今回紹介するのはブレイカーズ・オブ・シャドウよりこのカードです。
黄昏の忍者-シンゲツ
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1500/守 100
「黄昏の忍者-シンゲツ」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手は他の「忍者」モンスターを攻撃対象にできず、効果の対象にもできない。
②:このカードが戦闘または相手の効果で破壊され
墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「黄昏の忍者-シンゲツ」以外の
「忍者」モンスター1体を手札に加える。
「やっぱり時代はナイトより忍者でござるな」
「お前頭悪ぃな。忍者がロック使えるのはずるい」
黄昏の忍者将軍-ゲツガと共に参戦した新しい忍者です。
アークファイブにおいて日影、月影兄弟が使用しているカードであり
3期のOP,EDにも姿が描かれており月影の代表的なカードとも言えます。
OCG版において大幅に強化されている1枚です。
①の効果はこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
他の忍者を攻撃と効果の対象に出来なくするというものです。
アニメでは攻撃の対象から防ぐだけでしたが
OCG化にあたり効果の対象も防ぐようになっており大幅な強化といえます。
攻撃の対象に選べなくするだけなら切込み隊長を初め該当するカードは結構いますが
効果の対象にも選べなくするのはエレキリギリスぐらいしか例がなく非常に貴重です。
実際に攻撃と効果の両方にロックをかけるのは非常に強力であり、
突破するのはブラック・ホールを始めとする対象に取らない除去手段に限られてきます。
まさに忍者にとってのメイン盾とも言える効果です。
「やっぱり肉盾より回避盾でござるな」
「お前セプスロでボコるわ・・」
②は戦闘か相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる効果で
デッキから自身以外の忍者をサーチできます。
アニメ版では存在せず、OCG化の際に付け加えられた効果だったりします。
忍法 変化の術や忍法 超変化の術を中心に運用してく場合、
忍者マスター HANZOをサーチ出来るカードとして頼りになるでしょう。
①の効果でロックを作れている状態ならば破壊以外で除去する事は難しく、
この効果を発動できる可能性は高いですが、
ロックを突破される状態そのものがあまり望ましくない上に
1ターンに1度の制約があり2体以上シンゲツがいても1枚しかサーチできません。
ロック効果をメインにする場合は②の効果はあくまで保険と考えておくべきでしょう。
それでもありがたい効果である事には間違いありません。
「このカード作ったの絶対忍者だろ・・・汚いなさすが忍者きたない」
「汚いは、褒め言葉だ・・・!」
少し昔に活躍していたキリギリスロックを彷彿とさせる効果を持つカードです。
ブラック・ホールなどの全体除去に対する対策をしっかりと立てておけば、
エレキリギリスと同じように強力なロックを維持し続ける事もできるでしょう。
エレキリギリスと比較した場合、シンゲツは黄昏の忍者将軍-ゲツガの効果で
2体同時に蘇生できる点が一番大きな魅力だと思います。
また②の効果で他の忍者をサーチできる点、増援でサーチが可能な点、
No.12 機甲忍者クリムゾン・シャドーの効果で破壊耐性を付与できる点、
成金忍者の効果でデッキから直接効果できる点など
他にもさまざまな利点が存在します。
一方でエレキングコブラのような直接攻撃手段を確保しづらい点、
ナラクオトシアナ=サンの効果の対象になってしまう点は
雷属性のエレキに穴をあけられている部分と言えるでしょう。
特にロックを作った後どうやってダメージを与えるかが課題になるでしょう。
上手く守り抜けば相手を封殺する事もできるでしょう。
ロック型の新しい忍者デッキの構築を可能にする1枚だと思います。
「シンゲツが一人、シンゲツが二人、ファイナル分身!」
以下は個人的に相性がいいと思われるカードを挙げていきます。
※カード名をクリックでwikiを表示します
キリギリスロックでもそうなのですがロックを維持する場合、
ブラック・ホールや激流葬のような対象を取らない除去が一番の天敵で
これらの除去をどう対処するかが一番の課題になってきます。
こういった対象を取らない除去で一番メジャーなのが全体破壊であり
スターライト・ロードにお世話になるケースは多いでしょう。
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