装備魔法を使いまわせ
今回紹介するのはレイジング・テンペストよりこのカードです。
妖精伝姫-シンデレラ
効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1850/守1000
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
お互いにこのカード以外のフィールドのモンスターを魔法カードの対象にできない。
②:1ターンに1度、手札から魔法カード1枚を捨てて発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から装備カード1枚を選んでこのカードに装備する。
この効果で装備された装備魔法カードはエンドフェイズに持ち主の手札に戻る。
シラユキ、ターリアに続くフェアリーテイルの3体目です。
シラユキ、ターリアとレベル、属性、種族、攻撃力守備力が一緒です。
まあ白雪姫、眠れる森の美女とくればシンデレラは外せませんね。
日本で知らない人はまずいないといえるほどの有名な作品でしょう。
尻尾に本とリボンを付けた動物のお姫様である点は共通で
シンデレラの代名詞ともいえるガラスの靴を履いています。
ちょっと慌てて走っているあたり多分もう12時ですね。
シンデレラは「灰かぶり」という意味で
「普通の女の子が魔法でお姫様や魔法少女に変身する」
「どん底の立場から成功を収める」
「時間制限つきの能力」
という設定は現代においても非常に多くの作品で模倣されています。
①の効果はこのカードがモンスターゾーンに存在する限り
お互いのプレイヤーはこのカード以外のモンスターには
魔法カードの対象にできなくなるというある種の縛り効果です。
魔法カード=ガラスの靴という解釈をするならば
「ガラスの靴がピッタリと履けるのはシンデレラだけ」
というシンデレラ物語を再現した効果だと言えるでしょう。
一応このカード以外の自分のモンスターを魔法カードから守れますが
それよりは相手が自分のモンスターにサポートカードを使いたい場合に
それを妨害する方が影響としては大きいでしょう。
例えば相手がメタルフォーゼであった場合、メタルフォーゼのP効果で
相手はモンスターカードを破壊する事が出来なくなります。
②の効果は1ターンに1度、手札から魔法カードを捨てる事で
自分の手札・デッキ・墓地から装備魔法を1枚選びこのカードに装備できます。
またこの効果で装備した魔法カードは
そのターンのエンドフェイズに手札に戻る性質があります。
これもまた
「12時(エンドフェイズ)に魔法が解けてガラスの靴を落とす」
というシンデレラの物語に沿った効果だと言えるでしょう。
魔法カードをコストにする必要がありますが手札、デッキ、墓地どこからでも
装備魔法を引っ張ってこれるのが特徴で
1枚の装備魔法を使いまわしていく事が可能です。
悪用法は様々で例えばコストで妖刀竹光を落としつつもう1枚の竹光を装備、
黄金色の竹光をサーチして発動するといった芸当が可能です。
魔法使い族なのでワンダー・ワンドも装備可能であり
蘇生手段とコストとなる魔法カードがあれば
蘇生させたシンデレラにワンダー・ワンドを装備してリリース、
カードを2枚ドローというのを繰り返す事が可能です。
これで白雪姫、眠れる森の美女、シンデレラという
三大プリンセス物語が揃った事になりますが
こいつら本当に効果的にまとまりがありませんね。
今後も親指姫や人魚姫などの妖精伝姫が新しく登場すれば
いつか1つのテーマとして組める日も来るかもしれませんね。
所でフィール版のFairy TaleはOCG化されませんか?
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