今回紹介するのは10月26日発売の
「 SUPREME DARKNESS(スプリーム・ダークネス)」よりこのカードです。
目次
カード説明
効果モンスター
星8/闇属性/幻想魔族/攻2500/守2000
このカード名はルール上「罪宝」カードとしても扱う。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の手札・フィールドのこのカードが自分か相手が発動した効果で、
基地へ送られた場合または除外された場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
②:自分の、「アザミナ」モンスターか「白き森」モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時、
自分の墓地の「罪宝」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
【アザミナ】の新規となる闇属性幻想魔族のレベル8モンスターです。
アザミナでは初のメインデッキに入るモンスターとなります。
黒い蔦がかろうじで人間の女性の上半身を形作ったかのような異形の怪物です。
蔦にはいくつもの罪宝の目がリンゴのようになっており
罪宝を生み出している元凶なのかもしれません。
植物の体で人間の女性を形作った所など《白き森の妖魔ディアベル》と共通点が見られますが
あちらが感情のないイメージだったのに対して
こちらはより禍々しく、悪意が感じられる表情をしています。
モチーフとしては旧訳聖書における禁断の果実を実らせる
「善悪の知識の実」だと思われます。
効果で墓地へ送られたり除外されたりすれば特殊召喚
まずルール上「罪宝」と名の付くカードとして扱う効果外テキストがあります。
これにより《聖なる薊花》 の融合素材として利用できる他、
《白き森の聖徒リゼット》でサーチしたり《原罪のディアベルゼ》の特殊召喚条件を満たせたりします。
現状では唯一のモンスターカードの罪宝であり
多くの罪宝サポートがモンスターの罪宝に対応していない点には注意が必要です。
①:自分の手札・フィールドのこのカードが自分か相手が発動した効果で、
基地へ送られた場合または除外された場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
①の効果は1ターンに1度、
自分か相手の発動した効果で場や手札から自身が墓地へ送られるか除外された場合に
自身を特殊召喚可能です。
【アザミナ】においては《聖なる薊花》などで
このカードを融合素材として利用してしまうのが手っ取り早い発動手段でしょう。
それ以外では《闇の誘惑》などで手札から除外してしまう手もあります。
相手の効果で墓地や除外ゾーンへ送られた場合も特殊召喚が可能であり
破壊や除外に対して一定の耐性があります。
②:自分の、「アザミナ」モンスターか「白き森」モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時、
自分の墓地の「罪宝」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
②の効果は1ターンに1度、
アザミナモンスターか白き森モンスターが相手を戦闘破壊した時に
墓地の「罪宝」と名の付く魔法罠を手札に回収できます。
このカード自身がアザミナなので自身が戦闘破壊する事で条件を満たせますし
《告死聖徒ルシエラーゴ》あたりと一緒に並べればさらに戦闘破壊が狙いやすくなるでしょう。
罪宝関連は種類が豊富なので回収する候補も多く
《罪宝の囁き》や《白き森の罪宝》などの速攻魔法であれば
回収してすぐさま発動する事も狙えます。
罪宝カードを実質的な融合素材として活用していく【アザミナ】にとっては
場や手札から効果で墓地へ送られる事で特殊召喚できるこのカードは
特に《聖なる薊花》など各種融合用のカードで素材にする要員として使いやすいです。
②の効果はアザミナだけでなく白き森による戦闘破壊にも対応しているので
【アザミナ】に【白き森】を混ぜるようなデッキ構築の際にも助けになってくれるでしょう。
逆に【白き森】単体でこのカードを採用する場合には
《白き森の罪宝》など手札のこのカードを展開する手段も用意しておきたい所です。
ついに罪宝ストーリーにおける黒幕っぽい存在が出てきましたね。
話の流れ的にもクライマックスに突入してきた感じでしょうか。