攻撃力0!効果も無効!それでも駄目なら除外!
10月8日に新しくレイジング・テンペストが発売されます。
今回紹介するのはそのレイジング・テンペストよりこのカードです。
ブレイブアイズ・ペンデュラム・ドラゴン
融合・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻 3000/守 2000
「ペンデュラム・ドラゴン」モンスター+戦士族モンスター
①:このカードが融合召喚に成功した時に発動できる。
相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力は0になる。
このターン、このカード以外の自分のモンスターは攻撃できない。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
攻撃力0のモンスターが発動した効果は無効化される。
③:このカードの攻撃によって
相手モンスターが破壊されなかったダメージステップ終了時に発動できる。
その相手モンスターを除外する。
比類無き短剣使いよ!ふた色の眼(まなこ)輝く竜よ!
今一つとなりて新たな命ここに目覚めよ!融合召喚!
現れ出でよ!気高き眼(まなこ)燃ゆる勇猛なる竜!
ブレイブアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!!
オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンの新しい融合形態です。
アークファイブにおいて榊遊矢がエド・フェニックス戦で使用したカードであり
EMダグ・ダガーマンとオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを素材に
融合召喚され一度は破壊されましたが墓地より蘇生され
このデュエルにおけるフィニッシャーとなりました。
アニメでは特殊召喚する「際に」相手モンスターの攻撃力を全て0にするという
特殊なタイミングでこの攻守変更効果を持っており、
これによりディストピアガイの効果の発動タイミングを逃させていました。
またモンスターの攻撃力を0にした数だけ自身を強化する効果や
戦闘破壊耐性を無効にする効果も持っていましたがOCG化に伴い
大幅に調整が加えられています。
オッドアイズペンデュラムに金色のパーツが随所に散りばめられ
全体的にトゲトゲが思いっきり増えたデザインをしています。
アニメではEMダグ・ダガーマンを融合素材にしていた為、
刃物のイメージを強調させているのでしょう。
ブレイブとは「勇敢」といった意味の言葉でありブレイブアイズとは
召喚口上からも考えて「気高き眼」という意味なのでしょう。
①の効果はこのカードが融合召喚に成功した時に
相手モンスターの攻撃力を全て0にしてしまうというものです。
アニメでは特殊召喚する前に攻撃力を0にできていた為、
例え神の宣告等を受けたとしてもこの効果は発動できていたのですが
さすがにOCGでそれを再現する事は叶わなかったようで
発動タイミングが召喚成功時になった他融合召喚に限定されてしまいました。
またこの効果を発動したターン、他のカードが攻撃できない制約も発生します。
それでも相手モンスターの攻撃力を永続的に0に出来るのは優秀で
②の効果も合わせて強烈な突破力を有しています。
②の効果はこのカードがフィールドに存在している間、
攻撃力0のモンスターが発動した効果を無効にするというものです。
①の効果と強烈なシナジーを誇っておりあちらの効果で攻撃力0にした上で
こちらの効果でさらに効果の発動を無効にする事が可能です。
「相手フィールドの表側モンスターの攻撃力を全て0した上で効果も無効」
と書けばどれだけ優秀な効果か分かるでしょう。
また①の効果で攻撃力を0にしていなくとも
元々の攻撃力が0のモンスター効果であればそれを無効にします。
手札や墓地で発動するモンスター効果であっても問答無用で無効にし
バトルフェーダー、エフェクト・ヴェーラー、幽鬼うさぎ等
この効果で無効に出来るカードは多いので覚えておきましょう。
【方界】など攻撃力0を多用するデッキであれば機能停止も起こりえます。
ただしこの無効効果は自分のモンスターに対しても問答無用です。
ヴェーラーや幽鬼うさぎなどをデッキに入れている場合は注意しましょう。
③の効果はこのカードが攻撃をし、それによって相手が破壊されなかった場合
ダメージステップ終了時にその相手モンスターを除外できるというものです。
②の効果は発動しか無効に出来ない為、
破壊耐性などの永続効果を無効にする事は出来ないのですが
例え戦闘破壊耐性があったとしてもこの効果により除外をする事が可能です。
①の効果ではどかしきれない守備力の高いモンスターに対しても効果的です。
ただし自分から攻撃する場合にしか発動しない為、
相手から攻撃される場合には無力な点には気をつけましょう。
突破力全振りのようなカードです。
①の効果で攻撃力を0にし、②の効果でその効果を無効にし
それでも倒せない敵を③の効果で除外してしまうという
何がなんでも突破するという鉄の意志と鋼の強さを感じます。
どの効果も対象に選ばない効果である為、昨今では数の増えた
効果破壊耐性と対象耐性を併せ持つモンスターに対しても効果的です。
その一方でこのカード自身にはこれといった耐性は存在しない為、
あくまで場を制圧する為でなく状況を打開する為のカードとなるでしょう。
強力なカードではありますが少し問題となるのが融合素材です。
こいつ思ったよりも出しにくいんです。
融合素材に「ペンデュラム・ドラゴン」と戦士族を要求します。
メインデッキに入るペンデュラム・ドラゴンは現状は
オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンしか存在しません。
また戦士族を要求する点も特にエンタメイトや魔術師にとって地味に厄介で
魔法使い族である魔術師やドラゴン族であるオッドアイズは勿論の事、
エンタメイトにも現状ヘルプリンセスとライフ・ソードマンの2体のみです。
幸い龍の鏡やオッドアイズ・フュージョンに対応しているものの
トランプ・ガールが使えるルーンアイズやオッドアイズボルテックス、
融合カードを必要としないビーストアイズよりも召喚難易度は高いでしょう。
ペンデュラムデッキで融合召喚を狙うのならエンタメイトや魔術師よりも
イグナイトや魔装にオッドアイズを混ぜる形の方が出しやすいと思われます。
EMでの融合召喚を狙う場合EMボットアイズ・リザードを使う手があります。
ボットアイズでオッドアイズペンデュラム・ドラゴンををコピーし
同時にヘルプリンセスを手札から特殊召喚すればフィールドに融合素材が揃います。
後はトランプウィッチなどで2体を融合すればいいでしょう。
またペンデュラムであるオッドアイズペンデュラムも簡単に墓地へ送れる為、
ボットアイズとヘルプリンセスの2体で希望皇ホープのエクシーズに繋げて
そのままホープレイなりホープ・ザ・ライトニングなりを重ねておけば
竜の鏡で融合召喚を狙う場合戦士族の素材に困る事はなくなるでしょう。
一度ブレイブアイズを融合召喚する事が出来ればそれが墓地へ落ちれば
それを2体目以降のブレイブアイズの素材にできる為、龍の鏡さえあれば
連続してブレイブアイズの融合召喚を狙う事も可能です。
個人的に面白いのは金華猫を採用したレベル1主体に龍の鏡を混ぜる形です。
金華猫でレベル1闇属性ドラゴンを蘇生してビーストアイズに繋げ、
そのビーストアイズを融合素材にしてしまおうという形です。
あとは戦士族の素材としてホープルーツでもエクシーズ召喚すれば
龍の鏡でブレイブアイズの融合召喚につなげる事が可能です。
アニメから大幅な変更が加えられましたが
何気にOCG版のディストピアガイを封殺できるという
一週回って原作再現が可能にカードになっていたりします。
OCG版はOCG版でまた独自の笑顔力があるカードです。
コメント
まあアニメの発動タイミングだと
「融合魔法等の『効果処理中に発動』してその融合魔法等の『効果処理が終わる前に効果が解決』する」
とかいう強さ云々以前にルール上バグってるとしか言い様の無い効果だったからそこの変更は仕方ない
自分もさすがに再現は無理かなーと思ってました