今回紹介するのはディメンション・オブ・カオスよりこのカードです。
アーティファクト-ヴァジュラ
効果モンスター
星5/光属性/天使族/攻1800/守1900
①:このカードは魔法カード扱いとして手札から魔法&罠ゾーンにセットできる。
②:魔法&罠ゾーンにセットされたこのカードが
相手ターンに破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
このカードを特殊召喚する。
③:相手ターンに、このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。
自分の魔法&罠ゾーンのカードを全て破壊する。
④:相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
新しく登場したアーティファクトの武器です。
ヴァジュラというのはインド神話においてインドラ(帝釈天)が持っていたとされる武器です。
金剛杵とも呼ばれイラストでは分かりづらいですが柄の上下に複数の刃が連なっています。
大きく描かれている左手側よりも右手側に持っている方のが形としては分かりやすいでしょう。
↑こういう奴です
①と②の効果は魔法カード扱いとして手札から魔法罠ゾーンにセットでき、
相手ターンに破壊されて墓地へいった時に特殊召喚をするというもので
いつものアーティファクトの効果ですね。
ただこのカードは④の効果で出すのが本命なのであまりセットする機会はないと思われます。
そしてアーティファクトの特徴とも言える③の相手ターンに特殊召喚した場合の効果は
自分の魔法罠ゾーンを全て破壊するというものです。
言ってしまえばアーティファクト・ベカルタの効果を
小回りを効かなくした代わりに豪快にしたものといえます。
融通こそ利かないですが状況が整っていれば一気にモンスターを大量展開した上で
相手の動きを封じるというアーティファクトの本懐とも言える動きが可能です。
④の効果は相手モンスターの直接攻撃宣言時に手札から特殊召喚できるというものです。
他のカードに頼らずに特殊召喚可能というのはアーティファクトにとって大きな利点であり
「伏せたはいいが割る手段が無い」という事故を軽減してくれるでしょう。
相手はアーティファクト相手に直接攻撃するべきか悩む必要性が出てきます。
守備力も1900あり、下級モンスター程度の攻撃なら止める事が可能です。
その豪快ながらも融通の利かない性能から、「アーティファクトと何かを混ぜる」
という形のデッキですと使いにくさが目立ってくると思われます。
混合デッキよりも純正のアーティファクトでこそ真価を発揮するカードと言えるでしょう。
もっとも破壊されて困る魔法罠を採用しないなら混合デッキでも活躍は可能です。
また③の効果で破壊するカードは「魔法、罠ゾーン」に限定されている事から
フィールド魔法やペンデュラムスケールのセットであれば破壊を免れる事が出来ます。
デッキ構築次第ではペンデュラムを混ぜ合わせる事も可能かもしれません。
上手く使いこなせば強力なカードである事は間違いないでしょう。
以下は個人的に相性がいいと思われるカードを挙げていきます。
※カード名をクリックでwikiを表示します
特殊召喚したターン、アーティファクトを攻撃対象に出来なくするカードです。
ヴァジュラと組み合わせる事で強力な壁として機能するだけでなく
次のターンにランク5のエクシーズ召喚に繋げやすくなります。
コメント
ヴァジュラってチェーン2以降に発動することってできますか?
相手モンスター攻撃宣言時
チェーン1 ゴブリンのやりくり上手
チェーン2 アーティファクトヴァジュラ
というように
④の効果の事なら可能です。虹クリボーとバトルフェーダーを同時に特殊召喚する場合には基本となるテクニックですね。