今回紹介するのは4月26日発売の
「 DUELIST ADVANCE(デュエリスト・アドバンス)」よりこのカードです。
目次
カード説明
効果モンスター
星5/地属性/サイキック族/攻 500/守2200
このカード名の①②の効果は、それぞれ1ターンに1度しか使用できず、
同一チェーン上では発動できない。
①:自分・相手のメインフェイズに、
手札の他の「VS」モンスター1体を相手に見せて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
②:自分・相手ターンに、以下から1つ選択し、
その属性の手札のモンスターを1体ずつ相手に見せて発動できる。
●地・闇:相手フィールドの攻撃力が一番低いモンスター1体のコントロールを
エンドフェイズまで得る。
●炎・闇:デッキからサイキック族以外の「VS」モンスター1体を特殊召喚する。
【VS(ヴァンキッシュ・ソウル)】の新規となる
地属性サイキック族のレベル5モンスターです。
口元をマフラーで隠し白いローブを身に纏った神官風のキャラクターです。
手に持った杖はいかにも禍々しい代物であり
もしかしたら戦う力を授ける代わりに何かしらの代償をもたらすような曰くつきの杖かもしれません。
デザインとしては割と正統派な女性キャラなのでラゼンのヒロインポジションかもしれませんね。
格闘ゲームに聖職者キャラというのは結構おり、元祖をたどると「ワールドヒーローズ」における
ラスプーチンあたりでしょうか。え?こいつが元祖・・・?
他にも「アルカナハート」におけるエルザ・ラ・コンティとクラリーチェ・ディ・ランツァ、
「アンダーナイトインヴァース」におけるオリエ・バラーディア、
「アカツキ電光戦記」におけるアノニムなどが該当します。
全体的に女性が多めですが「バトルファンタジア」のセドリックなどもいます。
性能的なモチーフとしては主人公に近いスタンダードタイプでありつつ、
攻める能力が低めな代わりにリーチが長めで守りに秀でた性能のタイプだと思われます。
溜めキャラである場合も多く、その場合に性能面として代表的なのは
「ストリートファイター」シリーズにおけるガイルですね。
このモンスターも攻撃力が低く、防御力が高いと
守りに優れたキャラクター性能をしている事が伺えます。
杖でリーチも長そうですしね。
フリーチェーンで相手のコントロールを奪取したり他の仲間をリクルートしたり
同一チェーン上では発動できない。
①:自分・相手のメインフェイズに、
手札の他の「VS」モンスター1体を相手に見せて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
①の効果はお互いのメインフェイズに1度、
手札から他のヴァンキッシュ・ソウル1体を見せる事で自身を手札から特殊召喚できます。
手札に他のヴァンキッシュ・ソウルがあれば
相手の先攻1ターン目であっても場に出す事が可能となっています。
同一チェーン上では発動できない。
②:自分・相手ターンに、以下から1つ選択し、
その属性の手札のモンスターを1体ずつ相手に見せて発動できる。
●地・闇:相手フィールドの攻撃力が一番低いモンスター1体のコントロールを
エンドフェイズまで得る。
●炎・闇:デッキからサイキック族以外の「VS」モンスター1体を特殊召喚する。
②の効果はお互いのターンに1度、
対応する属性のモンスターを手札から見せる事で属性に応じた効果を発動できます。
地属性と闇属性を見せた場合、相手の攻撃力が低いモンスターのコントロールを
エンドフェイズまで奪う事が可能です。
自分ターンに使えば奪ったモンスターをそのまま各種素材に利用できますし
相手ターンに使えば奪う事で展開の妨害として機能します。
炎属性と闇属性を見せた場合、
デッキからサイキック族以外のヴァンキッシュ・ソウル1体を特殊召喚できます。
サイキック族のVSはこのカードのみなので
実質的に同名カード以外の好きなVSをリクルート可能です。
自分ターンでは特に展開の起点となる《VS ラゼン》を引っ張ってこれるのが大きく、
相手ターンでは《VS ラゼン》や《VS 龍帝ヴァリウス》を出す事で妨害が可能です。
特に《VS ラゼン》の除去効果はこの効果と見せるカードの属性が一緒なので
リクルートする事で自然とあちらの効果発動も狙えます。
VSにおける後攻0ターン目の妨害手段
条件さえ満たせれば相手の先攻1ターン目から特殊召喚出来るのが大きく、
そのまま手札に特定の属性が揃っていれば②の効果でコントロール奪取をしたり、
除去効果を持つ他のVSをリクルートしたりと相手の展開の妨害可能です。
このカード自身が実質的な1つの手札誘発として機能してくれるでしょう。
自分ターンでもコントロール奪取や他のVSのリクルートができるのはとても便利であり
自分ターンでも相手ターンでも何かとお世話になってきます。
キーカードとなる《VS ラゼン》を確保する手段なのも含めて
まさにダウンロードコンテンツの追加キャラにありがちな高性能をしています。
とても強力なカードであることは間違いないですが
①と②の効果は同一チェーンで発動できない点には注意が必要です。
①の効果で特殊召喚したタイミングで除去を撃たれると
②の効果が発動できないのでそこが隙になります。
相手ターンにコントロール奪取をしたい場合にもちょっとしたラグがあるので
奪いたいモンスターが出そうなタイミングになったら
その時点で特殊召喚しておくのがいいでしょう。
ちなみに自分は格闘ゲームにおいては
差し合いメインで中距離でチクチク戦うタイプを一番愛用します。
このモンスターもそういう性能だったりすると嬉しいですね。