今回紹介するのはプレミアムパック18よりこのカードです。
魔帝アングマール
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2400/守1000
①:このカードがアドバンス召喚に成功した時、
自分の墓地の魔法カード1枚を除外して発動できる。
除外したその魔法カードの同名カード1枚をデッキから手札に加える。
かなり使いやすい万能魔法サーチ!
新しく登場した帝の1体です。
漫画版アークファイブにおいて沢渡シンゴがユート戦で使用したカードであり
墓地のアクションマジックを利用した他に冥帝エレボスのリリース要因としても活躍しました。
漫画版の沢渡さんは帝デッキを愛用しており漫画版出身という珍しい経歴の帝です。
漫画版出身だからか種族がバラバラな帝においてガイウスと同じ悪魔族になっています。
アングマールとは小説「指輪物語」の登場人物でありアングマール王国の君主です。
「アングマールの魔王」と呼ばれており、魔帝という名もそこからつけられたのでしょう。
漫画版では墓地の魔法カードを発動する効果でしたが、
OCG化に伴い少し改変がされています。
その効果はアドバンス召喚に成功した時に墓地の魔法カード1枚を除外する事で
除外した同名カードをデッキからサーチできるというものです。
サーチしたいカードをあらかじめ墓地に置いておく必要が存在しますが
その条件さえ満たせれば様々な魔法カードを容易な条件でサーチできる強力な効果です。
性質上制限カードをサーチする事は出来ませんがそれ以外の魔法カードはほぼ全て対応します。
特に特定の魔法カードを重要視するデッキにとっては非常にありがたい効果です。
真炎の爆発をサーチできれば大きなアドバンテージにつなげられる上、
アングマールのリリース要因の確保も可能です。
【ライトロード】であれば墓地に魔法カードも落としやすく、
特にソーラー・エクスチェンジが墓地に落ちた時などはさらなる墓地肥やしの狙い目です。
墓地の魔法カードを除外する事を逆に利用するのもいいでしょう。
【魔導】であれば魔導書をデッキからサーチしつつ、
除外した魔導書をアルマの魔導書で回収する事も可能です。
いずれにしても強力な魔法カードを多用したいデッキであり、
なおかつリリース要因を確保できるならアングマールを採用する価値は大きいと思います。
アドバンス召喚を多用するデッキにおいては「帝王」魔法カードをサーチできる存在ですが
帝デッキではそもそも「帝王」カードをサーチ、回収する手段は豊富にあり、
また墓地の帝王カードをコストにするケースも多く
墓地の魔法カードを除外してしまうアングマールとはそこまで相性がいいとは言えません。
ただ除外してもアングマールの効果でデッキからサーチして使用すればプラマイゼロであり、
そういう考え方が出来るのであれば採用しても問題ないでしょう。
シンプルな効果ながらもアドバンテージに繋がりやすい便利な効果であり
そういう意味では実に帝らしいカードだと言えます。
漫画版の沢渡さんにはまだまだ新しい帝モンスターを使用して欲しい所ですね。
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