今回紹介するのは6月22日発売の
「ANIMATION CHRONICLE 2024(アニメーションクロニクル2024)」よりこのカードです。
目次
カード説明
リンク・効果モンスター
闇属性/魔法使い族/攻2500/LINK-3
【リンクマーカー:左/右/下】
\ ↑ /
← →
/ ↓ \
魔法使い族モンスター3体
①:このカードがL召喚した場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から「魅惑の女王」モンスター1体を特殊召喚し、
このカードの攻撃力は次のターンの終了時まで1500アップする。
②:元々のカード名に「魅惑の女王」を含む自分のモンスターが持つ、
自身にモンスターを装備する効果は、相手ターンでも発動できる効果になる。
③:1ターンに1度、相手が効果を発動した時に発動できる。
フィールドのカード1枚を破壊する。
このターン中、自分フィールドの「魅惑の女王」モンスターは効果では破壊されない。
闇属性魔法使い族のLINK-3リンクモンスターです。
遊戯王VRAINSにおいてクィーンが使用し
魅惑の女王LV3、LV5、LV7を素材にリンク召喚され
自身の効果と魅惑の宮殿の効果で攻撃力を5000にまで高めた上で
相手に攻撃を強要させようとしました。
アニメではリンク先の魅惑の女王の攻撃力を自分に上乗せする効果でしたが
OCGでは攻撃力の上昇は固定になり、魅惑の女王を特殊召喚する効果が付与されています。
また破壊効果と耐性効果は魅惑の宮殿がある状態かつ効果や攻撃の対象にならないと発動されませんでしたが
OCGでは大幅に条件が緩和されており、原作と同じ状況では敗北しないようになっています。
その名の通りに金色に輝く衣装に身を包んだ魅惑の女王です。
魅惑の女王はLVが上がるにつれて金色が増えていたので
ある意味正統進化と言えなくもないですね。
魅惑の女王の効果がフリーチェーンに
魔法使い族モンスター3体
リンク素材には魔法使い族3体を指定しています。
魅惑の女王を扱うデッキでは《魅惑の宮殿》によるサーチと墓地肥やしを繰り返しつつ
《魅惑の舞》によって3種類の魅惑の女王を蘇生する事でリンク召喚が狙えます。
実質的に《魅惑の舞》と手札コストになる1枚がればリンク召喚に繋げられるので
思った以上に出しやすいです。
リンクマーカーは左右と下の3方向です。
EX、メインモンスターゾーンどちらでも機能する配置ですね。
自分のデッキ・墓地から「魅惑の女王」モンスター1体を特殊召喚し、
このカードの攻撃力は次のターンの終了時まで1500アップする。
①の効果はリンク召喚した場合に、
デッキや墓地から「魅惑の女王」と名の付くモンスター1体を特殊召喚しつつ
自身の攻撃力を次の相手ターン終了時まで1500アップします。
特殊召喚する魅惑の女王は基本的には②の効果と合わせて効果を発動していくLV3がよく
ランク5やランク7のエクシーズ素材にしたい場合などは他のLVを出していくのがいいでしょう。
元々の攻撃力2500と合わせて4000打点まで確保可能であり
アタッカーとして積極的に活用していけます。
また特殊召喚した魅惑の女王と合わせてLINK-4に繋げるのも1つの手です。
自身にモンスターを装備する効果は、相手ターンでも発動できる効果になる。
②の効果は各種魅惑の女王が持つ
モンスターを装備する効果をフリーチェーンで発動出来るようにします。
《魅惑の女王 LV3》はレベル3以下の相手モンスターを装備できる効果を持っており
①で出しておく事で相手は相手はレベル3以下のモンスターを絡めた展開が難しくなります。
もし複数の魅惑の女王を展開する事ができればそれぞれがフリーチェーンで効果発動できるので
より妨害として強力になるでしょう。
フィールドのカード1枚を破壊する。
このターン中、自分フィールドの「魅惑の女王」モンスターは効果では破壊されない。
③の効果は1ターンに1度、相手が効果を発動した時に
場のカードを1枚破壊しつつ自分の場の魅惑の女王各種に効果破壊耐性を付与します。
とにかく何かしら相手が効果を発動すればいいと発動条件が緩く
妨害手段として積極的に活用できます。
他の魅惑の女王を守る事にも繋がりますが魅惑の女王は全体的に攻撃力が低いので
戦闘破壊されやすい点には注意です。
実質的に《魅惑の女王 LV3》と組み合わせる事で
4000打点とレベル3以下のフリーチェーン除去、
そして相手の効果発動をトリガーとする除去と耐性付与という
全体的にハイスペックな性能を持ったカードとなっています。
一緒に登場したサポートカードである《魅惑の舞》や《魅惑の宮殿》も優秀な性能をしており
これでもかと魅惑の女王を積極的に強化する意思が伝わってきます。
問題点としては実際にリンク召喚する場合、《魅惑の舞》の蘇生効果が欲しく、
肝心のあちらを確保できなかった場合にはリンク召喚が難しくなるところでしょうか。
他の魔法使い族を利用したリンク召喚の手段も確保しておくと安定性の向上に繋がるでしょう。
魔法使い族でなくとも《サクリファイス・アニマ》や《副話術士クララ&ルーシカ》といった
LINK-1の魔法使い族に変換して素材にする手もあります。
アニメでは魅惑の宮殿が破壊されたことで耐性がなくなり敗北に繋がりましたが
OCGではそれも払拭しているのでアニメのリベンジを狙っていくのもいいでしょう。
このカードに限らず、クィーン関連のカードは
アニメとは大分違う効果というか原作再現できないカードが多いです。
アニメではいいようにやられてしまった意趣返しなのかもしれません。