ついに幻奏もデッキ融合をする時代に!
今回紹介するのはDIMENSION BOX LIMITED EDITIONよりこのカードです。
オスティナート
通常魔法
①:自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。
自分の手札・デッキから「幻奏」融合モンスターカードによって
決められた融合素材モンスター2体を墓地へ送り、
融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
このターンのエンドフェイズに、この効果で融合召喚したモンスターを破壊し、
その融合素材モンスター一組が自分の墓地に揃っていれば、その一組を特殊召喚できる。
幻奏のサポートとなる通常魔法です。
オスティナートとは「がんこな、執拗な」という意味を持つ言葉で
ある一定の音楽リズムを何度も繰り返す音楽技法の1つです。
「執拗音型」「執拗反復」という呼ばれ方もします。
イラストでは「繰り返し」を表す「riff」の文字が大きく書かれており
ブルーム・ディーヴァの後ろに五線譜で∞マークが描かれています。
破壊された後に融合素材をフィールドに出す効果から
繰り返し融合を狙う動きを想定しているのでしょう。
その効果は自分の場にモンスターが存在しない場合に
自分の手札とデッキから幻奏融合モンスターの融合素材を墓地に送る事で
その融合モンスターを融合召喚できるというものです。
そしてこの効果で召喚した融合モンスターはエンドフェイズに破壊されますが
この時の融合素材にしたカードが墓地に揃っていれば
その素材モンスター一式を墓地から蘇生する事が可能です。
融合素材にするモンスターは2体と決められている為
幻奏の華歌聖ブルーム・プリマの融合召喚をする場合でも
3体以上の融合素材を墓地に送る事は出来ないので注意が必要です。
はっきり言って超強いです。
デッキから融合できる強力さはもはや語るまでもないでしょう。
自分の場にモンスターがいない場合という相当に緩い条件で
このカード1枚で融合召喚が狙える非常に強力なカードです。
攻撃力2500で2回攻撃できるブルーム・プリマや
高打点モンスターに対するメタにブルーム・ディーヴァ、
墓地利用を妨害できるマイスタリン・シューベルトと
これらのモンスターを簡単に使い分ける事が可能です。
一方でこのカードで融合召喚したモンスターは
そのターンのエンドフェイズに破壊されてしまいますが、
その代わりに融合素材にしたモンスター2体を墓地から蘇生できます。
むしろこっちの効果の方が本命です。
幻奏の音女アリアと幻奏の音女エレジーを素材に
マイスタリン・シューベルトを融合素材にすれば破壊された後に
アリアとエレジーの2体をフィールドに特殊召喚する事ができ
自分の幻奏モンスター全てに破壊耐性と対象耐性を付与可能です。
この凶悪な布陣をカード1枚で実現できることこそが
オスティナートの真の強みと言ってもいいでしょう。
また上記2体のうちどちらか1体を幻奏の音姫にする必要がありますが
ブルーム・プリマを融合召喚した場合、墓地に送られた時に
ブルーム・プリマの墓地回収効果も発動可能です。
ちなみにこの自壊効果はブルーム・ディーヴァを融合召喚した場合や
幻奏の音女オペラを融合素材にした場合には発生しません。
融合モンスターをフィールドに残しておきたい場合には
この事を覚えておくと使い分けが可能です。
発動条件が独奏の第1楽章と被っている点が痛い所で
両方とも採用すると腐ってくる場面も出てきますが
基本的にはこちらを優先的に採用する形でいいと思います。
幻想の立ち回りを根源から変えてくれるカードであり
「生まれ変わった」と言えるレベルで幻奏を強化してくれる1枚です。