鈴奈庵47話の感想です。
扉絵は雪が積もる中での小鈴と阿求です。
そんな変化で大丈夫か?
阿求と話を取り付けたマミゾウは早速狸にまつわる話を語ります。
やはりマミゾウの狙いは狸のイメージアップキャンペーンでした。
とにかく狸の美談を幻想郷縁起として人里に伝えさせて
妖怪狸が気軽に人里に入りやすくしようというのがマミゾウの目論見です。
ですが阿求は今人間に化けて狸について熱く語っている女性が
実は妖怪狸、それも総大将であるマミゾウである事を見抜いていました。
それもそのはず、調子に乗って得意気に語っている後ろで尻尾が見えているのです。
・・・・・・うん、前からそうなんじゃないかと思ってましたが今回で確信しました。
マミゾウさん、化けるのが下手です
尻尾や耳を隠す事が出来るのは変化でもかなり高度なテクニックなようですが
気を抜くとついうっかり尻尾が出ちゃうようですね。
でも総大将ならもうちょっと頑張って化けていただきたい所です。
まだ子供だった狐の子はちゃんと寺小屋の人たちを騙し通せてましたよ!
妖怪の事ならおまかせ
とりあえずマミゾウが帰ってほっと一息つく阿求。
妖怪と対話するのは何度経験しても緊張するようです。
まあ自分より圧倒的に強い存在と話すのですから無理もない事でしょう。
さて阿求はこの案件をどうするかを悩んでいました。
マミゾウはよく人里で見かける上に常連といっていいほど鈴奈庵に出入りしています。
悩んだ結果とりあえずは専門家に話を聞いてみるという結論に出ました。
というわけで雪の中やってきました博麗神社です。
やはり体の弱い阿求にとって参道はしんどかったようで
そうでもなくともこんなに雪が積もっていたら誰も来ないと不平を漏らしています。
霊夢が言うには何度雪かきしてもキリが無いとの事。相当振ってるんでしょうね。
霊夢も阿求の体を気遣い用があれば出向いたのにと言っていますが
屋敷の人間にも内密にしたい事柄だったので阿求はわざわざやってきたようです。
阿求がわざわざ遠出するぐらいですから霊夢は専門家として相当信頼されていますね。
小鈴についにマミゾウの正体知る
で、阿求もマミゾウの狙いが本による人里の人心掌握だと気づいていました。
「それだったらアガサクリスQに頼めばいいのに」と霊夢に言われて目を逸らしてます。
まさにそのアガサクリスQに頼んでいたんですけどねマミゾウ。
茨歌仙でも夜更かしして小説読んでましたから相当にファンになってますね霊夢。
マミゾウと違って目の前の人物がアガサクリスQとは夢にも思っていないようです。
この「知り合いに隠して同人活動している感」が何とも言えませんね。
とりあえずマミゾウの依頼はそのまま引き受ける事にした阿求、
利用されてるのは承知の上でそれでも媚びを売った方が得だと判断したためです。
一応「騙されてやっているわけではない」とうい事を霊夢に伝えたかった様子です。
ただ霊夢もマミゾウが鈴奈庵に頻繁に出入りしている事が気がかりだったようで
阿求はやはりマミゾウの正体を小鈴に伝える事にしました。
で、マミゾウが妖怪狸だという事をしった小鈴はそりゃもう大ショックです。
それでも事前に妖怪が人里に潜伏しているという情報は聞いていた為に
ある程度は落ち着きを残す事ができたようですが
今度は人里にどれくらいの妖怪が潜伏しているのかという疑心暗鬼に陥ってしまいました。
文の時も相当に同様してましたがあちらは比較的すぐに正体をバラしていました。
しかし今回の場合、交流もあってずっと人間だと思っていた相手ですからね。
「もしかしたら他の身近な人も人外かもしれない」と思うには十分なショックです。
実際小鈴のような反応をするのが普通の人間にとっては一般的なんでしょうね。
というわけで小鈴がついにマミゾウの正体を知るという
大分今後の展開が気になってくる回でした。
これで次回特に何事もなく関係ない話になっているという可能性もありそうですが(
前回「阿求はマミゾウの正体を知っているのか?」という疑問がありましたが
今回のマミゾウの正体を掴んだ時の反応から判断すると
「知識として知ってはいるけど直接会ったことは無い」という感じでしょうか。
恐らくは目撃情報などからマミゾウに関する記事を幻想郷縁起にまとめ上げ、
その聞いていた情報と照らし合わせてマミゾウの正体を推理したのでしょう。
コメント
小鈴がマミさんの正体を知ることになる展開が個人的にかなり予想外でした…次回以降の二人の展開が気になります
とはいえ文相手には割と普通に接してますしなんだかんだで慣れるかもしれません