遊戯王ARC-V80話の感想です。
「使えないカードなんてない」という事を周囲に伝える事が出来た遊矢。
しかしロジェ長官が何やら遊矢に対して興味を持っているようです。
不穏な雰囲気を感じますが果たして・・・。
トップスとコモンズの溝
シンジに勝利し会場へ戻ってきた榊遊矢。
しかし勝者である遊矢を称えていたのはトップスだけでした。
コモンズはシンジを倒した遊矢に対して敵意をむき出しにしています。
確かに今回遊矢は勝利の為に全力を尽くしてデュエルをしていました。
しかしそれがもたらした結果に困惑を隠せていない様子です。
ロジェの策略
そしてこの状況を見逃さないとばかりにロジェ長官が登場します。
彼は遊矢の活躍を大げさに称え、遊矢に親しげに接してきました。
その様子を見てシンジはロジェと遊矢が裏で繋がっていると考えました。
そもそもジャックとのデュエルもロジェにお膳立てされたものではないかと。
勿論遊矢はそれを否定しようとしますがロジェ長官は抜け目がありません。
ロジェ長官もまた別に遊矢と繋がっているわけではないと白々しく弁明します。
ジャックとのデュエルも純粋にロジェ長官が遊矢に期待していた為である事、
事実、遊矢はその期待に答えるかのように強くなっている事を。
うわぁいやらしい・・・
何がいやらしいかって長官、わざと誤解されるような弁明の仕方をしています。
自分の言葉が信用されない事を逆に利用して遊矢との繋がりを匂わせているのです。
それでいて実際に口にする言葉が嘘を言っているわけではないというのがもうね。
完全に人間心理を把握しきっている人間の口先です。
これでは遊矢が何を主張しようが誰も信じてはくれないでしょう。
事実シンジやサムは完全に遊矢がロジェ長官を繋がっていると確信しております。
サム君は完全に遊矢の事を裏切り者扱いしています。
メリッサはスキャンダルを掴めると思っておおはしゃぎしています。
シンジはこのフレンドシップカップが八百長だと主張しましたが
さすがにそれはロジェ長官が異議を唱えます。
そもそも今回デュエルをしていたのはシンジです。
これが八百長であるのならシンジが加担していなければ成立しません。
シンジはそのままスタッフに連行され遊矢に恨みの言葉を唱え続けていました。
遊矢は諦めずに弁明をしていますが恐らくは届いていないでしょう。
ロジェの策略パート2
一方遊矢の心情としては一刻も早く柚子の安否を確認したい所です。
結局素良のあのジェスチャーだけでは具体的な様子までは分かりませんからね。
そのままDホイールで会場を飛び出そうとします。
拘束しようとするセキュリティですがロジェが行かせるように指示します。
恐らく目的は2つ、1つは遊矢を泳がせて柚子の所在を突き止める事。
もう1つは遊矢を自由に動かす事でより繋がりを周囲に疑わせる事。
事実疑心暗鬼に陥っているサムはそのロジェの策略に見事に引っかかっています。
ロジェ長官、ここに来て見事な手腕を発揮しています。
次元を超えた再開(柚子とだとは言っていない)
遊矢は素良を見かけた場所まで行き必死に呼びかけています。
もう人目を気にせずに思いっきり呼びかけています。
素良はそんな遊矢の存在には気付いているのですが姿を現しません。
そうしているうちに遊矢を路地裏に引っ張って連れ込みます。
どうやら遊矢はセキュリティに付けられている様子。
まああれだけ目立っていたら当然ですね。
裏では遊矢を見失ったであろうセキュリティがコインを投げていました。
はたしてこのコインには何の意味があるのか・・・。
とにかく柚子の安否が気がかりでしょうがない遊矢ですが
素良からようやく無事である事、今は匿っている事が語られました。
とりあえず一安心といった状況ですがここに来て素良との再開、
かつての友人である素良ですが最後に会った時はスタンダード次元、
アカデミアの刺客として対立していた時であり手放しで喜べるものではありません。
素良がシンクロ次元にいる理由
遊矢は素良が柚子を連れ去りにやってきたと疑いますが素良はそれを否定します。
そして素良の口からシンクロ次元へやってきた経緯が語られます。
まず素良は柚子がセレナと勘違いされてアカデミアに連れ去られたと考えていました。
その為一度融合次元へ戻ったのですがそこでプロフェッサーの会話を盗み聞きし、
セレナだけでなく柚子も融合次元へ拉致しようとしている事を知ります。
そしてまだ柚子がスタンダード次元にいるかも知れないと考え戻ってきた素良ですが
そこで遊矢とセレナがランサーズとしてシンクロ次元へ行った事を知ります。
そうして自分もシンクロ次元へ移動した素良ですがそこで黒咲とデニスのデュエルを目撃、
デニスがアカデミアの刺客である事実を知ります。
デニスがセレナの監視をしているだろうと判断した素良はデニスを融合次元へ強制送還、
セレナからデニスの目を引き離す事にしました。
遊矢はデニスを連れ戻せばシンクロ次元に追手がやってくると主張していますが
素良はデニスが報告すれば遅かれ早かれやってくると反論しています。
この会話から素良は本当に柚子の為を思って行動しているのだと感じます。
ただ個人的には多分デニス、報告する気は無かったと思うんですよね。
そもそも報告する気があるならシンクロ次元に行く必要すらありません。
このあたりも色々と誤解によって面倒な事態になっているんでしょうね。
それにしても予想通りというかアカデミアは記憶を強制的に読み取られるようですね。
デニスが瑠璃を見つけて合図を送らなければならなかったのも
見つけてしまってはごまかす事が不可能になっていたからでしょう。
そうなるとデニスはスタンダード次元で柚子の事を知ってから
一度もアカデミアに戻って記憶を読み取られないようにしていた事になります。
ここまでくればもう「記憶を読まれない為に帰還しなかった」と判断していいでしょう。
素良から語られるアカデミア
素良はアカデミアの刺客であり今でもその立場は変わりません。
しかし素良としては柚子をアカデミアに連れ帰る事はしたくありませんでした。
素良の口から語られるアカデミアは地獄のような場所だったようです。
回想にある素良は幼い頃から戦場のような訓練の日々を送っています。
先ほどの回想でも牢獄にオシリスレッドが囚われているような場面がありました。
何故アカデミアがそこまでプロフェッサーの支配する状況になっているかは
分かりませんがとにかく相当に過酷な場所である事は間違いありません。
そんな状況で笑い合えるような友人など出来るわけがなく、
素良にとって初めての友達はスタンダード次元で出会った遊勝塾の皆でした。
そして素良は柚子を助ける為に遊矢にある提案をします。
それはセレナを連れて来て柚子の代わりにアカデミアに戻すというもの。
素良はセレナは元々アカデミアの人間だからただ元の場所に戻るだけと言いますが
遊矢は当然ながらセレナを素良のいう「牢獄みたいな場所」に戻すのに反対します。
それにプロフェッサーがセレナを捕まえたからといって柚子を諦めるとは思えません。
その事は素良もうすうす気付いているようでした。
セキュリティ有能
以上の遊矢と素良のやり取りですが全てセキュリティに筒抜けでした。
先ほどセキュリティが投げ捨てたコイン、あれが盗聴器になっていたのです。
恐らくは元々はコインをコモンズに持ち帰らせて家の盗聴をする目的なのでしょう。
多分ですが発信機の機能もついていそうです。
本当にセキュリティは様々な便利グッズを持っています。
こうして素良と遊矢の会話から様々な情報を入手したロジェですが、
分かった事は既に情報がアカデミアに知れ渡っている事という嬉しくないニュースです。
このままではアカデミアがシンクロ次元にやってくるのは時間の問題。
まずは一刻も早く素良を確保して柚子の場所を聞き出す事にしました。
やつを普通に拘束せよ!
まだ遊矢と素良が揉めていましたが遊矢が異変に気付きます。
素良を見上げると既にネット弾を構えているセキュリティの姿が、
遊矢は咄嗟に素良を庇いネット弾で拘束されてしまいました。
しかし遊矢はいずれにしても結局戻る必要がある以上、
ここで素良を助けたのは良い判断だったと言えるでしょう。
素良は遊矢から柚子を頼むと言われその場を後にします。
もう普通に出歩いてた
一方肝心の柚子は既に意識を取り戻しており外を出歩いていました
どうやら事故のショックでセルゲイに負けた後の記憶が少しあやふやなようです。
・・・・・・え?ダメージそんだけ?
あのね、君バイクから飛ばされてビルに突き飛ばされたんですよ?
普通なら死んでますし一命を取りとめたとしても大怪我で絶対安静だったり
事故のショックで記憶を失っているというのがヒロインとしてお約束な場面です。
こうしてピンピンしてる柚子はまさにストロングと呼ぶに相応しいでしょう。
そうこうしてるうちにクロウんちの子供3人に出会います。
「あの高さから落ちてよく助かったなあ」って本当だよ!
そして子供たちからクロウが遊矢達を匿っていたという事を伝えられます。
ちなみにその時沢渡の名前は忘れ去られていました。
ある意味一番忘れられないキャラとも思うのですがまあ沢渡はそんな扱いです、合掌。
そのまま柚子は子供たちに連れて行かれてしまいました。
一方フレンドシップカップ会場では2回戦の第3試合目が始まろうとしています。
今回の対戦カードはクロウ・ホーガンVS黒咲隼!
黒咲がもう殺気全開でボーイの子がビビりまくっています、頑張れ。
次元を超えた再開(柚子と再開できるとは言っていない)
いやほんと、ここまで来ると最後までシンクロ次元では再開できない気がしてきました。
シンクロ次元に来てから遊矢は辛い目にばかりあっていますね。
次回予告『それぞれの戦場』
デニスがアカデミアの刺客だった事で黒咲もすっかり疑心暗鬼になっています。
どうやらデニス以外にも刺客がいると判断しクロウを疑っているようです。
一方でクロウも遊矢がトップスに繋がっていると疑っており、
自分が優勝しなければと考えています。
夢に見ていた人も多いであろうブラック・フェザーVSレイド・ラプターズ。
新旧闇属性鳥獣族対決です。どのようなデュエルになるか見物ですね。
超熱血!デュエル塾
今回は詰めデュエルの回答編です。
最後に赤目のダイスを攻撃させればライフ削りきれるよという問題でしたが
赤目のダイスで調律のレベルを変動させればもう少し削れると思います。
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