今回紹介するのはフレイム・オブ・デストラクションよりこのカードです。
星遺物からの目醒め
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドのモンスターを素材としてリンクモンスター1体をリンク召喚する。
星遺物の通常罠です。
アウラムが地に伏し剣も奪われているという絶体絶命な状況です。
そんな中アウラムとイムドゥークの叫びに呼応したのか
イヴリースの中からイヴの霊体が出現しています。
恐らくイヴリースはイヴの身体をリースが乗っ取っている状態なのでしょう、
その間イヴの意識は消えている感じでしたがその意識が戻った事で
イヴリースは身動きが取れなくなっているのではないでしょうか。
そうであるなら体を乗っ取られたヒロインが呼びかけによって目覚めるという
中々に王道的な展開です。
その効果は1ターンに1度、
自分の場のモンスターを素材にリンク召喚を行うというものです。
いわばリンク召喚版緊急同調やワンダー・エクシーズとも言うべき効果であり
カードの効果でリンク召喚を行う初のカードです。
リンク素材を別途用意する必要があるものの、
「相手ターンでも」「フリーチェーンで」リンク召喚できるというのは
中々に戦術の幅を広めてくれる存在です。
例えば召喚や特殊召喚に制約の発生するスケープ・ゴートでリンク召喚を狙う場合、
予め伏せておいて相手ターンのエンドフェイズに発動、
制約の消える次の自分ターンにリンク召喚を行うというのが基本ですが
このカードがあればスケープ・ゴートを発動した後にこのカードを伏せ、
相手ターンが来たらこのカードを発動してリンク召喚と
やや早いタイミングでリンク召喚を行う事が可能です。
これは特に魔法罠が除去られやすい場合に機能してくれるでしょう。
またリンク召喚時に発動する効果、特にモンスターの除去が可能な
トロイメア・グリフォンやトロイメア・ユニコーンを相手ターンにリンク召喚する事で
相手の展開の妨害として機能させる事が可能です。
状況次第ではアカシック・マジシャンでも同じような事が出来るでしょう。
相手ターンにツイン・トライアングル・ドラゴンをリンク召喚して墓地のドラゴン族を蘇生、
自分ターンで攻撃できないデメリットを無くした上で攻撃させるといった芸当も可能です。
今後新しいリンクモンスターが増えればさらに相性のいいカードも増えていくでしょう。
また単純にモンスター除去にチェーンしてのサクリファイス・エスケープとしても機能します。
リンク召喚はエクシーズやシンクロに比べて素材の指定が緩いものが多く、
非常に幅広い範囲のモンスターでサクリファイス・エスケープを行う事が可能です。
そういう意味でも同系統の他のカードに比べても
非常に使いがいのあるカードだと思います。
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