マスターデュエルにおいて1月10日にシークレトパック「超越的進化論」が登場しました。
今回紹介するのはそちらに収録されたOCG未収録のこのカードです。
目次
カード説明
融合・効果モンスター
星6/闇属性/機械族/攻2500/守2500
「機動要犀 トリケライナー」か「盾航戦車ステゴサイバー」+機械族・恐竜族モンスター
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:墓地から特殊召喚されたモンスターが存在する限り、このカードは戦闘では破壊されない。
②:このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、
手札からモンスターが特殊召喚された場合、
自分及び相手フィールドのカードを1枚ずつ対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
闇属性機械族のレベル6モンスターです。
周囲に雲を纏うように聳え立つブラキオサウルス型のロボットです。
周囲が小さく描かれておりいかに巨大であるかを物語っています。
「母艦」という名称からして内部に様々なロボットが格納されているのかもしれませんね。
カード名は「ブラキオサウルス」+「オーバー」からでしょう。
オーバーは様々な意味を持つ言葉ですがこの場合は「度が過ぎる」でしょうか。
ブラキオサウルスは25メートルもの巨体を誇っていたと言われる恐竜であり
アルゼンチノサウルスなど更に巨大な恐竜が発見されるまでは
史上最大の恐竜として謡われてきました。
このカードは「度が過ぎるほどでかいブラキオサウルス」といった意味が込められているのでしょう。
英語は「Storagepod」、ブラキオサウルスなどの竜脚類を表す「sauropod」に
貯蔵や倉庫といった意味合いの「Storage」を混ぜた名称になっています。
手札からモンスターが特殊召喚されたらお互いのカード破壊
融合素材には「機動要犀 トリケライナー」か「盾航戦車ステゴサイバー」、
それから機械族か恐竜族1体の合計2体を指定しています。
特定のカード+いずれかの種族といった素材指定は珍しくないものの
このカードは特定のカードに2体のモンスターを指定しそのどちらであってもいいと
かなり珍しい素材指定になっています。
どちらも防御系のカードとして汎用的なカードとして使いやすく
機械族か恐竜族メインのデッキに採用しておけば融合する機会もあるでしょう。
融合手段としては「ダイナ・ベース」が融合効果を持っている事から使いやすい他、
闇属性機械族なので「オーバーロード・フュージョン」にも対応しています。
①の効果は墓地から蘇生されたモンスターがいる間、
戦闘破壊耐性が付与されるというものです。
相手のモンスターで条件を満たせますが自分でモンスターを用意する方がいいでしょう。
特にこのカード自身をなんらかの手段で蘇生させる場合に効果的で
そのまま戦闘破壊耐性を持つ壁モンスターとして運用できます。
②:このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、
手札からモンスターが特殊召喚された場合、
自分及び相手フィールドのカードを1枚ずつ対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
②の効果は1ターンに1度、手札からモンスターが特殊召喚された場合に
自分と相手のカードを1枚ずつ破壊します。
自己展開効果を持つモンスターなりペンデュラム召喚なりで条件を満たせますし
相手が手札から特殊召喚すればそれをトリガーに発動する事もできるので
妨害手段としても機能させやすいです。
「フラワーダイノ」や「機動要犀 トリケライナー」のように
相手ターンに自己展開効果を持つモンスターを組み合わせるのも効果的です。
自分のカードも一緒に破壊する必要がありますが
トリケライナーは耐性を持っているのでこの効果で対象に選んでもびくともしません。
①の効果はステゴサイバーと、②の効果はトリケライナーとのシナジーを意識したカードです。
②の効果が妨害手段として活用できるので
相手ターンに展開できるカードなども合わせて利用していきたい所です。
相手が手札から特殊召喚しようとした場合に墓地から蘇生する事で
不意を打つ形で妨害する事もできるので
①の効果と合わせて蘇生カードとも何かと相性がいいと言えます。
「融合派兵」と「ダイナ・ベース」の2枚で融合召喚が狙えますし
その際にステゴサイバーを墓地へ送る事ができるのもポイントです。
またこのカードの登場によって
「融合徴兵」によってトリケライナーをサーチできるようになりました。
あちらを積極的に使うつもりであれば意識しておいてもいいでしょう。
前述の通り「融合派兵」でステゴサイバーをデッキから引っ張ってこれるので
ある意味ではこれらを融合素材に指定している事こそ
このカードの強みとも言えます。
超未来融合-オーバーフューチャー・フュージョンにも対応していますが
まだマスターデュエルには実装されてないんですよね。
盾航戦車ステゴサイバーを墓地へ送る手段としても機能するので
あちらが出ればさらに使い勝手は上がるでしょうか。