遊戯王ARC-V144話の感想です。
黒咲とデュエルをする為にエクシーズ次元へと旅立った遊矢。
しかしエクシーズ次元で待っていたのはデニス・マックフィールドでした。
エンタメイトVSエンタメイジ
デニスに黒咲の居場所を聞く遊矢でしたがその質問にはアレンが答えてくれました。
どうやら零児が各次元に現状の説明をある程度していたみたいです。
そしてアレンが言うには黒咲は瑠璃を探しに融合次元へ旅立っていたとの事。
そう、黒咲はまだレイシリーズが1つになっていた事を知りません。
ついでに言えばレイの事も知りませんし花鳥風月カードの事も知りません。
ズァークを零羅が倒したのを見た時はさぞ驚いた事でしょう。
黒咲の後を追いかけようとした遊矢ですがそれをデニスが食い止めます。
兄弟子から背を向けて逃げるのかと?
そして遊矢もこの状況で初めてデニスが遊勝の弟子だった事を知りました。
なんていうか結構ごたごたしてて情報の共有がされてないですね。
こうして遊矢VSデニスの兄弟弟子対決が始まりました。
エクシーズ次元の禍根
先行は遊矢。
まずはEMドラネコと相生の魔術師でスケールをセッティング、
オッドアイズペンデュラムドラゴンをペンデュラム召喚してターンエンドです。
そしてデニスのターン、ドロー。
デニスはまずEmバブル・ガードナーを召喚、
続けてEmフィルムジー・スリマーを展開します。
どちらも新規のエンタメイジペンデュラムです。
そんな2人のデュエルを見る2人の子供がいました。
遊矢達がエクシーズ次元に来た時に最初に出会った親子です。
しかし子供たちがデュエルを見るのを父親は良しとしませんでした。
この父親は以前はカード化されていましたが無事に復活したようです。
ですがアカデミアに侵略された心の傷は根強く残っており
デュエルを危険なものとして子供たちから遠ざけようとしているのです。
そんな父親にデニスは魔法カード「融合」をちらつかせて脅します。
カード化されたくなければこのままデュエルを見ろと。
そしてデニスは融合を発動、2体のエンタメイジを素材に
Emトラピーズ・フォース・ウィッチを融合召喚します。
この次元で融合召喚が何を意味するのかを理解していながら。
権現坂とのデュエルの時につけたマスクをつけて自分が悪であると主張しながら。
悪の融合モンスター
デニスはさらに装備魔法「古代の機械仮面(アンティーク・ギアマスク)」を発動、
フォースウィッチに装備させます。
そしてフォースウィッチでオッドアイズペンデュラムに攻撃、
フォースウィッチの効果でオッドアイズペンデュラムの攻撃力が低下します。
遊矢はアクション魔法で対処しようとしますがここで機械仮面の効果が発動、
装備モンスターの戦闘時に魔法罠を使用不能にするという実に古代の機械な効果で
アクション魔法の発動を封じオッドアイズペンデュラムを破壊、
さらに2倍の戦闘ダメージを遊矢に与えます。
デニスはこれでターンエンドです。
そしてここで懐かしい顔ぶれが登場、アカデミアエクシーズ支部の面々です。
エドもエクシーズ次元に来ており復興を手伝っている様子。
そしてグレースちゃん大はしゃぎ、本当に遊矢大好きですこの人
他にも多くの人々が2人のデュエルを見に来ていますが反応はよくありません。
アカデミアに侵略された傷跡は町以上に人々の心に深く刺さっており
完全にデュエル=恐怖の象徴という認識を持たれてしまっているのです。
恐らくデニスは自分が悪として遊矢に倒される事で
少しでもエクシーズ次元の人々の心を癒そうとしているのでしょう。
悪の仮面を投げ捨てる時
遊矢のターン、ドロー。
遊矢はエクストラデッキからオッドアイズペンデュラムを、
さらに手札からEMミラクル・ミラービットをペンデュラム召喚します。
そしてオッドアイズペンデュラムでフォースウィッチを攻撃、
フォースウィッチの攻撃力低下が発動しますがここでミラービットの効果発動、
その攻撃力低下をミラービットに肩代わりさせます。
古代の機械仮面の効果で戦闘破壊を無効にしますがダメージ自体は受け、
さらにミラービットのさらなる効果でオッドアイズペンデュラムに再攻撃を付与、
デニスにじわじわとダメージを与えます。
遊矢はこれでターンエンド、デニスのマスクにはヒビが入っていました。
遊矢のエンタメデュエルを待ち望んでいる観客もいますがここで遊矢は告げます。
もう1人のエンタメデュエリストの活躍も見て欲しいと。
そしてデニスに告げます。本当のデニスを見せて欲しいと。
遊矢も気づいていたのです。デニスが悪を演じて業を受け止めようとしていると。
しかしそうして得られる結果はデニスに対して風当たりの強いものになります。
それを遊矢は良しとしませんでした。
デニスのターン、ドロー。
デニスも遊矢に根負けし、悪を演じる事をやめマスクを投げ捨てました。
投げたマスクからは花が散らばり観客達に降り注ぎます。
Emリバーサル・ダンサーとEmファイヤー・ダンサーでスケールセット、
エクストラデッキからバブルガードナーとフィルムジースリマーを
ペンデュラム召喚、レベル4を2体揃えました。
そしてこの2体でオーバーレイネットワークを構築、
デニスのエース、Emトラピーズ・マジシャンをエクシーズ召喚です。
トラピーズ・マジシャンの効果発動、
トラピーズマジシャン自身に2回攻撃を付与します。
デニスはまずトラピーズマジシャンでミラービットを攻撃、
遊矢は先ほど拾っていたアクション魔法「回避」でこれをやり過ごします。
そして2回目の攻撃、今度の攻撃対象はなんとオッドアイズペンデュラム、
攻撃力は2500同士なので相打ち狙いです。
遊矢は再びアクション魔法「奇跡」を発動して戦闘破壊を無効、
トラピーズマジシャンだけが戦闘破壊されますがこれこそがデニスの狙いでした。
デニスはこの戦闘破壊をトリガーにRUM-マジカル・フォースを発動、
RUMってエクシーズ次元の専売特許じゃなかったんかい!
アレンもデニスがランクアップマジックを使った事を驚いています。
このRUMは戦闘破壊されたモンスターエクシーズ1体を蘇生、
それを素材に1つ上の魔法使い族エクシーズにランクアップさせます。
そしてトラピーズマジシャンを蘇生させた上でランクアップ、
ランク5、Emトラピーズ・ハイ・マジシャンをエクシーズ召喚です。
トラピーズハイマジシャンの効果、それはオーバーレイユニットを消費する事で
自身に3回攻撃を付与するというまさにトラピーズマジシャンの強化版です。
デニスはまず1回目の攻撃でオッドアイズペンデュラムを戦闘破壊、
そして次の攻撃でミラービットも戦闘破壊します。
この時遊矢はアクション魔法をなんとか取得しようとしていますが
そのことごとくをハイマジシャンに阻止され攻撃を通しています。
そして3回目の遊矢へのダイレクトアタック、
遊矢はこれをドラネコのペンデュラム効果でダメージを0にして凌ぎます。
デニスはこれでターンエンドです。
2つのステアーズ(階段)
遊矢のターンドロー。
デニスが見事なエンタメを披露した事で遊矢も負けてはいられません。
まずはペンデュラム召喚でオッドアイズとミラービットを復活、
そして手札からEMソード・フィッシュを通常召喚です。
ソードフィッシュは相手の攻撃力を600下げる効果を持ち
これによってハイマジシャンの攻撃力をオッドアイズより下にしました。
ですがデニスもまたハイマジシャンの効果を発動、
オーバーレイユニットを消費して3回まで破壊耐性を付与させます。
この時デニスはハイマジシャンの手につかまって空中を駆けあがり、
ハートランドのオブジェの上に乗って防御陣形を敷いています。
それに対して遊矢は永続魔法チャレンジ・ステアーズを発動、
これは自分のモンスターが戦闘破壊できなかった時に
自分の場のカード1枚をリリースする事で再度攻撃を可能にします。
さらにもう1枚の永続魔法ホープ・ステアーズを発動、
こちらは相手モンスターと戦闘した場合に
その戦闘した自分モンスターの攻撃力を400アップさせます。
これによりデニス攻略の準備は整いました。
オッドアイズペンデュラムと共にデニスのいるオブジェへ駆け上がります。
零児はミラービットとソードフィッシュをエクシーズ素材にして
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンを出すと予測していましたが
遊矢はそのままバトルフェイズに入ります。
そんな2人のデュエルを見守るアカデミアとエクシーズ次元の観客達、
何気にノロが子供を肩車しているのが癒されます。
この人もすっかり馴染んでるなぁ・・・。
遊矢はオッドアイズペンデュラムでハイマジシャンを攻撃、
まず1回目の破壊無効が発動し、オッドアイズの攻撃力が400アップします。
しかしここでリバーサルダンサーのペンデュラム効果が発動、
今上昇した攻撃力分、ハイマジシャンの攻撃力も上昇します。
そしてミラービットの効果でオッドアイズ2回目の攻撃です。
これで破壊無効2回目です。残る無効はあと1回、
遊矢は相生の魔術師をリリースしてチャレンジ・ステアーズの効果発動、
攻撃力を400上昇させた上で3回目の攻撃です。
デニスは着実にダメージを受けこれで破壊無効を使い切りました。
オッドアイズペンデュラムは再び攻撃力400上昇です。
ドラネコをリリースして4回目の攻撃です。
これでハイマジシャンを戦闘破壊可能となりますが
それはつまりチャレンジ・ステアーズの効果が発動しなくなり
デニスを倒しきる事が出来ない事を意味します。
しかし遊矢はここでアクション魔法「奇跡」を発動、
さっきさんざん邪魔されて拾えなかったのを拾っておいたようです。
そしてこの奇跡をハイマジシャンに発動させます。
これによりハイマジシャンに再び戦闘破壊耐性が付与される事になり
それによりチャレンジ・ステアーズの効果が再び発動可能になります。
さらに攻撃力を400上昇させた上でソードフィッシュをリリース。
オッドアイズペンデュラム5度目の攻撃です。
これによりついにデニスのライフを0に削り切りました。
遊矢の勝利です。
2人のデュエルが終わった後、周囲からは歓声があがりました。
そしてエンタメデュエルを教えて欲しいと子供たちが遊矢に群がります。
そして遊矢はデニスにエンタメデュエルを教わるように子供たちに促し、
自分は黒咲を追いかけに融合次元へと足を運びました。
デニスは子供たちに懐かれながら遊矢を見送り、礼を告げます。
エクシーズ次元侵略の引き金を引いた融合次元の刺客は
エンターテイナーとして今エクシーズ次元に受け入れられたのです。
再びデニスが活躍する回が見れてちょっと感動してます
こういう回をエクシーズ次元編でやって欲しかったとずっと思っていたので
今回改めてエクシーズ次元でデニスがデュエルをしたのが嬉しかったです。
やっぱりデニスは本当にいいキャラクターだと思います。
いや本当にカイト戦で退場したままとかにならなくてよかった・・・。
エースであるトラピーズ・マジシャンの効果が象徴するように
デニスのエンタメは基本的に他者を引き立たせるものが主流でした。
しかし今回は遊矢に促される形で自分を主役にしたエンタメをしています。
今回の遊矢はとにかくデニスの顔を立てるように動いており
「相手の事を考えるエンタメ」を貫けていたと感じます。
次回予告 145話『終わりなき反逆』
黒咲さんまた荒れてるー!?
ユートと瑠璃を失った世界において黒咲は孤独に苛まれていました。
予告では激しい怒りと書かれていますがその黒咲の口調は
むしろ悲しみの方が強くでているように感じられます。
恐らくは自分でも愚かな事をしていると自覚はしていて
それでも怒りと悲しみを何かにぶつけられずにはいられないのでしょう。
超熱血!デュエル塾
司会は遊矢と沢渡と権現坂。
今回はデニスのエース、トラピーズマジシャンの進化形態である
Emトラピーズ・ハイ・マジシャンについての解説です。
Em(エンタメイジ)トラピーズ・ハイ・マジシャン
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/光属性/魔法使い族/攻2700/守2200
魔法使い族レベル5モンスター×2
①:自分・相手のメインフェイズに1度、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このターン、このカードは3回まで戦闘・効果では破壊されない。
②:このカードがランク4以下の魔法使い族Xモンスターを素材として
X召喚に成功したターンに1度、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このカードは1度のバトルフェイズ中に3回まで攻撃できる(直接攻撃は1回まで)
あ、何かすごくOCG化されそうな効果です。
特に直接攻撃は1回までという制約がすごくOCG意識してます。
どうやら3回攻撃できる効果はランクアップしたターンのみのようですね。
元のトラピーズマジシャンが他のモンスターにも複数攻撃を付与できるのに対し
ハイマジシャンは自分のみを対象にしているという
まさに自分こそが主役だとアピールしているかのような効果です。
RUM(ランクアップマジック)-マジカル・フォース
速攻魔法
①:このターンに戦闘で破壊され自分の墓地へ送られた
Xモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを効果を無効にして特殊召喚し、
そのモンスターよりランクが1つ高い魔法使い族Xモンスター1体を、
対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚し、
このカードを下に重ねてX素材とする。
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