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【ソード・ワールド2.0】フォルトナコード発売!16レベル以上に特化したデータブックです

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8月20日に発売されるSW2.0の新しいデータブックである「フォルトナコード」

無事ゲットしてまいりました。

PCを16レベル以上の存在である「超越者」になれるルールが掲載されており、

フォルトナコードはこの超越者に関するデータやルールにひたすら特化した内容となっています。

15レベルでは物足りないという廃人専用のデータブックだといえるでしょう。

それ以外のデータとしてはPCの名声を生かして商売を始める「名誉点事業」があります。

せっかくなので今回のデータブックの内容を大まかにまとめてみようと思います。

 

 

超越者への理由決定表

超越者となるには魔剣や神に選ばれる等なんらかの理由が必要に必要になります。

その為16レベルになるPCはどのようにして超越者になったかというのを決定する

「超越者への理由決定表」を1D6を2回振って決める事になります。

・・・はい、お察しの方もいるかもしれませんが大惨事表ですこれ。

まあ「基本的には」ヒロイックな内容ばかりなので安心してください。

 

 

超越判定、及び超成功

16レベル以上の技能で判定を行う場合その判定は「超越判定」扱いとなります。

簡単に説明するならばあらゆる判定が出目10以上でクリティカルが発生し、

新たに2d6を振り足せるようになるというものです。

振り足しの結果達成値が41以上となった判定は超成功と呼ばれるようになり

10分かかる判定が1分で済むなど判定の時間が短縮される他、

ミスティックの占瞳であれば特別な結果が発生するようになります。

 

 

新たな種族特徴の獲得、種族特徴の強化

16レベル以上になった人族は【剣の託宣/運命凌駕】という種族特徴を得ます。

その上でそれぞれの種族ごとの種族特徴が強化されます。

特にこの強化で恩恵が大きいと思ったのは

・リルドラケン(風の翼の制限時間消滅、常時飛べるようになる)

・ハイマン(魔法が自動失敗しないようにできる)

・ヴァルキリー(加護を与えた対象の生死判定を1回だけ自動成功にできる)

このあたりでしょうか、他の種族も十分に強力な効果となっています。

ただ個人的に非常に残念な点がありまして今回載ってる種族特徴の強化、

人族限定であり蛮族PCの種族特長の強化は載っていないんですよね。

今後別のデータブックで蛮族PC用の強化も載せられるのかもしれません。

ちなみにダークドワーフもハブられてます。

 

 

戦士系技能の戦闘特技の追加

戦士系技能であるファイター、グラップラー、フェンサー、シューターが

16レベル以上になった時にそれぞれ専用の戦闘特技を取得できます。

複数回カウンターが可能になったりクリティカル値を7に出来たりと

どれも非常に強力な戦闘特技が目白押しです。

特に1ターンに複数回カウンターが可能な《ファントムカウンター》や

射撃版のマルチアクションともいえる《デュアルアクション》が

個人的に注目度の高い戦闘特技です。

フェンサーやファイターに株を奪われていた投擲シューターも

デュアルアクションで独自の強みがちゃんとできたと思います。

 

 

魔法の追加

それぞれの魔法技能ごとに16レベル以上で取得できる魔法が追加されています。

この魔法の取得は従来のものと異なり、妖精魔法を除き錬技や呪歌のように

1レベル上昇するごとに1つだけ選択して習得する事になります。

効果を持続しながら他の神聖魔法も使える【バトルソングⅡ】や

毎ターン一定範囲を回復し続けられる【ライフシャイン】など

やはり強力な魔法が目白押しです。

またウィザーズ・トゥーム等を採用していない場合の処理も掲載されています。

 

 

錬技、呪歌、騎芸、賦術、鼓砲、占瞳の追加

エンハンサーやバードも16レベル以上専用の錬技や呪歌が取得できます。

ミスティックはそれに加えて超成功時の結果も加えられています。

プリースト技能のレベルを上下させる呪歌【ヒム】など

えげつないものも多いです。

 

 

16レベル以上の騎獣、騎獣アイテムの追加

16レベル以上に対応した騎獣が追加された他に、

ライダー技能が16レベル以上でないと装備できない騎獣アイテムも追加されました。

ライダーのルールの変更によってライダーをメイン技能にする価値が薄れていましたが

これらの追加によりライダーをメイン技能にする意義も大きくなったでしょう。

 

 

超越者用のサンプルシナリオやモンスターデータ

今までと一線を画す性能を持つ超越者なのでシナリオやモンスターデータも

超越者が挑むに相応しい壮絶なものとなっています。

最大で27レベルのモンスターデータが載っています。

個人的に興味深いのが蛮族のデータであり、人族と敵対する蛮族でありながら

反応が敵対的ではなく中立となっているモンスターが多く存在します。

既に人族や蛮族といった垣根を超越した存在という意味合いなのかもしれません。

 

 

名誉点事業

フォルトナコードで唯一といってもいい超越者以外にも関係する要素です。

PCの名声、つまり名誉点を利用して飲食店や劇団の事業を始める事が可能です。

公式リプレイで言えばムーテスが冒険者の店を経営しているような感じですね。

あれをルール化してプレイヤーとして経営できるようにしたものです。

冒険以外の楽しみとして色々興味深いシステムだと思います。

 

 

まとめ

超越者PCでプレイする時の心構えみたいなものも載っており、

他のデータブック以上に上級者、廃人用のデータブックという側面が強いです。

必然的にサーペントリプレイみたいなシナリオとなるので、

ああいうシナリオがやりたい方向けのデータブックとなるでしょう。

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