墓地にさえいけば蘇生しつつコントロール奪取!
今回紹介するのはレイジング・テンペストよりこのカードです。
サイバー・エンジェル-那沙帝弥-
儀式・効果モンスター
星5/光属性/天使族/攻1000/守1000
「機械天使の儀式」により降臨。
①:1ターンに1度、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力の半分だけ自分のLPを回復する。
②:自分の儀式モンスターが攻撃対象に選択された時に発動できる。
その攻撃を無効にする。
③:このカードが墓地に存在する場合、
自分の墓地からこのカード以外の「サイバー・エンジェル」モンスター1体を除外し、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚し、対象のモンスターのコントロールを得る。
癒しの力を秘めし光の天使よ。麗しき姿で快癒をもたらせ。
降臨せよ!レベル5!サイバー・エンジェル-那沙帝弥-!
レイジング・テンペストで追加される機械天使の儀式モンスターです。
アークファイブにおいて天上院明日香がユーリ戦で使用し
機械天使の絶対儀式によって2体召喚されました。
また破壊された後も墓地から蘇生し、
ユーリの古代の機械熱核竜のコントロールを奪っています。
鞭を持った四本腕のケンタウロスといった外見をしています。
ナーサティヤとはダスラと共にアシュヴィン双神と呼ばれる神の1柱であり
馬に深い関連を持つインド神話における医術の神です。
遊戯王においてはケンタウロスのような外見やライフを回復する効果を持つ事、
2体儀式召喚された事など元ネタに関連する要素が数多く含まれています。
ちなみに元は男神です。
①の効果は1ターンに1度、自分の場の表側表示モンスター1体を選択し
その攻撃力の半分だけ自身を回復するというものです。
フィールドにサイバー・エンジェル-美朱濡-があれば1500回復可能であり
儀式召喚の合間合間にコンスタントにライフを回復が出来ます。
②の効果は儀式モンスターが攻撃対象になった時に
その攻撃を無効に出来るというものです。
自身への攻撃も防ぐ事が可能な上に1ターンに何度でも発動が可能であり、
攻撃力守備力1000と低いステータスでありながら
ホープ・ザ・ライトニングなどが相手でない限り強固な壁として存在できます。
③の効果はこのカードが墓地に存在する時に
自身以外のサイバー・エンジェル1体を墓地から除外する事で
このカードを墓地から蘇生、
さらに相手モンスター1体のコントロールを奪うというものです。
墓地コストのみで蘇生しつつ相手のモンスターも奪える強力無比な効果であり
儀式召喚のリリースとして使用したサイバー・エンジェルを
無駄なく利用する手段としても活用が可能です。
優秀な効果ですが相手の場にモンスターがいない場合は
蘇生する事も出来ないという点には留意しておきましょう。
特に③の効果が非常に強力で相手は迂闊にこのカードを墓地に送れないでしょう。
強力なカードですがレベル5というのが少し厄介で
他のサイバーエンジェルとはレベルが少しかみ合いません。
機械天使の儀式を使う場合には問題はないのですが
リリースするレベルをぴったり合わせる必要のある機械天使の絶対儀式を使う場合、
他のサイバー・エンジェルをリリース素材に出来なかったりと、
レベルを合わせられないケースが多く発生するでしょう。
マンジュ・ゴッドに加えてあと1レベル分用意すれば条件を満たせる為、
バトルフェーダーや黄泉ガエルを採用するのも1つの手です。
また墓地に落ちてからが本領発揮である関係上、
相手が素直に墓地に落とさせてくれるとも限らない為、
自分から墓地に落としていく選択肢も用意しておくといいでしょう。
レベル5の光属性の為、もう1体レベル5の光属性を用意できれば
セイクリッド・プレアデスのエクシーズ召喚につなげる事も可能です。
レベル5のモンスターを用意しておく事は
このカードを儀式召喚する為のリリース要因としても役立ちますし
2体を合わせてサイバー・エンジェル-美朱濡-のリリースも可能です。
もしエクストラデッキの枠に余裕があるのなら簡易融合を採用する事で
1枚のカードで複数のレベルを出す事も可能であり
他のサイバー・エンジェルともレベルを合わせやすくなります。
簡易融合で出す融合モンスターとしてオススメなのは
機械天使の絶対儀式の墓地コストにもなる魔導騎士ギルティアです。
正直コントロール奪取の時点で弱いわけないと思ってます。
フィールドにいる間はライフ回復&壁として守りを固め
墓地に落ちたら相手のモンスターを奪って攻めに転じる事が出来る、
器用かつ優秀な1枚です。
個人的にはいっそこのカードを主軸として捉えた
レベル5メインのサイバー・エンジェルも面白いかなと思ってます。
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