7月20日にVジャンプ9月号が発売されます。
今回紹介するのはその付属として収録されるこのカードです。
目次
カード説明
効果モンスター
星5/風属性/魔法使い族/攻2000/守1500
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに永続魔法カードが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードが手札から特殊召喚した場合に発動できる。
デッキからレベル4以下の魔法使い族・光属性モンスター1体を墓地へ送る。
③:表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合、
フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
【エンタメイト】の新規となる風属性魔法使い族のレベル5モンスターです。
先の丸まった特徴的な緑髪をした手品師の女の子です。
EMスカイ・マジシャンに似た服装をしていますが
あちらと違って下半身は普通の人間のものになっています。
あちらと同じように随所にトランプのスートが描かれており
大きなスペードが描かれたシルクハットが特に印象的です。
永続魔法があれば自己展開して光属性魔法使い族を墓地肥やし
①:自分フィールドに永続魔法カードが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
自分の場に永続効果がある場合に自身を手札から特殊召喚できる自己展開効果です。
《魔術師の再演》などの魔術師永続魔法で条件を満たすのを想定した効果であり
永続魔法を積極的に扱うデッキや【千年/ミレニアム】や【スネークアイ】のように
モンスターを永続魔法扱いで場におけるテーマであれば条件を満たしやすいです。
なおPゾーンのペンデュラムカードは永続魔法扱いにはならないので
ペンデュラム召喚の要素をデッキに混ぜる場合には注意です。
②:このカードが手札から特殊召喚した場合に発動できる。
デッキからレベル4以下の魔法使い族・光属性モンスター1体を墓地へ送る。
デッキからレベル4以下の光属性魔法使い族を墓地へ送れます。
自身の①の効果で自己展開すればそのまま条件を満たす事ができます。
墓地へ送る光属性魔法使い族としては
自己蘇生に繋がる《妖精伝姫-シラユキ》や《Emトリック・クラウン》、
墓地から除外して発動する効果を持つ《軒轅の相剣師》あたりが候補となってきます。
③:表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合、
フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
③の効果は1ターンに1度、表側の状態で自身が場から離れた場合に
場の魔法罠1枚を破壊できます。
《EMスカイ・マジシャン》の③の効果を意識した効果ですが
あちらと違い破壊できるのが魔法罠限定になっており対応範囲が狭まっています。
リンク素材やシンクロ素材にする事で条件を満たす事ができる他、
《EMスカイ・ピューピル》などで手札に戻す事でも発動が狙えます。
永続魔法を扱う様々なデッキに
《EMスカイ・マジシャン》と同じく《魔術師の再演》などの
永続魔法を扱うデッキで真価を発揮するように作られており
《EMスカイ・ピューピル》で手札に戻して除去効果を発動したり
再び手札から特殊召喚して墓地肥やしが可能です。
全体的に《EMスカイ・マジシャン》とセットで運用できるようデザインされているカードですが
効果自体はかなり汎用性が高く、永続魔法を扱い、墓地へ落としたい光属性魔法使い族がいるのであれば
様々なデッキで投入を検討できる性能をしています。
【スネークアイ】あたりならば簡単に特殊召喚が可能であり
そこに《妖精伝姫-シラユキ》などを投入すれば②の効果も活かせます。
【エンタメイジ】に投入してもシナジーがあるようにデザインされており
ペンデュラム召喚によって②の条件を満たせる上で
《Emトリック・クラウン》や《Emダメージ・ジャグラー》を落とす手段として機能します。
ただエクシーズ素材にすると③の効果は発動できなくなるので
《軌跡の魔術師》あたりのリンク素材にするのがいいでしょう。
恐らくはブラック・マジシャンにおけるブラック・マジシャン・ガールのように
彼女もまたスカイ・マジシャンの弟子にあたる存在なのでしょうね。
もしそうなら彼女はスカイ・ピューピルの姉弟子、
もしくは妹弟子になりますね。