今回紹介するのは4月27日発売の
INFINITE FORBIDDEN(インフィニット・フォビドゥン)よりこのカードです。
目次
カード説明
リンク・効果モンスター
水属性/魔法使い族/攻3000/LINK-2
【リンクマーカー:左下/右下】
\ ↑ /
← →
/ ↓ \
「ヴァルモニカ」Lモンスターを含むモンスター2体
①:自分フィールドに響鳴カウンターが6つ以上存在する限り、
フィールドのこのカードは「ヴァルモニカ」カード以外のカードの効果を受けない。
②:このカードは通常の攻撃に加えて、
自分フィールドのレベル4の「ヴァルモニカ」モンスターの数まで
1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。
③:1ターンに1度、相手がモンスターを特殊召喚する際に発動できる。
その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。
その後、自分フィールドの響鳴カウンターを3つ取り除く。
【ヴァルモニカ】に属する水属性魔法使い族のLINK-2リンクモンスターです。
恐らくは天魔の聲選姫の進化形と思われます。
ビフォー
↓
アフター
セレトリーチェ・ヴァルモニカに天使と悪魔の翼が生えた神々しい姿となっています。
ただその表情はとても不安げであり性格は元来のままである事が伺えます。
天使の聲と悪魔の聲、両方の特徴を併せ持つ事から
世界の命運を託された問いに対して
どちらでもない第3の選択肢を選んだのかもしれません。
場のレベル4のヴァルモニカの数まで追加攻撃
「ヴァルモニカ」Lモンスターを含むモンスター2体
リンク素材はモンスター2体でそのうち1体にヴァルモニカリンクを指定しています。
ヴァルモニカリンクとなる「ヴァルモニカの異神-ジュラルメ」と「ヴァルモニカの神異-ゼブフェーラ」は
それぞれ「天使の聲」と「悪魔の聲」にカウンターが3つ乗っている事が召喚条件であり
これらを用意した上でもう1体適当なモンスターを用意する必要があります。
リンクマーカーは斜め下に2つ存在しています。
EXモンスターゾーン向けの配置でありこのカードをリンク召喚した後も
ジェラルメやゼブフェーラを並べる事が可能です。
フィールドのこのカードは「ヴァルモニカ」カード以外のカードの効果を受けない。
①の効果は響鳴カウンターが6つ以上存在している状態であれば
ヴァルモニカと名の付くカード以外の効果を受けなくなる耐性です。
「天使の聲」と「悪魔の聲」をスケールにセッティングして
それぞれのカウンターを3つ以上溜めて条件を満たしていく事になるでしょう。
条件さえ満たせれば強固な耐性を持つモンスターとして君臨できます。
なおミラーマッチの場合、相手のヴァルモニカの効果も普通に受けてしまいます。
とはいえそれは相手にとっても同じ事でありミラーマッチの場合は意識しておくといいでしょう。
自分フィールドのレベル4の「ヴァルモニカ」モンスターの数まで
1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。
②の効果は自分の場のレベル4のヴァルモニカの数まで
通常の攻撃に加えて追加攻撃ができます。
メインデッキのヴァルモニカは現状全てレベル4であり
これらを並べば並べるほど連続攻撃が可能となります。
とりあえず2体並べる事ができれば3回攻撃が可能となり
元々の攻撃力3000に加えて「悪魔の聲」のペンデュラム効果で相手モンスターの弱体化も狙えるので
相手モンスターを戦闘で全滅させた上で更に直接攻撃でダメージを与える事も狙いやすいです。
その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。
その後、自分フィールドの響鳴カウンターを3つ取り除く。
③の効果は1ターンに1度、相手がモンスターを特殊召喚する際に
それを無効にして破壊、そののちに自分の場の響鳴カウンターを3つ取り除きます。
この手の効果では珍しく無効にした後にカウンターを取り除くのがポイントです。
これによりカウンターが6つ以上であればちゃんと無効にするまでは
①の効果による耐性付与が適用されます。
カウンターを3つ消費する必要があるものの展開の妨害として強力であり
カウンターが6つある状態であれば相手の妨害を無視しして無理矢理無効にできるので
特に「どうしてもこいつの特殊召喚は防ぎたい」といった場合に強引に狙っていけます。
準備さえしっかりすれば1ターンキルも
【ヴァルモニカ】における新たな切り札となる存在です。
十全に効果を発揮するには「天使の聲」と「悪魔の聲」のスケールをセッティングした上で
カウンターをしっかり溜める必要があり
なおかつ他のヴァルモニカもしっかり展開していく必要があります。
しかしそれさえできればほぼ完全耐性といっていい場持ち性能の上で
3000打点で何回も殴る事が可能です。
「悪魔の聲」による弱体化も含めれば相手モンスターを全て戦闘破壊した上で
1ターンキル級のダメージを直接攻撃で叩きこむ、というのも十分狙えるでしょう。
③の効果により相手ターンでの妨害も行えるので
攻守両面でハイバランスにまとまっているカードです。
よく見ると背景が荒廃しています。
ヴァルモニカの世界観、かなり切羽詰まった状況なのかもしれませんね。