本日2月10日、RARITY COLLECTION -20th ANNIVERSARY EDITION-の発売です。
今回紹介するのはそんなレアリティコレクションよりこのカードです。
竜騎士ブラック・マジシャン
融合・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
「ブラック・マジシャン」+ドラゴン族モンスター
①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り
「ブラック・マジシャン」として扱う。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドの魔法・罠カードは相手の効果の対象にならず、
相手の効果では破壊されない。
ブラック・マジシャンの派生となる融合モンスターです。
ブラック・マジシャンが剣と盾、鎧を装備しティマイオスの背に乗っています。
名前からもイラストからも
竜騎士ブラック・マジシャン・ガールを強く意識したカードとなっています。
弟子が背中に腰かけてるのに対しこちらは立ち上がって堂々としています。
右手に持った剣からは風を纏ったようなオーラがあり
ティマイオス口元にエネルギーを溜めており同時攻撃をするのでしょう。
魔法使い族ではなくドラゴン族な点には注意しておきましょう。
「ブラック・マジシャン」+ドラゴン族モンスター
融合素材はブラック・マジシャンとドラゴン族モンスターを指定しています。
丁度呪符竜と同じ融合素材を指定されていますが
あちらと違い融合召喚に制約がなく融合素材代用モンスターを使う事も可能で
融合呪印生物―闇やパラサイト・フュージョナーを使う事でも出せます。
ブラック・マジシャンを軸とするデッキであれば問題はむしろドラゴン族の方でしょうか。
メインデッキにドラゴン族を用意しなくとも
通常モンスターがあれば星杯竜イムドゥークをリンク召喚できるので
そちらで融合素材を揃える手もあるでしょう。
勿論ティマイオスの眼を使っても構いません。
イラストからもティマイオスの眼使えって感じですしね。
①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り
「ブラック・マジシャン」として扱う。
①の効果はフィールドと墓地に存在している間
カード名をブラック・マジシャンとして扱う名称変更効果です。
これにより黒・魔・導や千本ナイフなどのカードを
このカードがフィールドにある状態でも発動可能となります。
何よりも永遠の魂に対応している事が素晴らしく
蘇生制限を満たす事さえできれば墓地からこのカードを蘇生できるだけでなく
永遠の魂により相手の効果を受けない完全耐性を得る事が可能です。
面白い所では黒魔導強化を使う際の参照数を増やしやすくしたり
ブラック・マジシャン・ガールの攻撃力をより高められる恩恵もあります。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドの魔法・罠カードは相手の効果の対象にならず、
相手の効果では破壊されない。
②の効果はこのカードがモンスターゾーンに存在している間
自分の場の魔法罠カードに相手の効果の対象にならない耐性と
相手の効果で破壊されない耐性を付与するというものです。
対象耐性と効果破壊耐性を同時に付与する非常に強固な耐性で
この状態の魔法罠を除去するにはトリシューラのように
対象に取らない除外やバウンスが必要になります。
単体ではさほど強力ではないカードなのですが
どちらの効果も永遠の魂の為に存在するといっても過言ではなく
永遠の魂とはとんでもない相性を誇ります。
まず永遠の魂さえあれば墓地からこのカードを毎ターン蘇生可能であり
それに加えて竜騎士ブラック・マジシャンには永遠の魂の効果で完全耐性を、
逆に永遠の魂は竜騎士ブラック・マジシャンの効果で
効果破壊耐性と対象耐性を付与されるという
お互いがお互いを全力で守る形が出来上がります。
攻撃力も3000ある為そうそう戦闘破壊されないばかりか
仮に戦闘破壊出来て永遠の魂の耐性が消滅したとしても
またすぐに永遠の魂が竜騎士ブラック・マジシャンを蘇生して
再び破壊耐性が付与されるという状態が発生します。これはひどい
この強固な布陣を突破するのであれば前述のようにトリシューラのようなカードを使うか
もしくは竜騎士ブラック・マジシャンを戦闘破壊し
永遠の魂の対象耐性が消えた瞬間を狙ってコズミック・サイクロンを撃つ手が存在します。
あとはもういっその事王宮のお触れで罠そのものを封じてしまってもいいでしょう。
ドラゴン族とパラサイト・フュージョナーさえ用意する事が出来れば
【ブラック・マジシャン】以外のデッキでも採用する事が可能です。
特にペンデュラムをはじめとする魔法罠を多用するデッキであれば
このカードで耐性を付与できるのはありがたいです。
ただその場合だと①の効果が無駄になってしまいやすいので
永遠の魂だけでも出張させておくと使い勝手が変わります。
単純に強力なわけではなくサポートカードとの併用で一気に化けるという点では
非常に秀逸なデザインがなされたカードだと思います。
これもサポートの豊富なブラック・マジシャンならではですね。
コメント
安地ビートルの再来と言える布陣が形成出来るようになるのか・・・(向こうと違って戦闘で対処可能な代わりに効果での突破は相互の耐性でより強固に)
更にブラマジ扱いになるから魔導陣も併用すると除外も毎ターン飛んでくるおまけ付き
ブラックマジシャンと扱うだけで相当やばいカードになってます