ゴーラッシュ98話の感想です。
前回の感想はこちらです。
目次
それでもデュエルを行う為に
前回消滅してしまったディノワとミューダ。
そこから更にMIKの元へアサカから連絡が入ります。
ベルギャー人の消滅が一気に進んだとの事で
既に生き残ったベルギャー人はユウディアスとズウィージョウのみしかいなさそうです。
ただディノワはペラペラの状態になりながらもまだかろうじで消滅を回避していました。
とはいえまともに動けるような状態ではなく
空中から放り出されてそのまま漂い続けています。
ユウディアスの元へ向かう遊飛と遊歩。
そこで見たものはユウディアスとズウィージョウが対峙する場面でした。
ベルギャー人は今はラッシュデュエルをしていはいけないと2人を止めようとしますが
ズウィージョウは勿論の事、ユウディアスもまたすまない2人に告げて
ズウィージョウとデュエルをする道を選びます。
こうしてユウディアスVSズウィージョウのラッシュデュエルが開始されました。
先攻はユウディアス、ドロー。
まずギャラクティアラ・イヴを召喚してその効果でドロー、
そこから2体召喚してインターステライヴの効果でさらにドロー、
そして2体リリースでコスモ・タイタンをアドバンス召喚します。
更に魔法「ギャラクティカ・プログレス」を発動、
1枚ドローしてそれがギャラクシー族なら特殊召喚できるというもので
これによりギャラクティカ・オブリビオンを特殊召喚します。
フィールド魔法「グレイテスト・ギャラクティカ」によって
ギャラクシー族通常モンスターの攻撃力を500上げつつターンエンドです。
ズウィージョウのターン、ドロー。
魔法「ヴォイドヴェルグ・トランジション」を発動、
相手の表側のカードの数だけ手札を墓地へ送って同じ枚数ドローするというもので
3枚分の手札交換をします。
そして魔法「ヴォイド・ダスト・フュージョン」を発動、
墓地のモンスターを素材にフュージョン召喚を行える魔法であり
ヴォイドヴェルグ・ギガントマキアをフュージョン召喚します。
いつものごとくダマムーに協力をよびかけて一体化するズウィージョウ。
この時点で分かりますがダマムーは完全に2人のデュエルに協力的です。
ギガントマキアの効果でユウディアスの伏せカードを破壊しつつ
攻撃力を上げた上で2回攻撃を仕掛けコスモ・タイタンとオブリビオンは戦闘破壊、
ズウィージョウはターンエンドです。
デュエルを続ければズウィージョウだって消えると遊飛は止めようとするものの
全力で真剣に戦っているからとユウディアスはデュエルの続行を望みます。
その言葉を聞いて遊飛もまた2人の意思を組む判断をしたのでしょう。
死を意識するからこそ生を実感できる
ユウディアスのターン、ドロー。
グレイテスト・ギャラクティカを墓地へ送る事で魔法「パージ&リカバリー」を発動、
ギャラクティカ・オブリビオンを手札に確保します。
更にフィールド魔法「ギャラクティカ・フュージョン・スペース」を発動、
手札のモンスターを素材にフュージョン召喚可能な状態にした上で「フュージョン」を発動し
エターナル・ギャラクティカ・オブリビオンをフュージョン召喚します。
自身の効果で攻撃力を上げた上で更に装備魔法「ギャラクティカ・プロヴィデンス」を装備、
相手のレベル7以上のモンスターの数×500だけ攻撃力をアップさせます。
そのままギガントマキアを攻撃し戦闘破壊、ターン終了です。
ダメージを受けて消耗が加速した形となり、
ズウィージョウの左足がぺらぺらになっています。
それでもまだデュエルは終わっていないと気合で足を元に戻すズウィージョウ。
遊歩はそんな2人を見てられなくなりもうやめてと叫びますが
そんな遊歩を遊飛は止めます。
しかし今度はアサカがラッシュデュエルの全システムを停止してでも
2人のデュエルを止めさせようとします。
ふざけるなと激昂するズウィージョウに対して遊飛だけでなく
ダマムーもまた2人にデュエルを続けさせてほしいとアサカに懇願しています。
ズウィージョウはただ純粋にユウディアスとデュエルがしたいだけなんだと、
この場面のダマムーは悲しそうでありつつもかなり真剣な声色であり
消滅の危機に瀕していると理解しつつもズウィージョウの気持ちを汲んでいるのが理解できます。
そのやりとりを見て田崎さんは土下座。
ベルギャー人はほとんど消滅してしまっていたと、
888万人の同胞が既にもう全滅していた事を白状します。
それを聞いたユウディアスはさすがにショックを隠す事はできませんでした。
絶望的な表情をしながら絶句し膝から崩れ落ちます。
それでも立ってデュエルをしろとユウディアスに言うズウィージョウ。
ズウィージョウは言います。ベルギャー人が消滅の危機に瀕していると聞いて
不思議と胸の中には抑えきれぬ衝動と喜びが沸き上がったと。
始めなそんな感情に戸惑いこそしたものの
すぐに限りある命だからこそ生を得た喜びを知る事ができたのだと。
死を意識する事で生を実感する事ができる、いわゆるメメントモリと呼ばれるものですね。
そうして生を実感したズウィージョウは無性にユウディアスと戦いたくなったと告げます。
そしてズウィージョウだけでなくユウディアスにかける声がありました。
それは消滅したはずの888万人の同胞。
彼らは消滅してもなおユウディアスへ声を届けていたのです。
ズウィージョウがユウディアスに手を差し出し、ユウディアスはその手を掴みます。
こうしてデュエルは続行されます。
鎮魂歌
ズウィージョウのターン、ドロー。
ヴォイドヴェルグ・グラヴィディオスを召喚。
その効果は手札を全てて捨ててその枚数分ドローするというものですが
デメリットとしてそのターン、手札のモンスターを召喚やセットできなくなります。
それを覚悟で発動しドローするカードにかけるズウィージョウ。
そして魔法「フュージョン」を発動、
ユウディアスが発動したギャラクシー・フュージョン・スペースがあるので
手札のモンスターを素材にしたフュージョン召喚が可能です。
そうしてヴォイドヴェルグ・アポカリプスをフュージョン召喚し
その効果で攻撃力を上げつつブラック・ホールを手札に回収します。
そのままブラック・ホールを発動、アポカリプスもオブリビオンも破壊されない為に
ブラック・ホールの発動そのものに意味はありませんが
発動した事で条件を満たした「ブラック・ホール・パラドックス」を発動、
その効果で装備魔法「ブラック・ホール・ソーサー」を手札に加えてアポカリプスに装備、
墓地にブラック・ホールがあればそのモンスターの元々の攻撃力分だけ攻撃力を高めます。
そうして攻撃力を高めた上でエターナル・ギャラクティカ・オブリビオンへ攻撃を仕掛けますが
ユウディアスは罠「ギャラクシー・クロス」を発動、
お互いの場の魔法罠を全て破壊しつつ破壊したカード×1000だけオブリオンを強化、
さらに相手にオブリビオンへの攻撃を強制させるというもので返り討ちを狙いますが
ズウィージョウは更に罠「ヴォイド・マナストラテジー」を発動、
アポカリプスの攻撃力を墓地の魔法の数×500アップさせ
さらに墓地の魔法の数×100だけ自身のライフも回復します。
攻撃力7500となったアポカリプスで無理やりオブリビオンをねじ伏せて
ユウディアスは1000のダメージを受けます。
ズウィージョウはこれでターンエンドです。
ユウディアスのターン、ドロー。
ストレンジ・トラベラーとボルテクス・シューターを召喚、
トラベラーの効果でアポカリプスの攻撃力を500ダウンさせます。
そして2体リリースでギャラクティカ・オブリビオンをアドバンス召喚、
さらに魔法「ギャラクティカ・ディスパーション」でアポカリプスのレベルを7に下げて
オブリビオンに2回攻撃を付与します。
そして装備魔法「ギャラクティカ・サイフォス」を装備、
攻撃力を1300アップさせます。
消滅の危機に瀕しながらもとても楽しそうにデュエルをする2人。
しかし決着の時は近づいていました。
1度目の攻撃でアポカリプスを戦闘破壊して、2回目の攻撃でトドメを刺そうとします。
しかしズウィージョウはこの2回目の攻撃に対して「ギャラクシー・クロス」を発動、
ユウディアスが先ほど使った罠を今度はズウィージョウが使ってきました。
その効果でサイフォスを破壊、更に手札からヴォイドヴェルグ・レクイエムを特殊召喚しようとしますが
ズウィージョウは苦しみだし膝をつきます、既に体は限界に来ていました。
しかしそんなズウィージョウを支えるようにみつ子が、ディノワが、
そして既に消滅したはずのミューダもまたズウィージョウの元に寄り添い、
4人でヴォイドヴェルグ・レクイエムの特殊召喚をします。
ワレ・コクウノ・ソコヨリ・ヨビオコシタルワ・・・
サマヨエル・ツワモノノ・ムネン・・・
ココニ・・・タムケトナラン!
ヴォイドヴェルグ・レクイエム特殊召喚!!
攻撃力がアップしたレクイエムでオブリビオンを返り討ちにし
ユウディアスのライフを0にしました、ズウィージョウの勝利です。
しかしズウィージョウはもう限界でした。
最後の最後、全力を使い果たして満足そうにして消えていくズウィージョウ。
彼のエース、ヴォイドヴェルグ・レクイエムがまさに鎮魂歌となって彼を弔います。
残されたみつ子は遺品ともいえる彼のデュエルディスクを拾い上げ、
ユウディアスは彼の名前を叫んで慟哭します。
ズウィージョウ・ズィル・ベルギャー 消滅
とうとうズウィージョウまで消滅してしまいました。
最後の最後、オブリビオンVSレクイエムの対決で決着をつけるという
2人の最後のデュエルに相応しい一戦でしたね。
そして恐らくは既に生き残ったベルギャー人はユウディアスただ1人と思われます。
こうしてみるとユウディアスが未だに消滅の兆しを見せていない事が
いかに彼が特異な存在であるかを物語っていますね。
ユウディアスには対カルトゥマータ光線が効いていなかった事もあり
まだまだユウディアスには秘密がありそうです。
次回予告 第99話『ラストセミザムライ』
中学校が臨時休校となった事で超穴場テーマパークへ遠足へ行くユウディアス御一行。
そこで行われるデュエルショーがあまりにも無気力なので我慢できなくなったというお話。
今回の話に比べて落差がやたら激しいですがなんだかんだ今回も重要な話の気配がします。
というのもこのテーマパーク、明らかに七星一族関連が関与しているからです。
未だ行方知れずの遊我を探す重要な手掛かりになりそうですね。