3枚ドローってお前・・・
今回紹介するのはプレミアムパック19よりこのカードです。
HEROの遺産
通常魔法
「HEROの遺産」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:「HERO」モンスターを融合素材とする融合モンスター2体を
自分の墓地からエクストラデッキに戻して発動できる。
自分はデッキから3枚ドローする。
HERO用の通常魔法です。
フレイムウィングマンなんて既に羽と腕だぞ・・・
イラストではフレイムウィングマンの翼と右腕が映っています。
カード名から判断するとフレイムウィングマンの亡骸なのでしょう。
ヒーローものの王道としてはこの後別の誰かが彼の遺志を受け継ぎ
新たなるフレイムウィングマンとして誕生するのでしょう。
その効果は1ターンに1度、HEROを融合素材にする融合モンスター2体を
墓地からエクストラデッキに戻す事で3枚ドローするドロー促進効果です。
注意しなければならないのは「HERO融合モンスター」ではなく
「HEROを融合素材にする融合モンスター」を戻す必要がある点です。
その為マスク・チェンジによって特殊召喚するM・HEROや
HEROを融合素材に指定していないE-HERO ダークガイアは
この効果でエクストラデッキに戻す融合モンスターの対象外となります。
その一方でHEROではないDragoon D-ENDや
レインボー・ネオスは融合素材にHEROを要求している為
この効果でエクストラデッキに戻す事が可能です。
3枚ドローが弱いわけないです
M・HEROこそ対象外ですがその効果は3枚ドローという破格の代物で
エクストラデッキに戻す融合モンスターさえ用意する事が出来れば
融合軸のE・HEROやD-HEROにとって
非常に優秀なドローソースとして活躍してくれます。
特定の融合モンスターを使いまわしたい場合には
エクストラデッキに戻す点もメリットであり貪欲の壺よりも使いやすいです。
むしろM・HEROも対象にしてしまうとあまりに強すぎるので
露骨にM・HEROは除外されたと考えるべきでしょう。
通常魔法なのでD-HERO ダイヤモンド・ガイの効果の対象にもなっており
その場合エクストラデッキに融合モンスターを戻さずとも3枚ドロー可能です。
ダイヤモンド・ガイを主軸にするデッキにおいては
効果でドローしてもよく、そのまま引いても問題なく発動可能という
終わりの始まりやデステニードローに続くドローカードとして運用できます。
どちらかと言えばE・HEROよりもD-HEROを強化するカードですが
E・HEROにおいてもその恩恵は大きいものとなるでしょう。
ちなみに轟雷帝ザボルグあたりでエクストラデッキから直接墓地に落とせば
HERO以外のデッキでもドローソースとして活用可能です。
轟雷帝ザボルグの効果で落とすメリットのあるカードは色々ありますが
大抵のものが墓地に落とした直後に効果を発動するものであり
落としたターン以降でも発動の機会があるカードは中々貴重です。
新マスタールールによってエクストラデッキからの召喚に制約が入り
HEROにも決して小さくない影響が出ていますが
このカードのように着実に強化するカードが出ているのも確かです。
特にD-HEROは新カードの恩恵が大きく
今後の活躍に非常に注目したい所です。
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