今回紹介するのは4月26日発売の
「 DUELIST ADVANCE(デュエリスト・アドバンス)」よりこのカードです。
目次
カード説明
融合・効果モンスター
星8/地属性/ドラゴン族/攻1600/守 0
「原石」モンスター+通常モンスター1体以上
①:このカードの攻撃力は、このカードの融合素材とした通常モンスターの数×1000アップする。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
レベル・ランク・リンクの数値が、
自分のフィールド・墓地の通常モンスターの数以下である、
相手フィールドのモンスターが発動した効果は無効化される。
③:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから通常モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
【原石】の新規となる地属性ドラゴン族のレベル8融合モンスターです。
体が銅色の鉱物でできたような威圧感あるドラゴンです。
鋭利な角が4つあるほかにも体の各所がトゲトゲで実に暴力的ですね。
カード名の由来はベルセリウス鉱からだと思われます。
スウェーデンの実験科学者「イェンス・ベルセリウス」の
功績を称える形で献上された鉱石であり複数種類存在します。
融合素材にした通常モンスターの数だけ攻撃力アップ
融合素材には原石1体と通常モンスター1体以上を指定しています。
一緒に登場する《原石融合》で墓地融合可能な他、
ドラゴン族なので《龍の鏡》でも墓地融合が可能です。
ただ②の効果に墓地の通常モンスターの数も参照するので
墓地のドラゴン族を減らしたくなければ手札融合も視野にいれるといいでしょう。
①の効果は融合素材とした通常モンスターの数×1000だけ
自身の攻撃力をアップさせる自己強化効果です。
最低限の2体素材で融合召喚するだけでも2600打点となり
そこそこの攻撃力は確保可能です。
通常モンスターを2体融合素材にできれば3600打点に到達するので
アタッカーとしてしっかり活躍できるようになるでしょう。
レベル・ランク・リンクの数値が、
自分のフィールド・墓地の通常モンスターの数以下である、
相手フィールドのモンスターが発動した効果は無効化される。
②の効果は場に出ている間、
自分の場と墓地の通常モンスター合計数以下の
相手のレベル、ランク、リンク数のモンスターが発動した効果を無効にします。
相応の通常モンスターを場や墓地に用意しておく必要がありますが
条件を満たせれば強力なロックとして機能します。
とりあえず下級モンスター全般の無効となる4枚以上が
この効果を活かす一定の目安となってくるでしょう。
相手がリンクメインのデッキであれば2体程度でもかなり行動を制限させられます。
デッキから通常モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
③の効果は自身が場から墓地へ送られた場合に
デッキから通常モンスター1体を守備表示で特殊召喚できます。
各種素材に利用しても発動はできますが
基本的には相手に除去された場合に後続へ繋げるフォロー手段として用いる形となるでしょう。
守備力の高い通常モンスターを出せれば壁として機能しますし
そうでなくとも間接的な墓地肥やしになります。
特に②の効果は墓地に大量の通常モンスターを用意できれば強力なロック効果を発揮しますが
効率よく墓地肥やしをするのもそうですがその前の前提として
まずデッキに多くの通常モンスターを採用する必要が出てきます。
原石デッキでよく見られるような「通常モンスターを1、2枚採用する」
といったデッキでは効果を活かしづらく、
もっと通常モンスターを大量に採用するタイプの原石デッキでこそ真価を発揮します。
それだけ尖った構築を求められますがその価値は十分にあるロック効果です。
《高等儀式術》 などを用いれば大量の通常モンスターを墓地へ送る事もできるので
このカードの運用に特化した原石デッキを組んでみるのも面白いでしょう。
勿論、②の効果だけでなく《原石融合》などで大量の墓地の通常モンスターを素材にして
①の効果で攻撃力を思いっきり高めて殴りつけるのも選択肢です。
②の効果が強力なだけに
もっと原石デッキに多く通常モンスターを採用しろという
公式からの圧が感じられますね。
こういうデッキの大幅な変更を要求してくるカード好きです。