今回紹介するのは7月27日発売の
RAGE OF THE ABYSS(レイジ・オブ・アビス)よりこのカードです。
目次
カード説明
永続魔法
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の手札・フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
デッキから「アザミナ」カード1枚を手札に加える。
②:モンスターが相手の墓地へ送られた場合、
自分フィールドに「アザミナ」モンスターが存在していれば発動できる。
相手は1500LPを失い、自分は1500LP回復する。
③:魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。
このカードを自分フィールドにセットする。
新たな罪宝カードとなる永続魔法です。
白き森のルシアと白き森のシルウィアが金色の茨に縛られ苦しそうにしています。
2人から黒い瘴気のようなものが放出しており
これから告死聖徒ルシエラーゴと告死聖徒ルシエラーゴに変貌してしまうのでしょう。
恐らくはこの惨劇がかつての白き森時代で発生したと思われ
その場合、怪物に変貌してから10年ほど経過している事になります。
ディアベルスターはずっと怪物となった2人を楽にしてあげたかったのかもしれません。
場や手札からモンスターリリースしてサーチ効果
①:自分の手札・フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
デッキから「アザミナ」カード1枚を手札に加える。
①の効果は1ターンに1度、
自分の場や手札からモンスター1体をリリースする事で
「アザミナ」と名の付くカードをサーチできます。
《聖なる薊花》や《アザミナ・オフェイレーテス》をサーチすれば
そのままこのカードをコストにレベル6のアザミナ融合モンスターに繋げる事が可能です。
この効果の為にリリースするモンスターは何でもいいですが
《黒魔女ディアベルスター》はこのカードをサーチ可能であり
そのままあちらをリリースしてサーチ効果に繋げると無駄がありません。
②:モンスターが相手の墓地へ送られた場合、
自分フィールドに「アザミナ」モンスターが存在していれば発動できる。
相手は1500LPを失い、自分は1500LP回復する。
②の効果は1ターンに1度、
自分の場にアザナミモンスターがいる状態でモンスターが相手の墓地へ送られた場合に
自分はライフを1500回復し、相手はライフを1500失います。
合計で3000のライフ差が得られる効果であり
単純に相手のライフを削る効果として見てもかなり優秀です。
ダメージではなくライフを失わせる系の効果なので
ダイノルフィア罠などが持つダメージ軽減を無視できるのもポイントです。
③:魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。
このカードを自分フィールドにセットする。
③の効果は1ターンに1度、魔法罠ゾーンに表側である自身が墓地へ送られたエンドフェイズ時に
自身をフィールドにセットしなおせます。
主に《聖なる薊花》や《アザミナ・オフェイレーテス》で融合モンスターを出す為に
墓地へ送る事で発動を狙っていく事になるでしょう。
この効果により毎ターン墓地へ送る為の罪宝カードとして再利用が可能です。
白き森関連の各種カードを採用している場合、そちらのコストとして墓地へ送ってもいいでしょう。
【アザミナ】におけるキーカード的な存在であり
まず《黒魔女ディアベルスター》を出してあちらの効果でこのカードをサーチ、
そしてそのディアベルスターをリリースして各種アザミナカードをサーチ、
このカードを墓地へ送って各種アザミナ融合モンスターを出していくというのが
基本的な動きとなってきます。
《聖なる薊花》や《アザミナ・オフェイレーテス》で墓地へ送る為の罪宝カードとして最適であり
③の効果で再利用ができるので繰り返しサーチ効果を発動しつつ融合素材として活用できます。
②の効果も何気に強力でありライフレースにおいて確実に貢献してくれるでしょう。
とにかく《黒魔女ディアベルスター》との噛み合いが良すぎるカードであり
【アザミナ】がやばいやばいと囁かれている理由は融合モンスターの性能もありますが
何よりこのカードが《黒魔女ディアベルスター》で簡単に持ってこれるのも大きな要因だと思います。
《黒魔女ディアベルスター》とこのカード、そして融合召喚用のアザミナ魔法罠と合わせて
出張要員として様々なデッキに採用する事も可能であり
特に出張要員として暴れた場合、このカードが真っ先に規制されそうな気配がします。
2人は怪物に変貌している一方で
ディアベルスターが持っている罪宝には
2人の意識が確かに宿っているように感じられます。
魂と肉体がそれぞれ別離した形でしょうか?