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V-LAN(ブイラン) ヒドラ:遊戯王カード考察 不用意にこっち側にマーカー向けてる奴にLAN直結!

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6月21日にVジャンプ8月号が発売されます。

今回紹介するのはその付属としてついてくるこのカードです。

 

 

 

V-LAN ヒドラ
リンク・効果モンスター
光属性/サイバース族/攻1900/LINK-3
【リンクマーカー:上 左 下】
トークン以外のモンスター2体以上
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードの攻撃力は
このカードと相互リンクしているモンスターの数×300アップする。
②:このカードの相互リンク先の
リンク3以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをリリースし、
そのリンクマーカーの数だけ自分フィールドに
「V-LANトークン」(サイバース族・光・星1・攻/守0)を特殊召喚する。
このターン自分は対象としたモンスターと
リンクマーカーの数が同じモンスターを特殊召喚できない。

 

 

光属性サイバース族のLINK-3リンクモンスターです。

 

3つの首を持った機械の蛇といった外見をしています。

怪物のヒュドラは本来9の首を持ちますがこいつは3分の1しかありません。

多分リンクマーカーの数と合わせてるんでしょうね。

あとなんとなくですがこの蛇の頭は

LANケーブルをモチーフにしてるんじゃないかなと思ってます。

V-LANとは正式名をVirtual Local Area Networkといいます。

LANという言葉自体は聞いたことある人もいるんじゃないでしょうか。

詳しく説明するとキリがない(のと正直自分もあまり詳しくない)ので割合しますが

とりあえずLANというのはネットワークの繋がった1つのグループと思ってください。

あなたのご家庭にインターネットがあれば家全体のネットワークの繋がりを表すのがLANです。

その1つのLANをさらに細かく区分けする為のコンピュータのシステムがVLANです。

これによってネットワークを区分け事でセキュリティを高めたりします。

ちなみにこうやってLANを分岐させる装置をHAB(ハブ)と言うのですが

もしかしたらこのカード、蛇のハブともかけているのかもしれませんね。

 

 

リンク素材にはトークン以外のモンスター2体以上を要求しています。

トークン以外という所にスケープゴート対策の姿勢が見て取れますね。

トークンの場合でも一度リンクモンスターに変換しなおせばいいので

リンク召喚は難しくないと思います。

リンクマーカーは上 左 下の3方向です。

EXモンスターゾーン、メインモンスターゾーンどちらでも活用できますが

どちらかと言えばメインモンスターゾーン向きのカードだと言えます。

 

 

①の効果はこのカードと相互リンクしているモンスターの数×300だけ

自身の攻撃力を上昇させる自己強化効果です。

リンクマーカーの構造的に最大でも攻撃力の上昇は2500であり

相互リンクさせる手間も考えるとちょっと打点としては心もとないです。

リンクスパイダーの真下に置いて2200打点にするのはさほど難しくない為

基本的には この攻撃力が一定の基準となるでしょう。

 

 

②の効果は1ターンに1度、このカードと相互リンクしており

かつリンク3以下のリンクモンスター1体をリリースし

そのリンクマーカーの数と同じだけのV-LANトークンを

自分フィールドに特殊召喚するというものです。

ただしこの効果を発動したターン、リリースしたリンクモンスターと

同じリンクマーカーの数のリンクモンスターを特殊召喚できない制約が発生します。

恐らくはリンクモンスターをLANに例えて

「リンクモンスターを分割してトークンに分割する」

というV-LANのシステムを現した効果だと思われます。

分割させてるから同じLINKのモンスターが出せなくなるわけですね。

リンク召喚だけでなく蘇生なども出来なくなる点には注意してください。

違うリンクマーカーの数のリンクモンスターの召喚は問題なくできるので

このカード自身を素材にして上のLINKのリンク召喚を狙ってもいいでしょう。

 

 

このカードの真価は②の効果で相手モンスターもリリースできる点にあります。

つまりこのカードは

「LINK-3以下でかつ上方向にマーカーを持つリンクモンスター」

に対して強力なメタを発揮できるカードです。

もし相手が迂闊にもエンコード・トーカーなどをEXモンスターゾーンに置いた場合、

そのリンクマーカーを利用してそいつの真下にV-LAN ヒドラを置いてやれば

相手モンスターをリリースしつつトークンを最大3つ特殊召喚できるという

大きなアドバンテージを得る事が可能です。

結構ピンポイント気味なメタではありますが該当するリンクモンスターは案外多く

意外と狙えるチャンスは多いと思います。

エクストラデッキの枠が余っているなら1枚採用してみて損はないでしょう。

逆に上方向にリンクマーカーを持つカードを利用する場合は

今後このカードを警戒していく必要があるでしょう。

 

 

今後リンクモンスターはどんどん増えていくと思いますが

そんな中でも他のカードには無い独自の強みを持つカードとして

長い間選択肢の1つとして存在していきそうな1枚です。

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