闇に閉ざされてしまい他の神々は世界に明かりを取り戻すために
アマテラスをなんとか外に出そうと四苦八苦する事になります。
要するにアマテラスお気に入りの引きこもりスポットです。
①の効果はこのカードがモンスターゾーンに存在する限り
お互いにスピリット以外の効果を発動できなるというものです。
フィールドだけでなく手札や墓地からの効果発動を問答無用で封じるという
極めて強烈なロック効果ですが問題はこのカードがスピリットであるという点です。
召喚してもそのターンのエンドフェイズには手札に戻ってしまうので
そのままではこちらのターンに発動できる効果、
例えば破壊された時に発動する効果や手札誘発効果ぐらいしか妨害できません。
このカードが真価を発揮するのは相手ターンにも持続できるようにした場合です。
それを可能にするのが霊魂鳥神-彦孔雀と霊魂鳥神-姫孔雀の存在です。
この2体の儀式スピリットは手札やデッキからスピリットを召喚条件無視で特殊召喚でき、
しかもスピリットの手札に戻る効果は召喚かリバースした場合のみなので
特殊召喚された天岩戸は手札に戻らすフィールドに残り続けます。
これで相手はこのカードをなんとかしない限りモンスター効果を発動できません。
攻撃力も1900と下級アタッカーラインはあるので
少なくとも下級モンスター相手にはそうそう倒される事もありません。
また禁じられた聖杯や八汰鏡を使う事でも手札に戻るのを回避可能です。
霊子エネルギー固定装置でも同じことが可能ですが手札コストなどを考えると
他のスピリットも手札に戻したくない場合以外は聖杯や八汰鏡を使う方がいいでしょう。
彦孔雀や姫孔雀の効果で特殊召喚するスピリットとしては文句無しに最有力候補です。
自分のモンスターもスピリット以外は効果発動を封じられる点を含めて
エスプリットの為にあるようなカードだと言えるでしょう。
デッキからぽんとこいつが出てくればそりゃもう相手からすれば阿鼻叫喚です。
相手も同じスピリットデッキだったというオチでない限りは
自分もスピリット大好きで正直エスプリットはそこまで弱いと思ってなかったんですが
いいんでしょうか、こんなカード貰っちゃって。
コメント
イラスト見てるとなんか人の顔のように見えますねぇ。
フィールド魔法のように見えてもやっぱりモンスターか。
しかしアマテラスと特に相性良い訳ではないのはちょっと気になった。
まあアマテラスの力封じ込めてたようなものですし相性悪いのはむしろ正しいのかもしれません