今回紹介するのは7月27日発売の
RAGE OF THE ABYSS(レイジ・オブ・アビス)よりこのカードです。
目次
カード説明
効果モンスター
星9/地属性/アンデット族/攻2600/守 0
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:このカードがデッキから墓地へ送られた場合に発動する
(この効果の発動に対してお互いはモンスターの効果を発動できない)。
自分フィールドのカードを全て墓地へ送り、このカードを特殊召喚する。
その後、この効果で墓地へ送ったカードの数まで相手フィールドのカードを墓地へ送る。
②:このカードがデッキ以外から墓地へ送られた場合、手札を1枚墓地へ送って発動できる。
フィールドのカード1枚を墓地へ送る。
地属性アンデット族のレベル9モンスターです。
錆のような色合いの人型の体に蛇のようなものを体の各所から生やした怪物です。
アンデット族なのもあいまってバイオハザードのクリーチャー味がありますね。
その名の通りに地下牢を徘徊しており襲い掛かってくるのでしょう。
「タルタロス」とはギリシャ神話における奈落そのものと言われる神であり
冥界よりもさらに底にあるいわゆる「地獄」にあたる存在です。
このカードの場合、地下牢を奈落に例えているのでしょう。
デッキから墓地へ送られれば除去、それ以外から墓地へ送られても除去
①:このカードがデッキから墓地へ送られた場合に発動する
(この効果の発動に対してお互いはモンスターの効果を発動できない)。
自分フィールドのカードを全て墓地へ送り、このカードを特殊召喚する。
その後、この効果で墓地へ送ったカードの数まで相手フィールドのカードを墓地へ送る。
①の効果は1ターンに1度、自身がデッキから墓地へ送られた場合に
自分の場のカードを全て墓地へ送りつつ自身を特殊召喚、
さらに墓地に送られた自分のカードの数まで相手のカードを墓地へ送ります。
《おろかな埋葬》の他、アンデット族なので《牛頭鬼》や《ユニゾンビ》、
地属性なので《森と目覚の春化精》などでも墓地へ送る事ができ
自分のカードも墓地へ送る必要があるもののモンスター効果によるチェーン不可で
かつ対象に取らない墓地送りという強力な除去手段として機能します。
墓地へ送る自分のカードが多いほど除去枚数も増やす事ができ
墓地で発動出来る効果を持ったカードや
効果発動後、場にのこった《リビングデッドの呼び声》などを墓地へ送ればより無駄がありません。
モンスター効果はチェーンできないものの魔法罠はチェーンできるので
チェーンして発動した魔法罠を墓地へ送る事で除去枚数を水増しできます。
ただ強制効果でありデッキから墓地へ送られると否応にも発動してしまいます。
《隣の芝刈り》を発動したら思わずこの効果が発動してしまった、みたいな事もあるでしょう。
②:このカードがデッキ以外から墓地へ送られた場合、手札を1枚墓地へ送って発動できる。
フィールドのカード1枚を墓地へ送る。
②の効果は1ターンに1度、
自身がデッキ以外から墓地へ送られた場合に手札1枚を墓地へ送る事で
場のカード1枚を墓地へ送ります。
こちらも手札コストが必要ながらも対象に取らない墓地送りという優秀な除去手段となっています。
発動条件は緩くこのカードを手札コストにして発動してもいいですし
場に出した後、各種素材にして効果を発動するのもいいでしょう。
ただ①の効果とは1ターンにどちらか片方しか発動できないので
特殊召喚してすぐに素材にすると発動できません。
その場合はランク9のエクシーズ素材にして一旦オーバーレイユニットとしてとどまらせつつ
また後で墓地へ送ったり、相手ターンにリンク召喚をする手段と併用するのが効果的です。
相手ターンに墓地へ送る手段があればより強力に
デッキから墓地へ送った場合、それ以外の場所から墓地へ送った場合で
それぞれ違った除去効果を発動出来る面白い性質を持ったカードです。
特に《牛頭鬼》や《ユニゾンビ》の効果で墓地へデッキから送る事で
これら自身を①の効果で墓地へ送る要員にできるのでスムーズに除去に繋げられます。
また①の効果、②の効果共に相手ターンに効果を発動する事ができれば
妨害手段としても活用できるようになりより使い勝手が上がります。
例えば②の効果ならば一度場に出した後に《影の王 レイヴァーテイン》のエクシーズ素材にして
相手ターンにあちらをリリースしたり
《I:Pマスカレーナ》と一緒に並べて相手ターンにリンク素材にする事で
フリーチェーン感覚で効果の発動が狙えます。
フリーチェーンで墓地肥やしができるベアトリーチェとは
とっても相性のいいカードですね。
どんどんベアトリーチェ許されなくなってますね。