遊戯王ARC-V143話の感想です。
見事に沢渡と月影を撃破した権現坂、
しかし遊矢は柚子の記憶と思い出すと同時に
自身がズァークの一部であった事も思い出しへたり込んでしまいました。
零羅が赤ん坊になったわけ
ズァークの名前を聞いて観客達にどよめきが走ります。
以前ズァークさんが全次元生中継をしていた成果か
しっかりと皆さんズァークの事は覚えている様子です。
そのよくない空気を感じ取ったのかアユが悲鳴をあげています。
そしてそれ以上に遊矢にとっては柚子と零羅の事が気がかりであり
零児が零羅の現状についての説明をします。
まずレイが使用した4枚の花鳥風月カードには
ズァークの力を4つに分裂させる力と共にズァーク本体を封印、
それを赤ん坊に戻す力を持っていたとの事。
しかしこの際ズァークだけでなく使用した本人も赤ん坊に戻ってしまい
その影響でズァークだけでなくレイも4人のレイシリーズに分裂しました。
そして今回零羅が花鳥風月カードを使用したために零羅が赤ん坊に戻りましたが
この際遊矢の中からズァークの悪い心が零羅に入り込んでおり、
どうやらそれにより分裂はせず零羅とズァークが1つの存在になってしまったようです。
そして零羅の中にズァークの人間を憎む心が残っているがために
笑顔を失ってしまったと説明します。
同時に零羅を笑わせる事が出来ればズァークの悪い心が消えるとも説明します。
これ、言葉のニュアンス的に「ズァークの人格を消す」みたいな物騒な内容に聞こえますが
「ズァークを笑顔にしなければならない」と作中での言及があったので
零羅だけでなくズァークの笑顔も取り戻すという意味なのでしょう、きっと多分。
そして柚子達レイシリーズもどこかへ消えてしまいましたが
もしかしたらレイもズァークと一緒に零羅の中にいるのかもしれません。
そしてこの説明を聞いてちょっと気になった事があります。
零羅もしかして赤ん坊のまま戻らないんじゃ・・・
反抗期
零羅に笑顔を取り戻したり柚子を取り戻せるのは遊矢だけと零児は言いますが
観客達は本当に遊矢に任せていいのかと疑問に思っています。
まあそもそも「何故遊矢でなければいけないのか」という説明されてませんしね。
これで「エンタメデュエリストだから」とう理由であるなら
同じくランサーズの仲間であるエンタメデュエリスト、沢渡の立場がありません。
そんな観客達の声の中、洋子が修造からマイクを奪い取り遊矢を叱責します。
お前はシンクロ次元に行く時になんて約束したのかと、
次元から争いをなくして笑顔を与えて柚子を取り戻すんじゃなかったのかと、
まだお前は何1つとして達成できちゃいないぞと。
まるで父親が息子に叱るような元ヤンママの叱責です。
しかしそんな洋子の叱責に対し「黙れ!」と返す遊矢。
そんな事は言われないまでも遊矢にとっても100も承知だと、
それでも自分なりに必死に考えて考えて道を探しているんだと。
遊矢はオッドアイズペンデュラムとカバを守備表示にし、
カードを1枚伏せてターンエンドします。
不動列車、発進
権現坂のターン、ドロー。
「お前がその調子であれば俺が代わりに柚子と零羅を助ける」と
遊矢を叱咤激励しつつも、本気で遊矢に対して挑みかかってきます。
彼もまた柚子の親友でありランサーズの仲間です、その資格は十分でしょう。
権現坂は新チューナーである超重武者コブーCを攻撃表示で通常召喚します。
「あの権現坂が攻撃表示で召喚!?」って驚いてますけど
表側守備表示で召喚はできないないし今までも結構やってたと思うんですが。
しかしこのコブーCは一味違います。何せちゃんと攻撃要因です。
まずコブーCでディスカバーヒッポを攻撃してこれを撃破、
そしてビッグベンーKでオッドアイズペンデュラムを攻撃してこれも撃破、
さらにダブルホーンの効果で2度目の攻撃をして遊矢にトドメを刺そうとします。
遊矢はこれをアクション魔法「回避」で攻撃をやりすごしますが
ここでコブ―Cの効果が発動、このカードが相手モンスターを戦闘破壊した場合
このバトルフェイズ中にシンクロ召喚を行えるというものです。
これによりコブーCとビッグベンーK、ダブルホーンでチューニング、
レベル12の超重蒸鬼 テツドウ-Oをシンクロ召喚します。
ここに来てまさかの列車です。上に権現坂が乗っています。
そしてテツドウーOもやはり守備力で攻撃できる効果を持っていました。
4800の守備力を持って遊矢にダイレクトアタックを仕掛けますが
遊矢は再度アクション魔法「回避」で攻撃をやりすごそうとします。
しかし権現坂ここで不動のデュエルを捨て自分もアクションカードを手に入れます。
そしてアクション魔法「ノーアクション」で回避を無効化しケリをつけに来ます。
遊矢は罠カード「EMシグナル」を発動、
これはカードをドローして墓地に送りそれがエンタメイトであった場合、
相手の攻撃を無効にしてバトルフェイズを終了させるというものです。
遊矢がドローしたのはEMソードフィッシュ、無事攻撃は無効です。
ですがここでテツドウーOの効果が発動、
墓地の魔法罠を全て除外する事でその数×200のダメージを与えます。
これにより先ほど墓地へ送ったアクション魔法を除外して200ダメージを与え、
さらに再び墓地に魔法罠が存在しない状態へと戻しています。
爆走する列車という明らかに不動とはかけ離れたモチーフのカードでしたが
その効果もまた不動のデュエルを捨て去るような代物でした。
何せ墓地に魔法罠がある事が前提のモンスターであり
それは不動のデュエルの理念とは真っ向から対立するものです。
「遊矢とはアクションカードで戦う」という権現坂なりの信念なのでしょう。
権現坂はこれでターンエンドです。
削りあい
遊矢のターン、ドロー。
まずはペンデュラム召喚でオッドアイズペンデュラムを復活させます。
そして永続魔法「ペンデュラム・イリュージョン」を発動、
オッドアイズペンデュラムでテツドウーOを攻撃します。
このままでは返り討ちですが遊矢はアクション魔法を墓地へ送り
ペンデュラムイリュージョンの効果を発動、
これは戦闘中、魔法罠をコストに相手の攻撃力守備力を半分にした上で
攻撃モンスターに戦闘破壊耐性と貫通効果を付与するというものです。
これによりテツドウーOの守備力を2400にまで下げた上で
オッドアイズで貫通攻撃、ダメージを2倍にして200ダメージを与えます。
遊矢はこれでターンエンドです。
権現坂のターン、ドロー。
テツドウ―Oでオッドアイズペンデュラムを攻撃です。
遊矢は再びアクション魔法「フレイム・ガード」をゲット、
ペンデュラムイリュージョンのコストにしてテツドウ―Oの守備力を半減、
再び200のダメージを与えます。
しかし権現坂もまたアクションカードをゲット、
手札のビッグワラーGと共にコストにしてテツドウ―Oの効果を発動、
オッドアイズペンデュラムを破壊した上で先ほど使った効果を再度使用、
今送ったアクション魔法を除外して遊矢に200ダメージを与えます。
権現坂はこれでターンエンド。
遊矢のターン、ペンデュラムイリュージョンのデメリットでドローは無し。
再びオッドアイズペンデュラムをペンデュラム召喚、
そしてアクション魔法をコストにペンデュラムイリュージョンを発動、
先ほどと同様の手順で権現坂にダメージを与えてターンエンドです。
権現坂のターン、ドロー。
先ほどと全く同じようにオッドアイズペンデュラムを攻撃、
ペンデュラムイリュージョンで返り討ちされるのも同様ですが
やはりアクション魔法を墓地へ送った上でそれを除外、
遊矢に200ダメージを与えてターンエンドです。
こうして少しずつ、少しずつお互いのライフを削りあっていきます。
それを見ていた遊勝は先ほどそのまま帰ってしまった洋子の事を考えており
「こういうガチンコデュエル洋子好きなのにもったいない」と苦笑しています。
ところがどっこい洋子さんちゃんと観戦してました。テンション高いです。
こういうデュエルが好きという洋子さんの気持ちは自分は少し分かります。
たまにデュエルをしていてお互いに手札とフィールド全部使い切った上で
ドローカード頼りな泥沼なデュエルに発展する事があるんですが
あれが自分すごく好きなんです、ノーガードで殴り合ってる感じがして。
そして遊矢のターン、やはりドローは無し。
しかし権現坂のライフは残り200、ここで勝負を決めるつもりです。
ペンデュラムイリュージョンを発動して攻撃できれば遊矢の勝ちですが
その為にはアクションカードを手に入れる必要があります。
勿論それを易々と許す権現坂ではありません。
遊矢より先にアクションカードを手に入れようと一緒に飛びますが、
遊矢はオッドアイズペンデュラムの上からさらにジャンプ!
これあれです。マリオがヨッシー乗り捨てる奴です
この行動のおかげでアクションカードの取り合いに制する事ができました。
そして権現坂は潔く遊矢の目の前で仁王立ちをします。全力で攻撃は受け止めると。
オッドアイズペンデュラムの攻撃により権現坂のライフは0となります。
このデュエル、遊矢の勝利です。
エクシーズ次元で待ち受けるのは・・・
権現坂の勝利した遊矢ですが権現坂はそんな遊矢に対し
「これがエンタメだと?ふざけるな!」と辛口の返答をします。
それは遊矢のエンタメはまだこんなものではないという意味であり
事実として零羅は笑顔を取り戻せておりません。
そして実況のニコ・スマイリーは遊矢がバトルロイヤルを勝ち抜いた事により
ジュニアユースからユースへ昇格させようとしますが
ここで零児からユース昇格へのちょっと待ったコールが発生、
舞網チャンピオンシップになぞられたこの大会でユースになるのは
当時の残りの参加者であるランサーズの仲間、
つまりデニス、黒咲、セレナに勝つ必要もあるのだと。
そして零児は遊矢をとある場所に案内し、そこにはワームホールがありました。
どうやら次元が4つに分裂した後も次元のひずみが残っているようであり
このワームホールをくぐる事で次元の移動が出来るのだとか、何それ便利
遊矢は黒咲とデュエルをするためにエクシーズ次元へ行くことにしましたが
エクシーズ次元で待っていたのは黒咲ではなくデニスでした。
というわけで遊矢VS権現坂でした。
とうとう超重武者のレベル12シンクロが来ましたね。
でもまさか列車だとは思いませんでした。ストーQとか出ませんか?
玉藻の前と酒呑童子出したんならあと1人も出しましょうよねえ!
あと「ランサーズの仲間」としてちゃんとデニスも存在していたのが嬉しかったです。
次回予告 144話『呪われし機械仮面(ギアマスク)』
というわけで遊矢VSデニスの始まりです。
ようやくエンタメイトVSエンタメイジが見れるわけですね。
デニス、権現坂戦でつけていた悪役のマスクをつけてデュエルをしています。
エクシーズ次元で戦う事も含めて悪役として徹するつもりなのでしょう。
トラピース・マジシャンとフォース・ウィッチが登場していますが
その目には謎の仮面がつけられています。
これがアンティーク・ギアのカードであり呪われし機械仮面なのでしょう。
超熱血!デュエル塾
司会は遊矢、権現坂、沢渡、そして塾長修造。
今回のデュエルのおさらいと共に遊矢と権現坂の関係を振り返っています。
そして久しぶりに登場した遊矢の勝率5割ネタ。
今まで遊戯王の主人公はすごく強いか落ちこぼれのどちらかだったのですが
この「平凡なデュエリスト」というのは中々主人公として異質です。
実際遊矢は歴代主人公でもメンタル的な弱さが目立つ描写があり
特別な存在ではないという点が強調されているように感じます。
しかしそれは誰よりも人の心の弱さを理解しているという事だと思います。
超重蒸鬼 テツドウ―O
シンクロ・効果モンスター
星12/地属性/機会族/攻2000/守4800
チューナー+チューナー以外の「超重武者」モンスター1体以上
このカードはルール上「超重武者」カードとしても扱う。
①:このカードは表側守備表示のままで攻撃できる。
その場合、このカードは守備力を攻撃力として扱いダメージ計算を行う。
②:手札を2枚墓地へ送り、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。この効果は相手ターンでも発動できる。
③:1ターンに1度、自分の墓地の魔法・罠カードを全て除外して発動できる。
その除外したカードの数×200ダメージを相手に与える。
この効果は相手ターンでも発動できる。
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