今回紹介するのはコレクターズパック2017よりこのカードです。
時械神ラツィオン
効果モンスター
星10/炎属性/天使族/攻 0/守 0
このカードはデッキから特殊召喚できない。
①:自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
このカードはリリースなしで召喚できる。
②:このカードは戦闘・効果では破壊されず、
このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
③:このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に発動する。
相手の墓地のカードを全てデッキに戻す。
④:1ターンに1度、相手がドローした場合に発動する。
相手に1000ダメージを与える。
⑤:自分スタンバイフェイズに発動する。
このカードを持ち主のデッキに戻す。
時械神メタイオン、究極時械神セフィロンに続く久々に登場した時械神です。
メタイオン同様に攻撃力守備力0のレベル10天使族であり
デッキから特殊召喚できない制約を持っています。
5D’sにおいてZ-ONEが使用していたカードであり
その効果によりアポリアのセルフデッキ破壊コンボを失敗に終わらせ
そして効果ダメージによってアポリアに引導を渡しました。
アニメではフィールドのモンスターも全てデッキに戻す鬼畜使用でしたが
さすがにそれだと強すぎるのでOCG化にあたり墓地のみとなりました。
時械神はいずれも胴体と腕だけの無機質な体と
胴体に人の顔が映っているのが特徴ですがラツィオンの場合
その胴体にはヒゲのおっさんが映っています。
ラツィオンという名前の由来はセフィロトの樹、
コクマー(知恵)の守護天使、ラツィエルからでしょう
①の効果は自分フィールドにモンスターが存在しない場合に
リリースなしで召喚できる召喚条件の緩和です。
メタイオンと同じ条件で通常召喚が可能であり
効果も合わせて最上級モンスターの中でも有数の腐りにくさを誇ります。
②の効果は戦闘や効果では破壊されず
さらに戦闘で受けるダメージも0にするという耐性効果です。
これもメタイオンと同じですね。
③の効果の布石として安心して攻撃できます。
③の効果は戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に
相手の墓地のカードを全てデッキに戻すというものです。
相手の墓地アドバンテージを根こそぎ無に帰す強烈な効果であり
通りさえすれば墓地メタとしては最高峰の部類です。
インフェルノイドのような墓地依存度の高いデッキが相手なら
こんな顔になる事間違いなしです。
それ以外でも墓地を利用しないデッキは昨今ではあまり存在しないので
多くの場面で有効に機能してくれるでしょう。
攻撃を通すという条件がありますが破壊耐性を持っているので結構決まりやすいです。
④の効果は1ターンに1度、相手がドローした場合に
1000ダメージを与えるバーン効果です。
発動条件が緩く基本的にこのカードが除去さえされなければ1回は発動可能です。
これ1枚でどうにかなるというような効果ではないですが
③の効果のついでで与えるダメージとしては十分です。
⑤の効果は自分スタンバイフェイズにデッキに戻ってしまうデメリット効果です。
これも時械神メタイオンと同様ですね。
あくまで1ターン限りの存在として運用する事になるでしょう。
結構そのまんま出てきましたね
さすがにフィールドを全てバウンスは再現されませんでしたが
墓地を全てデッキに戻す効果が再現されたのは結構驚きです。
メタイオンがフィールドを一掃する切り札であるなら
こちらは墓地を一掃する切り札といった存在です。
その出しやすさと高い単体解決能力から召喚権に余裕のあるデッキであれば
様々なデッキに投入する価値があるでしょう。
いきなりこいつがポンと出てきて困るデッキは非常に多いです。
メタイオンもそうですがランク10のエクシーズ素材としても利用可能です。
またバーンカードとして見た場合、1000ダメージを与えつつ
壁にも使えてついでに墓地メタも出来るという中々優良なカードです。
召喚権が余っているようなバーンデッキであれば採用していいと思います。
長らく音沙汰なかった時械神にもようやく新カードが来ましたね。
今後も新しい時械神が登場する事に期待したいです。
コメント
まさか覇王眷竜で言った無茶振りがもう行使されてたなんて…感激
ならこのままヌメr(腹パン
ヌメヌメは特殊勝利なくなってただの置物化しそうです(
前回がプラネットシリーズで今回は時械神全種登場かな?
時械神もいいが永続罠の《無限光アイン・ソフ・オウル》とかも出て欲しいなぁ。
いよいよZ-ONEデッキが組めるのかと思うとワクワクしますね
時械神OCG化に続きが出るとは…。それだけ環境がカードパワーに追い付いたという事でしょうか。他の時械神も出して欲しいけど、下手に調整されて紙にされてしまうのだけは勘弁ですね。
ある意味ラツィアンは今だからこそ出せたカードだと言えますね