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遊戯王ゴーラッシュ!!第144話『ユウディアスの変』感想 別次元をモチーフにした翁丁臼のOTS(アウターバース)

遊戯王ゴーラッシュ!!144話の感想です。

前回の感想はこちらです。

 

 

了承(1秒)

月へ送られる為にロケットへ乗せられる敗北者たち。

そこには主を失った侍たちも同様にロケットに詰め込まれていました。

翁丁臼に従っている学玄も本当にこれでいいのか不安になっています。

何よりもここに大きな疑問が存在します。

そもそもこの時代でロケットなんてものが作れるのか?

まず木製という時点で大分無茶があります。

翁丁臼の部下にどれくらいロケットを飛ばしたことあるのか聞いてみた所、

そもそも今日が初お披露目との事。

つまり今まで誰もロケットで月に飛ばされていないわけです。

いや待ってそれ月に送った後どうするんだ。

何もない所で宇宙服もなしに何をするんだ。

 

ともかくそんな危険なロケットに皆を乗せるわけにはいかないと

翁丁臼にラッシュデュエルを申し込むユウディアス。

翁丁臼はもし自分が勝てばお前の仲間もロケットに乗せて月へ連れていくと言いますが・・・

ユウディアス、一切の躊躇なくそれに了承します。

仲間の運命を左右する事柄にあまりにも即断即決すぎます。

花京院の魂を賭けるみたいなノリです。

皆もユウディアスのこの即答っぷりには開いた口がふさがりません。

 

逆に自分に勝ったら何を望むのかを問う翁丁臼。

それに答えるのはズウィージョウで

城や領地の兵士もろともいただくと宣言します。

余りにも不遜な要求ですが翁丁臼はそれをよくぞ言ったと称賛し了承します。

実際に見るとわかるのですがここのズウィージョウ、滅茶苦茶ウキウキです。

ユウディアスが上に立つものとして頼もしいのがよほど嬉しいのでしょう。

最近なんとなく分かってきたのですがズウィージョウって

遊歩の部下をノリノリでやったりオーティス遊飛の部下をノリノリでやったりと

誰かの部下でいる方が性に合っているタイプなんでしょうね。

ドラクエのムドーみたいな奴です。

ともかくこれでユウディアスVS翁丁臼のラッシュデュエルが成立する事になりました。

 

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UTS VS OTS(アウターバース)

先攻は翁丁臼、ドロー。

《OTSアシッドブロブ》、《OTSニードルメイカー》、《OTSバグファンガス》を召喚、

そしてアシッドブロブをリリースして《OTSビュイギュワッゾ》をアドバンス召喚します。

翁丁臼の使用するモンスターはOTS(アウターバース)の名を冠しており

種族も属性もバラバラです。

そして何よりもこのモンスターの名前、どこかで聞き覚えも見覚えもあります。

「ベルギャー戦場画家ビュイギュワッゾ」

皆さんは覚えているでしょうか?

クァイドゥールが説明した「ここに似た場所」において登場した世界の1つ、

「ビュイギュワッゾの抽象画でしか自分の姿が確認できない世界」における

上記の抽象画を描いてる人です。

それを考えると他のアウターバースたちもそれぞれ

クァイドゥールが説明した別次元の世界をモチーフにしたモンスターなのでしょう。

胃液でドロドロになりながら文明を発達させる世界がアシッドブロブ、

冬虫夏草に体を乗っ取られながら生きる世界がバグファンガスみたいな。

 

ともかく翁丁臼はこれでターンエンドです。

ユウディアスのターン、ドロー。

《グラビティアラ・アイ》と《ツイン・ヴォルテッカー》を召喚、

ヴォルテッカーの効果で墓地を肥やしつつ《フュージョン》を回収し

更に墓地から《ギャラクティカ・オブリビオン》を蘇生します。

そしてアイの効果で1枚ドローした後に《フュージョン》を発動、

《エターナル・ギャラクティカ・オブリビオン》をフュージョン召喚します。

装備魔法《エターナル・ミラージュ》を装備して2回攻撃しつつ

自身の効果で攻撃力を上げて攻撃を仕掛けますが

翁丁臼は罠《OTSダイバーシティ・スクリーム》を発動、

攻撃相手の攻撃力を1000下げ、更に場に2種類の属性がいれば

追加で2000攻撃力を下げます。

攻撃力を3000も下げられ返り討ち待ったなしという状況で

観戦しているエポックが大慌てしていますが

《エターナル・ミラージュ》を身代わりにする事でダメージこそ受けるものの

破壊は免れました。ユウディアスはこれでターンエンドです。

それにしてもここのエポック、表情豊かでとてもかわいいです。

 

翁丁臼は種族も属性もバラバラなデッキを完全に使いこなしており

それを「様々な身分を束ねる大殿のデッキ」と称されています。

翁丁臼のターン、ドロー。

モンスターを2体リリースし

《OTSバースト・オブリビオン》をアドバンス召喚します。

ギャラクティカ・オブリビオンとはまた違う炎族のオブリビオンです。

こいつは「完全平和がなされるとガンマ線バーストで滅ぶ世界」がモチーフでしょうか。

効果は手札を1枚墓地へ送る事で自身の種族をギャラクシー族にして

更に墓地から《OTSシルフィー・セイファート》を蘇生します。

ビュイギュワッゾとセイファートも効果でギャラクシー族になり

セイファートの効果で属性の種類×200だけ仲間の攻撃力がアップします。

更にフィールド魔法《OTSリバース・ドメイン》を発動、

墓地にアウターバースが5体以上いれば

自分のギャラクシー族の攻撃力が全て1500アップします。

このために種族をギャラクシー族に変更していたわけですね。

 

攻撃力4000以上のモンスターが揃った状態であり

このまま攻撃されればひとたまりもありませんが

ユウディアスは罠《ギャラクティカ・リビルドアーマー》を発動、

墓地から《ギャラクティカ・ミラージュ》を装備させつつ戦闘破壊耐性を付与します。

ミラージュの身代わり効果もあってなんとか耐え凌ぐものの

ライフが残り600という所まで削られました。

翁丁臼はこれでターンエンドです。

 

下克上達成

ユウディアスのターン、ドロー。

《ツイン・クールスター》を召喚しその効果でダブルコストモンスターとなり

リリースして《ギャラクティカ・オブリビオン・アーク》をアドバンス召喚します。

そこから更にモンスターを2体召喚して

オブリビオンアークの効果で1200のダメージを与えます。

更に魔法《フューリー・ノヴァ》を発動、

墓地から3枚をデッキに戻して1枚ドローし、戻した中にフュージョンモンスターがいれば

相手モンスター1体を破壊できます。が、これはフィールド魔法の耐性で防がれます。

そんな中でドローしたカードは・・・まさに使えと促しているようでした。

リチュアル魔法《ディスカルマ・リチュアル》を発動、

場のモンスター3体を儀式の生け贄にして

《トランザム・ディスカルマ・ライナック》をリチュアル召喚します。

その効果により翁丁臼のモンスターの攻撃力は全て0にまで下げられた上で

更に3回攻撃を行います。

そのまま攻撃をしかけますが翁丁臼は再び《OTSダイバーシティ・スクリーム》を発動、

ディスカルマ・ライナックの攻撃力を0にしています。

無駄な攻撃だったとほくそ笑む翁丁臼。

ラッシュデュエルを戦の道具にする事が許せないのだろうとユウディアスに問いかけ、

だけどそうしたからこそ人々は刀から桑に持ち変えて開墾する余裕ができたと言います。

実際に普通に殺し合いよするよりほど生活にも余裕が生まれているのでしょう。

表現は多少濁されていますが王手臼の語った戦争の様子には間違いなく死者も出ているでしょう。

自分がいなければ人々は再び争いに明け暮れるといい

それを聞いたマナブも思わず納得しかけてエポックにツッコミをいれられています。

まあご先祖の学玄も翁丁臼の部下として付き従っているので

こういった事に共感しやすい一族という事なのでしょう。

 

遊歩も以前のユウディアスならそんな翁丁臼の話を鵜呑みにしていましたが

怒りと憎しみを持ったユウディアスはそんな翁丁臼の話も一蹴しました。

そしてユウディアスは王手臼の罠の発動も全て想定済みであり

相手の場に魔法罠がなくなった事で罠《ギャラクティカ・イリテイト》を発動、

ディスカルマ・ライナックの攻撃力を元々のレベル×100、

つまりレベル11×100の1100だけアップさせます。

これによる攻撃力1100の3回攻撃を繰り出して相手モンスターをすべて破壊、

翁丁臼のライフを0にしました。ユウディアスの勝利です。

この時翁丁臼は吹っ飛ばされて壁に穴ができています。頑丈っすね翁丁臼。

 

かくして下克上はなりたち翁丁臼はお縄につく事になりました。

連行しているのもかつての翁丁臼の部下だったもの達なのでしょう。

主君が入れ替わる事も戦国時代ではよくある事なのでしょうが哀愁を感じさせます。

学玄はまだ翁丁臼を慕っている感じなのがせめてもの救いでしょうか。

そして新しい領主となったユウディアスを皆して称えます。

周囲のあまりにも寝返りの速さにフカムラがあたふたしてるのが可愛いです。

いやまあブリュエアは記憶が残っているので遊歩についていくのは自然ですが

サビュアスとゼイエトも切り替えが早いですね。

というかユウディアスは称えよと演説してるズウィージョウがノリノリなんですよ。

本当にこいつ誰かの部下でいるとテンション高いですね。

 

 

 

 

 

 

というわけで翁丁臼戦、決着です。

思った以上に早く決着してしまいました。

それだけユウディアスのリチュアル召喚が強力という事なのかもしれません。

翁丁臼は捕まってしまいましたがこの後どうなるのでしょうね。

 

翁丁臼の使用するデッキはOTS(アウターバース)。

属性も種族もバラバラですがそれを条件にした効果を揃えている上に

全て墓地にいる間カード名を「OTS」にするという特徴を持っています。

これにより本来ラッシュデュエルでは存在していないカテゴリ化を疑似的に果たしています。

いやこれ許されるなら本当にラッシュデュエルにカテゴリの概念作れちゃいますね。

まさにルールそのものに影響を与えるようなテーマだと言えます。

モンスター達も別次元をモチーフにした実に意味深な代物なので

今回だけの出番というのも少し考えにくいです。

また翁丁臼がデュエルをする時がくるのでしょうか。

 

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次回予告 第145話『時をかける書状』

公式予告

 

はい、時をかける少女ですね。

現代にてアサカが発見したデュエルディスクには

戦国時代からからの遊歩の手紙がしたためられていました。

なんとそこにはデュエルの手順が記されており

これを利用して戦国時代と現代で時をまたぐデュエルを行うようです。

いやかなり無茶苦茶な事言ってますねこれ。

完全にデュエルの行方がどうなるか把握してなければ不可能な所業です。

 

何か遊歩の幻影っぽいものが浮かんでいます。

これで意思の疎通を行っているのかはたまた完全に幻覚なのか気になるところです。

 

 

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