遊戯王ゴーラッシュ１２９話の感想です。
前回の感想はこちらです。
目次
アカサ、修理屋始めるってよ
新しい会社のロゴをタワーに取り付けるゴーハ・コーポレーション。
周囲に展開するドローンといい着実にＳＥＶＥＮＳの世界の土台が出来上がっています。
「遊我のいた世界を取り戻す」という目標のオーティス陣営にとっては
まさにその象徴ともいえる看板でしょう。
結局あの後脱走を試みてたマナブ達は普通に捕まっていました。
反乱分子の処分をどうするかオーティス遊飛に尋ねるユウナですが
遊飛は面倒なことは任せたといってどこかへ行ってしまいます。
今の遊飛はデュエル以外の記憶は失われているようで
基本的にデュエル以外の事には興味を示さない様子です。
またダークマイスター遊歩は自分のやるべきことはもうないと
ズウィージョウに対して遊飛を守って欲しいとお願いされます。
そしてオーティス遊飛は記念すべき最初のデュエルの相手としてズウィージョウを指名しました。
しかしその前にズウィージョウから剣を奪って壁に投げつけると
そこには潜伏していた昆虫村の姫様がいました。
潜伏が気付かれても動揺する事はなく一目散に撤退、
遊飛が潜伏に気付いた事に驚くズウィージョウですが
遊飛が言うには「オーティスにはそういう所がある」との事。
遊飛は遊飛なりにオーティスとはどういうものなのかを模索しているのかもしれません。
しかしユウナはそんな遊飛の言動に動揺を隠せません。
あれが本当に正しいオーティスなのかどうか。
そもそも「正しいオーティス」とはどういう存在を言うのでしょう？
恐らく最もオーティスに詳しいクァイドゥールですら把握しきれていないと思われます。
企業の多くをゴーハに買収されていたアサカは小さな修理屋を営んでいました。
田崎さんらＵＴＳもアサカの手伝いをしており
こちらもＳＥＶＥＮＳ時代の土台が着実に出来上がっていますね。
社長２人が不在となったＵＴＳがアサカと協力するようになった結果
ＳＥＶＥＮＳのムツバ重機が出来上がったのかもしれません。
現在ゴーハに対する反乱分子として活動しているのは
ユウディアスを含むＵＴＳにアサカ、ランラン、ダマムー、フカムラといったメンツです。
ゴーハに対抗するために小さい事から着実にやっていこうとする一同ですが
その程度の戦力で挑むなど笑止と嘲笑する何者かの姿が。
それはかつての昆虫忍者村の面々。
鎌ヶ谷キリマンジャロ、美藤ヘラクレス、蜘蛛隠ウェブ郎、七日乃命、ダミー・江田、
そして首領の七星テンテンとここに来て全員の名前を自己紹介しています。
この時代にも七星と裏七星の関係はしっかりと存在しており
主君に使えて平和な星を築くのが表七星であるのに対して
人心を巻き起こし乱世を引き起こすのが裏七星であるようです。
世に混乱を引き起こすという裏七星の目的の為に
ゴーハに与してその手土産にユウディアス達を捕まえるというのが
現在の彼女たちの目的のようです。
しかしそれを聞いたユウディアスの反応は「じゃあ仲間になってくれ！」でした。
裏切るのが当たり前の存在だと反対するランランですが
ユウディアスはそもそも今ゴーハが世を支配しているのだから
ゴーハに仇なす方が世に混乱をもたらせるのでは？と主張します。
それを聞いてテンテンもちょっと納得してる様子であり
テンテンが勝てば反乱分子としてユウディアスを捕まえて
ユウディアスが勝てば彼らの仲間になるという条件でラッシュデュエルが成立しました。
ユウディアスＶＳテンテンのラッシュデュエル開始です。
だがダメージは受けてもら・・・えない！
先攻はテンテン、ドロー。
昆遁忍虫 迷網のクモ、昆遁忍虫 念珠のウツセミ、昆遁忍虫 刺又のカブトを召喚、
魔法罠をセットしてターンエンドです。
ユウディアスのターン、ドロー。
ギャラクティアラ・イヴで手札交換をしつつ
トランザム・クライネで墓地のトランザム・ライナックを回収しつつ召喚、
ブライト・センチネルも出しつつギャラクティカ・オブリビオンのアドバンス召喚に繋げます。
更にフェローシップ・ブレイヴァーを召喚。
このカードはギャラクシー通常モンスターの攻撃力を５００上げる永続効果を持っており
オブリビオンとライナクを強化します。
そしてオブリビオンでウツセミを攻撃するもののここでクモの永続効果、
相手は一番攻撃力の高いモンスターにしか攻撃できなくなります。
その一番攻撃力の高いカブトは攻撃力２０００以上の相手との戦闘では破壊されませんし
ウツセミは自分が受ける戦闘ダメージを０にすると
３体の昆遁忍虫の永続効果で見事に戦闘破壊もダメージを受けるのも防ぎます。
それならばと攻撃力の低いブレイヴァーで攻撃するものの
罠「昆遁忍法－虫倍化」によって６枚ドロー、４枚墓地送りという手札交換を行った後、
攻撃してきたブレイヴァーの攻撃力を倍にします。
これにより攻撃力が２０００を超えたのでやはりダメージを与えられなくなりました。
結局ユウディアスはテンテンの盤面を崩す事ができずターンエンドです。
テンテンのターン、ドロー。
魔法「完全変態」を発動、昆虫族２体を墓地へ送る事で
手札から昆虫族２体を特殊召喚します。
これにより昆遁忍虫 変妖魔笛のアゲハと昆遁忍虫 紅蓮天刀のナナホシを特殊召喚します。
アゲハは相手モンスターをすべて昆虫族に永続効果を持っており
ナナホシはお互いの場の昆虫族の数×５００だけ打点をアップする永続効果を持っています。
更に魔法「昆遁忍法－虫々烈射（こんとんにんぽう ちゅうちゅうれっしゃ）」により
場と墓地の昆虫族の数だけ攻撃力を強化するだけでなく
ギャラクシー族でなくなった事でブレイヴァーの効果も適用外となってしまいます。
ナナホシでオブリビオンを、アゲハでライナックをそれぞれ攻撃して戦闘破壊、
この時点で３５００のダメージを与え
トドメとばかりにクモでブレイヴァーを攻撃しますが
ユウディアスはここで罠「シャイニング・ガード」を発動、
ブレイヴァーを守備表示にする事で戦闘ダメージを防ぎライフを残しました。
ナナホシはこれでターンエンドです。
裏切りをも受け入れてこその将
ユウディアスのターン、ドロー。
魔法「ギャラクティカ・ライズ」でオブリビオンを蘇生しつつ打点アップさせます。
相変わらずランランは彼女たちを仲間にしても裏切られると忠告しますが
ユウディアスは別に裏切ろうが構わないといいます。
宇宙とは常に混沌の中にありそんな中でテンテン達が混沌をもたらそうとしても
それは宇宙にとっては大したことではないと主張するユウディアス。
そしてたとえ裏切ってもウラギラリーヴァすると言います。
ここに来て新しい言葉が出てきました。
ニュアンスとしては裏切りをも受け入れる慈悲の心だそうです。
更にユウディアスは魔法「オールアバウト・ユニヴァース」を発動、
オブリビオンの攻撃力を墓地の同じ種族のモンスターだけ強化するという効果で
この場合の同じ種族とはすなわちテンテンの墓地にある昆虫族です。
これによりオブリビオンの攻撃力は８９００にまで上昇します。
裏切りをも受け入れる清濁併せ持ったユウディアスの度量の広さ、
これが８８８万の同胞を率いる将としての器なのでしょう。
テンテンはランランに対して七星に伝わる伝承を覚えているかを問いかけます。
忘れるはずがないというランラン、
それは表と裏を等しく受け入れ１つの道に導く存在についてでした。
ユウディアスはオブリビオンでナナホシを攻撃。
一撃で攻撃力４４００を戦闘破壊しつつテンテンのライフを一気に０にしました。
ユウディアスの勝利です。
デュエルに敗北したテンテンは約束通り仲間になると宣言。
これからは仲良くしようとランランと握手をかわそうとするテンテンですが
それでもランランはまだ信用しきったわけじゃないとそれを拒否。
しかしそんなランランにもテンテンは特に気にする様子がなく
彼らと手を組めばとんでもない混乱が巻き起こる、
そんな虫の知らせを感じて静かに微笑みます。
新たな仲間を加えたユウディアス達はまずは囚われた仲間を救出する事を決意します。
というわけでテンテンたち裏七星が仲間に加わりました。
こういうのを受け入れるのがさすがユウディアスって感じですね。
このあたりは大軍を率いていた将としての貫禄もあるのでしょうね。
テンテンの使用したデッキは昆遁忍虫（こんとんにんちゅう）で構築された昆虫族デッキ。
昆虫族お得意の種族変更を駆使すると同時に全て永続効果のモンスターとなっています。
ユウディアスの使用したフェローシップ・ブレイヴァーも永続効果持ちのモンスターであり
今回はひたすら永続効果がテーマとなったデュエルでしたね。
次回予告 第１３０話『白い帽子とマッサージチェア』
反乱分子収容施設に潜入した所に待ち構えていたザイオン。
そもそも西園寺家はＳＥＶＥＮＳでゴーハ傘下になっていたので
ザイオンもゴーハに下っているのは自然な流れだと言えるでしょう。
マッサージチェアといい着々とＳＥＶＥＮＳの時代の土台が積み重なっていますね。
そのうちこの時代の西園寺家も出てきたりするんでしょうか。
宇宙家具屋セツリが８８８億店舗を達成って説明あるんだけど・・・地球の総人口超えてます。
恐らく宇宙進出もしてるんでしょうがいつの間にそこまで手を広げていたんでしょう。
いや・・・でもこう・・・店舗小さくない？