今回紹介するのは９月２８日発売の
「WORLD PREMIERE PACK 2024（ワールドプレミアパック２０２４）」よりこのカードです。
目次
カード説明
融合・効果モンスター
星１０/闇属性/炎族/攻3000/守1700
「滅亡龍 ヴェイドス」＋レベル９以下の炎族モンスター２体以上
このカード名の③の効果は１ターンに１度しか使用できない。
①：このカードが融合召喚した場合に発動できる。
相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。
②：このカードは効果では破壊されず、相手はこのカードをモンスター効果の対象にできない。
③：相手がフィールドの魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、
自分のフィールドの表側表示の「灰滅」カード１枚を墓地へ送って発動できる。
そのカードを破壊する。
【灰滅】に属する闇属性炎族のレベル１０融合モンスターです。
ビフォー
↓
アフター
滅亡龍 ヴェイドスの紫色だった部分が青い炎のようになっています。
この青い炎、おそらくはヴェイドスの犠牲者となった魂を集めたものと思われ
周囲に霊魂のように漂っている他、翼にも怨霊が集まったような模様が浮かび上がっています。
ヴェイドスが殺した者たちの魂を喰らってパワーアップしたという事なのでしょう。
このイラストだけでも「こいつは倒さなければいけない」という邪悪さに満ちていますね。
融合召喚時に相手の魔法罠をすべて破壊
融合素材には《滅亡龍 ヴェイドス》とレベル９以下の炎族２体以上を素材にしています。
基本的には《滅亡龍 ヴェイドス》を相手に送り付けた上で
《果てなき灰滅》で融合素材として奪い返す形で融合召喚を狙う事になるでしょう。
この際に相手の場に炎族がいればそれらも融合素材として奪う事が可能であり
自分ターンであれば《灰滅の都 オブシディム》で相手モンスターを炎族にできるので
より奪う形での融合召喚が狙いやすいです。
相手ターンでも《ＤＮＡ改造手術》や墓地へ送った《果てなき灰滅》を用いる事で
相手モンスターを炎族に変更して奪っていくことが狙えます。
相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。
①の効果は融合召喚した場合に相手の魔法罠をすべて破壊します。
融合素材となる《滅亡龍 ヴェイドス》は墓地へ送られた際に
場のモンスターをすべて破壊する効果を持っており
一緒に発動する事で相手のモンスターと魔法罠、根こそぎ滅ぼしつくす事が可能です。
②の効果は効果破壊耐性と相手のモンスター効果に対する対象耐性です。
前述のとおり《滅亡龍 ヴェイドス》は墓地へ送られるとモンスターをすべて破壊しますが
このカード自身はこの耐性により破壊から逃れる事が可能となっています。
それ以外でも破壊効果や対象に取る効果から身を守る事ができ
特に相手ターンに融合召喚した場合の場持ち性能に貢献してくれます。
③：相手がフィールドの魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、
自分のフィールドの表側表示の「灰滅」カード１枚を墓地へ送って発動できる。
そのカードを破壊する。
③の効果は１ターンに１度、
相手がフィールドで魔法罠やモンスター効果を発動した時に
自分の場の「灰滅」と名の付くカードを墓地へ送る事でそれを破壊します。
主に破壊される事でリクルート効果を発動できる
《灰滅の都 オブシディム》を破壊して効果を発動する形になるでしょう。
無効にするだけで破壊こそしないものの
モンスターを破壊する事で展開の妨害として機能しますし
フィールド魔法や永続魔法などを相手が用いるのであればそちらの破壊にも活用できます。
【灰滅】におけるエースモンスターであり
３０００という攻撃力に加えて②の耐性と①の魔法罠除去により
相手の魔法罠を処理した上でアタッカーとして機能させられます。
前述の通り融合素材の《滅亡龍 ヴェイドス》が墓地へ送られる時にモンスターをすべて破壊するので
相手の場をがら空きにしたうえで直接攻撃でダメージを与える動きも狙いやすいでしょう。
このカードを出した後に他のモンスターを並べる事ができれば
そのまま１ターンキルを狙う事もできます。
とにもかくにも本人の性能だけでなく
融合素材となる《滅亡龍 ヴェイドス》や
融合手段となる《果てなき灰滅》の効果も合わせて真価を発揮するカードであり
自分ターンであれば相手の場をがら空きにしての攻撃、
相手ターンであれば《滅亡龍 ヴェイドス》の効果による妨害と
どちらのターンで出すにしろそれぞれの強みがあるカードとなっています。
ラスボス第二形態という雰囲気も併せ持ったモンスターですね。
こいつを倒さなければ犠牲者となった人々の魂も救われないのでしょう。
さあ立ち上がれ戦士たち。