今回紹介するのは1月27日発売の
LEGACY OF DESTRUCTION(レガシー・オブ・デストラクション)よりこのカードです。
目次
カード説明
通常罠
①:レベル・ランクの合計が、お互いの手札・フィールドのカードの数と同じになるように、
自分のEXデッキからXモンスター2体(同じランク)と融合モンスター1体を除外する。
その後、以下の効果を適用できる。
●相手フィールドの表側表示モンスター1体を選び、
レベル・ランクの合計がそのモンスターのレベル・ランクと同じになるように、
自分の除外状態の、Xモンスター1体と融合モンスター1体をEXデッキに戻す。
その後、相手フィールドのカードを全て除外する。
エクシーズ及び融合用のサポートとなる通常罠です。
壱時砲固定式によく似ていますがこちらではレーザー砲が2つにっており
2つのレーザーが重なり合う点から十字状に赤い光が発生しています。
壱時砲固定式が一次方程式にちなんだカードだとすれば
こちらは連立方程式にちなんだカードだと言えるでしょう。
「2x+y=a」 「x+y=b」
自分のEXデッキからXモンスター2体(同じランク)と融合モンスター1体を除外する。
その後、以下の効果を適用できる。
●相手フィールドの表側表示モンスター1体を選び、
レベル・ランクの合計がそのモンスターのレベル・ランクと同じになるように、
自分の除外状態の、Xモンスター1体と融合モンスター1体をEXデッキに戻す。
その後、相手フィールドのカードを全て除外する。
その効果はお互いの手札と場のカードの数の合計と同じレベル、ランクの合計になるように
エクストラデッキから同じランクのエクシーズ2体と融合1体を除外、、
その後相手の表側モンスター1体を選んでそのレベルやランクと同じになるように
除外状態のエクシーズ1体と融合1体をエクストラデッキに戻して相手のカードを全て除外します。
エクシーズ2体と融合1体を除外して発動する事を考えると
数式の「2xy」を「x=エクシーズ」、「y=融合」に例えた効果なのでしょう。
効果が難しくてわからないという人の為に1つ例を出しますと
相手の場のカードが4枚、相手の手札が1枚、自分の場のカードが3枚、手札が2枚の場合、
まずその合計枚数である10を記録します。
そして相手の場にレベル8のモンスターがいるのであれば
ランク2のモンスター2体とレベル6の融合モンスター1体をエクストラデッキから除外し
エクシーズ1体と融合モンスター1体を再びエクストラデッキに戻せば
相手の場のカードを全て除外できるようになります。
同様に相手の場にレベル7のモンスターがいる場合は
ランク3のエクシーズ2体とレベル4の融合1体で
相手の場にレベル6のモンスターがいる場合は
ランク4のエクシーズ2体とレベル2の融合モンスター1体を除外する事で
同様に相手の場のカードを全て除外できます。
数式で表すならカードの合計枚数を「α」相手の場のモンスターレベルを「b」と表し
エクシーズを「x」、融合を「y」と表すのであれば
「2x+y=a」 「x+y=b」で答えが出ます。
なお上記の例はあくまで発動前に除外ゾーンの融合やエクシーズが1枚もない状態です。
最初の効果で除外するカードとエクストラデッキに戻すカードは同じでなくてもよく
事前にエクシーズや融合を除外していれば代わりにそちらを戻して式を成立させる事も可能です。
エクストラデッキの枠は大変になります
上手く機能すればフリーチェーンで相手のカードを全て除外する強烈な除去カードとなりますが
その為には状況に合わせたエクシーズ2体と融合1体を除外しなければなりません。
前述した例と同じお互いの場と手札のカード合計数が10枚の場合、
相手の場にレベル4のモンスターがいない場合には式が成立しなかったりもするので
必ず発動が狙えるわけでもありません。
お互いのカード枚数合計と相手の場にいるモンスターのレベルを常に意識しつつ
状況に応じたエクシーズ2体と融合1体を除外していく必要があります。
また1度効果を発動する度にエクストラデッキを3枚除外する必要があります。
対応する状況を高めようとするとエクシーズと融合の組み合わせを複数用意する必要があり
エクストラデッキの枠はこのカードの活用に特化する事になるでしょう。
その為にエクストラデッキに依存しないデッキで活用するのが望ましいです。
なおその効果の特性上相手の場に特定のレベルがいると決め打ちするのであれば
エクストラデッキに用意するモンスターも限定させる事ができます。
例えば相手がレベル4のモンスターを使うと踏んでいるのであれば
ランク1エクシーズとレベル3融合、ランク2エクシーズとレベル2融合、
ランク3エクシーズとレベル1融合の3セットをエクストラデッキに用意しておけば
それぞれ場と手札の合計枚数が5枚、6枚、7枚の場合に発動可能です。
レベル3のモンスターの場合のセットも用意しておけば発動機会は結構多いでしょう。
壊獣などを送り付けて特定のレベルのモンスターを強引に用意する手もあります。
オススメは「粘糸壊獣クモグス」あたりのレベル7の壊獣で
お互いの場と手札の合計枚数が8枚~13枚の範囲まで
エクストラデッキの組み合わせで除外可能となります。
とはいえ組み合わせを用意できるのは最大で5セットなので
実際には8~12枚あたりの範囲で用意しておくのがいいでしょう。
ちなみにこのカードが発表された1月14日は
大学入学共通テストの2日目で数学の項目もあります。
遊戯王でも数学からは逃げられません。