というわけでコンプエース読んでまいりました。
表紙絵には何やらフードを被った謎の人物がいます。
鈴奈庵の副業
どうやら鈴奈庵は本の貸し出し以外にも予約出版をやっている様子です。
依頼を受けた後に製本をする受注生産の形式をとっているようです。
その事を聞いた魔理沙が七不思議の本を借りようとしていました。
すっかり自分の使っていたオカルトに愛着を持ってしまったのか、
もっと七不思議について知りたいといった感じなんでしょうね。
しかしかなりの高額なようでページ数の多い本を印刷する場合
魔理沙では手の届かない値段になるようです。
魔理沙は本をたくさんもっている奴が羨ましいとパチュリーに嫉妬していました。
小鈴も「製本に1年かかる」「一般人には無理な値段」と言っていましたので
まだあまり印刷技術が発達していないのでしょう。
版木があればもう少し安くなるとも言っていました。
版木というのは木版印刷に使う文字や絵が逆にかかれた木版の事です。
これを1から作るとなればそりゃ時間も費用もかかります。
幻想郷ではまだ活版印刷は普及していないみたいですね。
そのころ霊夢は
なにやら外の世界の本を入手したみたいでその本を難しそうに眺めていました。
深秘録の一件以来外の世界の品物が流れやすくなっているみたいです。
前回ではまだオカルトが広まっている途中といった時系列でしたが
今回は既に深秘録の後の話のようです。
ちなみにごく普通にマミゾウが霊夢の傍にいます。
まあきっとマミゾウも博麗神社の常連の1人なんでしょうね。
結局霊夢にとっては外の本は難解すぎるようで要らないのなら貰うという感じで
マミゾウにあげてしまいました。
しかしマミゾウはそもそも本を読むつもりはさらさらなく、
鈴奈庵に珍しい本として売り込む算段でした。
まあ外の世界にいけるマミゾウにとっては外の本なんて見慣れてるものでしょうしね。
小鈴のお得意様、マミゾウ
そんなわけで早速鈴奈庵に出かけるマミゾウでしたがその途中で
フードを被った謎の人物と店の前ですれ違います。
どうやらマミゾウはその人物に思う所がある様子です。
目的通り外来本を鈴奈庵に売る事に成功したマミゾウですが、
先ほどの人物が何をしていたのか小鈴に質問してみます。
小鈴は一応プライバシーの問題があるといいますがまあマミゾウならという事で、
あっさり先ほどの客の事を喋ってしまいます、マミゾウの事を信頼しすぎである。
そして小鈴の話ではあの客は予約出版を依頼しに来たようで、
印刷する元となる版木を大量に持ち込んでいました。
マミゾウはいつも小鈴に外来本を売り込んでいるようです。
外の世界を行き来できるマミゾウにとっては簡単な貿易の1つなのでしょう。
フードの人物の正体
小鈴に対しては適当に話をごまかすマミゾウでしたが先ほどの客の正体は分かっている様子。
どうやら河童が変装していた姿のようです。
人を化かす達人であるマミゾウは変装を見破るのも得意と豪語していました。
しかし河童の真意までは分からない様子です。
小鈴はコツコツと製本の作業に入っています。
しかし文字を解読できる小鈴の能力を持ってしても版木の解読が出来ません。
何故かと疑問に思った小鈴でしたがどうやら文字が逆さまなのが原因の様子。
逆さまになっていたり暗号になっていたりした場合は小鈴の能力の適用外になるみたいです。
逆さまなだけなら鏡を使えば解読可能になるように思えるんですけどどうなんでしょうね。
一方妖怪の山ではにとりはじめとする河童御一行が何やら計画を企てている様子。
にとりは準備は整ったと言いますがはたして一体何をしでかすつもりなのか・・・
そんなこんなで次回に続きます。
さて、フードの人物の正体が河童であるという事は判明しましたがそれでも謎が残っています。
河童だとしてあの人物は一体誰なんでしょう?
話の流れからにとりの変装した姿であると解釈する事も出来ますが、
かなりの長身であり小柄のにとりと比較すると相当に身長差が存在します。
変装するとしてもわざわざ身長をごまかす必要性はあるとは考えにくいんですよね。
河童である事をごまかすなら服装などを変えれば十分に変装として成り立ちますし、
にとりという個人としてバレるのを防ぎたいなら身元の割れてない仲間を遣わすべきです。
また何故わざわざ鈴奈庵で製本をしているのかという謎もあります。
河童には印刷技術があります、それも恐らく鈴奈庵よりはるかに低コストの。
わざわざ高いお金を支払ってまで鈴奈庵で受注をするのには何か理由があるはずです。
サブタイトルが「河童のグリモワール」ですし何か魔術に関する本を写本するつもりで
もしかしたら河童の使う印刷では魔術的なものに不具合が発生するのかもしれません。
何より気になるのがにとりの「準備は整った」という台詞です。
先ほど言ったように小鈴はまだ製本作業をしている途中です。
つまり製本はまだ完成していません。
「製本が目的ではなく鈴奈庵に版木を持ち込むのが目的だった」とも解釈できますが
製本自体はそもそもにとり達の計画には一切関係が無いと考える方が自然です。
こうなるとにとり達と小鈴に予約出版を依頼した河童は
完全に別の思惑で動いているという可能性が高いと思っています。
・・・・・・本当にこの河童、何者なんでしょうね。
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