新マスタールールにおける一番の変更点、EXモンスターゾーン。
このエクストラデッキ専用のモンスターゾーンが登場した事により
従来のモンスターゾーンはメインモンスターゾーンと名称が改められ
リンクモンスターによるリンクを受けない限りこのメインモンスターゾーンに
エクストラデッキからモンスターを特殊召喚できなくなってしまいました。
これで困るのはなんといってもジャンクドッペルやクリストロンをはじめとした
エクストラデッキから大量展開するのを前提としたデッキです。
特にアクセルシンクロやデルタアクセルシンクロは非常に狙いづらくなっています。
実際にこれらを狙う場合リンクモンスターを上手く使い
メインモンスターゾーンに特殊召喚できる枠を用意する必要が出てきます。
そこで今回はスターターデッキ2017から
この枠を用意するのに効果的と思われる2枚のカードを紹介したいと思います。
リンク・スパイダー
リンク・効果モンスター
地属性/サイバース族/攻1000/LINK-1
【リンクマーカー:下】
通常モンスター1体
①:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
手札からレベル4以下の通常モンスター1体をこのカードのリンク先に特殊召喚する。
ハニーボット
リンク・効果モンスター
光属性/サイバース族/攻1900/LINK-2
【リンクマーカー:左 右】
サイバース族モンスター2体
①:このカードのリンク先のモンスターは効果の対象にならず、戦闘では破壊されない。
新種族、サイバース族となる2枚のリンクモンスターです。
それぞれ蜘蛛型のモンスターと蜂型のモンスターであり
2枚ともいかにも「サイバー!」って感じがしますね。
恐らくはこれらのカードも遊戯王ヴレインズにて藤木遊作が使用すると思われます。
リンク・スパイダーはLINK1のリンクモンスターであり
リンク素材は通常モンスター1体のみと非常に緩いです。
レスキューラビットなどを使えば簡単に2体出す事が可能となっています。
その効果は1ターンに1度、手札からレベル4以下の通常モンスターを
このカードのリンク先に特殊召喚するというものです。
このカードのリンクマーカーは下に1つのみなので
実質的にEXモンスターゾーンでのみ発動可能な効果だと言えるでしょう。
この効果により手札に通常モンスターが2枚あれば
フィールドに2体リンク・スパイダーを並べる事が可能です。
また裁定次第となりますがトークンを素材にリンク召喚できるのであれば
様々なトークンからリンク・スパイダーに繋げる事が可能です。
とはいえ攻撃力が1000しかなく、おまけに守備表示にする事も出来ないので
攻撃要因としても壁要因としてもあまり期待はできないでしょう。
ついでに言えばレベルもランクも無いので
シンクロ素材にする事もエクシーズ素材にする事も出来ません。
じゃあ何に使うのかと言えば後述のハニーボットのリンク素材です。
ハニーボットはLINK-2のリンクモンスターであり
リンク素材として新種族であるサイバース族2体を要求しています。
スターターデッキ2017にはサイバース族が多数収録されており
これらを素材としてリンク召喚を狙っていくことになります。
そして前述のリンク・スパイダーもリンク素材として活用できるので
エクストラデッキの枠こそ必要としますが
通常モンスター2体からこのハニーボットに繋げる事が可能です。
その効果はこのカードのリンク先、つまりこのカードの左右のモンスターに
戦闘破壊耐性と対象耐性を付与するというものです。
このカードは左右にしかリンクマーカーが存在しないので
メインモンスターゾーンに出してこそ真価を発揮するカードだと言えます。
そして世に平穏のあらん事を
さてここからが本題です
この2体のリンクモンスターを上手く活用する事で
エクストラデッキのモンスターを特殊召喚する枠を増やす事が可能です。
用意するのは通常モンスター2体です。
レスキューラビットでデッキから引っ張って来てもいいですし
闇の量産工場で墓地から2枚手札に引っ張って来てもいいのでとりあえず
フィールドに2枚か手札かフィールドに1枚ずつ用意しましょう。
やり方はこうです。
①:EXモンスターゾーンにリンク・スパイダーをリンク召喚
②:もう1体の通常モンスターをフィールドに用意
③:最初に出したリンク・スパイダーの真下に
2体目のリンク・スパイダーをリンク召喚
④:2体のリンク・スパイダーをリンク素材として墓地に送り
2体目のリンク・スパイダーの場所にハニーボットをリンク召喚
これをする事でEXモンスターゾーンに空きを作った上で
ハニーボットの左右にリンク先を設置する事が可能になります。
つまりエクストラデッキから3体モンスターを場に出せるようになります
3体枠があれば水晶機巧-フェニキシオンやシューティング・クェーサー・ドラゴン等
シンクロ召喚するのに複数のシンクロが必要なカードも場に出す事が出来るようになりますし
破戒蛮竜-バスター・ドラゴンと竜破壊の剣士-バスター・ブレイダーも並べられます。
通常モンスター2体を用意する手間とエクストラデッキの枠こそ必要となりますが
エクストラデッキから大量展開するデッキにとって1つの救済策となるでしょう。
なおスターターデッキ2017にはサイバース族通常モンスターの
ビットロンも収録されるので②の手順で出す通常モンスターをビットロンにすれば
2体目のリンク・スパイダーは出す必要がありません。
他にもエクストラデッキから特殊召喚する枠の拡張に貢献するカードが
今後登場してくるかもしれないので期待したい所です。
・・・・・ちなみに出来る事前提で説明しちゃっていますが
④:2体のリンク・スパイダーをリンク素材として墓地に送り
2体目のリンク・スパイダーの場所にハニーボットをリンク召喚
ここなんですが
「リンクモンスターを素材にそのリンク先にエクストラデッキから特殊召喚」
が出来るかどうかがちょっと怪しかったりします。
多分出来ると信じたいんですがもし出来なかったらごめんなさい。
追記:できませんでした・・・
コメント
ハニーボットは素材にサイバース族2体を指定しているのでリンク・スパイダー1体ではハニーボットは出せませんね。
なるほど。ルールは見たので理解したつもりでしたが案外簡単ですね・・・問題は召喚権を使わずどれだけフィールドに素材を展開できるかだね
>リンクモンスターを素材にそのリンク先にエクストラデッキから特殊召喚
EXモンスターは、リンクモンスターが既にEXモンスターゾーンにいない場合、まずEXモンスターゾーンに特殊召喚されると思います。
そうなるんでしょうか。
やっぱり詳しい裁定来ないと何とも言えないですね。
地縛神みたいなイメージですかね。
一瞬でもフィールドとの繋がりが切れたら破壊
一瞬でもリンクマーカーとの繋がりが切れたらEX召喚ゾーンは増えない
そのあたりの裁定は重要な影響を及ぼしますね
コントロール関係の裁定はどうなるのかな。シエンの間者とか上手く使えたら面白そう。
戻した時にメインモンスターゾーンに移せるなら面白い使い方できそうですね