今回紹介するのはコード・オブ・ザ・デュエリストよりこのカードです。
無差別崩壊
通常罠
①:サイコロを2回振る。
出た目の合計よりレベル・ランクが低い
フィールドの表側表示モンスターを全て破壊する。
ギャンブルカードの一種となる通常罠です。
名前やカードから「無差別破壊」を意識したカードだと思われます。
イラストでは「無差別破壊」のカードで無差別攻撃をしていた緑色の物体が
複数の砲弾により撃墜されているシーンが描かれています。
砲弾を発射しているのはこの緑色の物体から攻撃を受けていた人々でしょう。
ただ破壊されるだけでなく見事に反撃を成功させており
イラスト右側の兵士が思わずガッツポーズをしています。
まるで地球防衛軍の1シーンのようですね。
その効果はサイコロを2回振り、出た目の合計未満の数値となる
レベルかランクを持つモンスターを全て破壊するというものです。
この手の効果にしては珍しくランクも参照できるのが特徴で
エクシーズモンスターにもしっかりと効果があります。
破壊するのは「未満」であり「以下」ではない点に注意しましょう。
例えばダイス目が5であった場合レベル5のモンスターは破壊できません。
このカードのように6面体ダイスを2回振るのを
「2d6」と言ったりするので以後そう表記する事にします。
このカードを使う場合まず2d6で出る数値の確率を知っておく必要があります。
まずサイコロ2つの合計値を求めるのでその最低値は1+1の2となります。
つまりレベル1、ランク1のモンスターは100%破壊可能です。
それ以上のレベルになると確率が絡んできますが
参照として2d6で一定以上の数値が出る確率を以下に載せておきます。
2以上:36/36(100.00%)
3以上:35/36(97.22%)
4以上:33/36(91.67%)
5以上:30/36(83.33%)
6以上:26/36(72.22%)
7以上:21/36(58.33%)
8以上:15/36(41.67%)
9以上:10/36(27.78%)
10以上:6/36(16.67%)
11以上:3/36(8.33%)
12:1/36(2.78%)
まず見るべき部分は5以上が出る確率です。
6回中5回は5以上が出る為これ未満の数値を持つモンスター、
つまり下級モンスターやランク4までのエクシーズを破壊するのであれば
かなり高い確率で機能してくれる事が分かります。
下級モンスターに狙いを絞るのであれば信頼性の高いカードと言えます。
確実に破壊するだけなら激流葬が存在するので
こちらはフリーチェーンである点をうまく活かしたい所です。
それ以上となるとさすがに落ちてきますが
それでも上級モンスターまでなら5割以上の確率で破壊が可能なので
賭けに出るのも悪くありません。
その一方で出目11以上ともなると10分の1以下にまでその確率は下がります。
逆に考えればレベル10以上のモンスターは高い確率で生存が可能であり
例えば【列車】のようなデッキを自分で使うのであれば
相手モンスターだけ一方的に破壊できる可能性が高い優秀なカードとなります。
ギャンブルカードとしてはかなり使いやすく汎用性の高いカードです。
エンタメデュエルを採用したギャンブルデッキにおいて
サイコロ、コイントスの回数5回による2枚ドローを狙う場合
除去を狙いつつコイントス回数を2回増やすカードとしても活用できます。
コメント
シャドールみたいな切り札が高レベルで万に破壊されてもアド取れるようなテーマは面白い事になりそう。
大げさに捉えればフリーチェーンのサンダーボルトみたい
ただリンクモンスターには効果がない模様
リンク召喚前を狙うのが一番ですね
リンクモンスターがメインのデッキも被害が及ばないので津積極的に使っていけます