今回鈴奈庵がコンプエース10月号の表紙を堂々と飾っています。
さらにカラーでレトロカワイイ小鈴の水着姿が載っています。
結構な時代がかった水着を着ていますけどこれなんて名前なんでしょうね。
また表紙絵にはマミゾウと顔こそ隠れていますが明らかに見慣れた姿が・・・
この時点でなんとなく話の展開がつかめたような気がしました。
そういえば4巻を読んでみて気づいたのですが前回出ていた子供のカップル、
過去の話の時点で既に登場していたんですね。
何気に子供1人1人の設定とかもちゃんと作られているのかもしれません。
人が死ぬのはおかしい?
相変わらず牛の首の調査を進めている小鈴と魔理沙、
しかしどうにも進展は芳しくない様子。
そもそも本当に目撃してしまうと人が死ぬのか?という疑問も出てきました。
そしてそこに颯爽と現れる妖怪専門家の霊夢氏。
専門家の話によると特に人間が見ただけで死ぬのはおかしいそうです。
むしろこの手の精神攻撃に弱いは妖怪の方であり
人間は精神攻撃に対しては強い耐性があり死ぬ事はほとんどありえないとの事。
もし死ぬならばなんらかの物理攻撃が要因として存在しているはずなのです。
牛の首の正体
人里では相変わらず牛の首の噂でもちきりであり目撃情報も多数確認されています。
そんな人里の様子を文字通り高みの見物している二ッ岩マミゾウの姿が。
そしてそのマミゾウと一緒に高見の見物をしている存在、封獣ぬえ。
「正体不明のアンノウンX」という新しい二つ名を引っさげての登場です。
ぬえの話によるとどうやらこの牛の首の噂はぬえの持つ都市伝説のようです。
寺の皆が都市伝説を使っていたのを見て自分もオカルトボールを手に入れたようです。
そしてマミゾウは部下の狸たちを牛の首を持つ人間に化けさせ、目撃させていたのです。
実際に目撃させた方が噂の信憑性が増すからでしょう。
その理由は正体不明の存在を知らしめて人々に恐怖を伝える為、
人に恐怖を与えるのは妖怪の本懐ですが不必要に危害を加えるのも問題がある為、
このように直接的な危害を加えない形で人々を怖がらせているのです。
人々が正体不明の恐怖に怯えているのでぬえもご満悦のようです。
証拠品発見
話の視点は再び人里の方へ。
また牛の首が現れたという事で霊夢が急いで現場にかけつけましたが既に消えていました。
しかし今回は無駄足ではなく手がかりを入手する事に成功しました。
現場に葉っぱが落ちていたのです、恐らく霊夢も化け狸を連想したと思われます。
なんとなく事件の様子がつかめてきた霊夢は1つ手を打つことにしました。
すっかり印刷屋さんが板に
霊夢が向かった先は鈴奈庵、小鈴にある仕事を持ち込みました。
霊夢が他者に仕事を依頼している貴重なシーンです。
仕事というからにはちゃんと料金も支払っているはずです。
おう、ちゃんとお金持ってるなら霖之助にツケんのやめーや。
仕事の内容はある紙の印刷、魔理沙の時と違って1ページのみの印刷なので
それほど代金も時間もかからなかったと思われます。
実際に数日で印刷は完成したみたいで早速各所に配られていました。
印刷を依頼して配っていたものとは牛頭天皇の事が書かれているビラでした。
牛頭天皇が幻想郷でたるんどる人間を見張っているという噂を広めて
正体不明の牛の首の正体をこの牛頭天皇だという事にしたわけですね。
この牛頭天皇は蘇民将来とも呼ばれ除災の為の札としても使われるものです。
この札をちゃんと貼っておけば危害はありませんよと霊夢は広めたわけですね。
まあこれは霊夢がでっち上げた嘘八百なので後で牛頭天皇に謝罪しておくようです。
何気に霊夢はこうやって人心を掴むというか嘘をつくのが上手ですね。
ある意味では宗教家としての才能なのかもしれません。
アフターケアはバッチリ
霊夢の手腕により噂も収束をはじめていったようです。
しかし牛頭天皇は神道よりは仏教に深い関係を持つ神様であり、
仏教に帰依しているぬえとしてはこれはこれで布教に繋がる結果として満足なようです。
何気にぬえが明確に命蓮寺に所属している事が分かる発言ですね。
ぬえは今回の事は修行の一環として捉えていた様子です。
このあたりは今回の事件はぬえが大分関与している事が伺えますね。
最後にぬえはもし牛の首が狸の化けた姿である事がバレたらどうするかをマミゾウに聞きました。
しかしマミゾウは「噂が危害を加えない形になるように誘導した」で通すつもりのようでした。
バレた時の言い訳もちゃんと考えていたようです。ものは言いようですね。
マミゾウとぬえは二人で笑いあっていました。
というわけでぬえ登場回でした。
結局牛の首は完全にでっちあげられたもので新しい妖怪とかは出てきませんでしたね。
ちなみに今回のぬえ、もえ先生の絵にしては珍しくしっかりと胸の膨らみが描かれています。
体のラインが強調される服の為かZUN絵の時点で膨らみが確認できるのにもかかわらず
あまり大きいイメージをもたれていないキャラでしたが結構大きいのかもしれませんね。
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