今回紹介するのはコード・オブ・ザ・デュエリストよりこのカードです。
捕食植物バンクシアオーガ
チューナー・効果モンスター
星6/闇属性/植物族/攻2000/守 100
①:このカードは相手フィールドの捕食カウンターが置かれたモンスター1体を
リリースした場合に手札から特殊召喚できる。
②:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。
相手フィールドの表側表示モンスター全てに捕食カウンターを1つずつ置く。
捕食カウンターが置かれたレベル2以上のモンスターのレベルは1になる。
捕食植物初となるチューナーモンスターです。
またメインデッキに入る捕食植物では最高の6レベルとなります。
アークファイブにおいてユーリが榊遊矢戦で使用したカードであり
アドバンス召喚でフィールドに出た後にトークンと共にシンクロ素材となり
クリアウィング・シンクロ・ドラゴンのシンクロ召喚に繋げました。
アニメでは特に効果が使われず単にレベル6のチューナーとして運用されましたが
OCG化に伴いいくつか効果が付与されています。
バンクシアに無数の口と目が生えたような不気味なデザインをしています。
バンクシアとは山火事の多い地域に生息するオーストラリア原産の植物であり
山火事が発生すると発芽して種を飛ばすという珍しい生態を持っています。
種を飛ばした後のバンクシアは無数の口が存在しているように見え
このカードに存在する無数の口もそれをモチーフにしているのでしょう。
捕食植物のモチーフでは珍しくこのバンクシアは別に食虫植物ではなく
また特に虫を利用するような特別な生態も持っていません。
①の効果は相手の場に捕食カウンターが乗ったモンスターがいる場合
それをリリースする事で手札から特殊召喚できるというものです。
相手のモンスターを除去しつつ展開に繋げられる強力な特殊召喚効果であり
捕食カウンターの利用法の1つとして大いに活用していけます。
捕食植物ドロソフィルム・ヒドラと違い墓地からの蘇生はできませんが
こちらは1ターンに1度の制約は存在せず
状況次第では複数の相手モンスターをリリースしつつ大量展開が可能です。
またこちらは攻撃力2000でありいざという時は攻撃要員にもできます。
イージーチューニングのコストとしてもいい感じに働いてくれるでしょう。
②の効果はこのカードがフィールドから墓地へ置かれた場合に
表側表示で存在する相手モンスター全てに捕食カウンターを置くというものです。
勿論レベルのあるモンスターは全てレベル1にしてしまう事が可能です。
似たような効果を持つスキッド・ドロセーラと違い
除外やバウンスでは発動しない代わりに
裏側表示で墓地へ送られた時にも捕食カウンターを置く事が可能です。
発動条件が非常に緩く、戦闘破壊や効果破壊で墓地へ送られた場合だけでなく
シンクロ素材、融合素材、リンク素材、アドバンス召喚の為のリリース等
様々な状況から相手に捕食カウンターを置く事が可能です。
このカードがチューナーである点も最大限に活かせるでしょう。
なんかやたら優秀なんですけど
捕食カウンターを置くのに適した捕食植物では
スキッド・ドロセーラ、スピノ・ディオネア、フライ・ヘルなどが、
捕食カウンターを有効活用できる捕食植物では
ドロソフィルム・ヒドラ、サンデウ・キンジーあたりが代表的ですが
このカードはその両方において高い水準でまとまっており
いいとこどりと言ってもいいぐらいの性能を持った優等生です。
その上でチューナーでもあるのだから素晴らしいの一言です。
両方の機能を1枚で揃えている点は【捕食植物】において重宝するだけでなく
少数の捕食植物を他のデッキに出張させたい場合でも有用です。
レベルに関係なく素材にできるリンク召喚の登場により
捕食カウンターの持つレベル低下効果は少し有用性が下がりましたが
そんな捕食植物をテコ入れするような形で登場してくれた1枚です。
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